『しまこカフェ』があるのは、レトロでおしゃれなお店が立ち並ぶ中崎町。Osaka Metro「中崎町駅」から徒歩2分ほどで到着します。
黄色に塗られた外壁とイラストに和みつつ、木の扉を開けて中に入りましょう。
店主の「大好き」が詰まったお店
こうさきしまこさんが『しまこカフェ』をオープンしたのは、2018年3月のこと。それまでは自宅を開放して教室を主宰しており、講座の後に生徒さんにお出ししていたシフォンケーキとコーヒーが好評だったことから、実店舗オープンへと至りました。
インテリアはすべてしまこさんのセレクト。「温かみのあるナチュラルな雰囲気が好きで」との言葉通り、木の素材感を大切にしたやわらかな空間に仕上げています。ふぅっとひと息つきたいときに、そっと寄り添ってくれそうですね。
自慢のシフォンケーキを召し上がれ
『しまこカフェ』の名物といえば、ひとり1台のシフォンケーキ。もともと講座の後に出していたのは一般的な大きさのシフォンケーキでしたが、カフェをするにあたって、大きなケーキを切り分けるよりも、ひとり1台丸ごと提供するほうが、ケーキが乾燥しにくくていいのではと考えてのことでした。
シフォンケーキの上には、たっぷりのクリームとフルーツをトッピングし、おうちクッキーをちょこんとのせるのが『しまこカフェ』スタイル。「シフォンプレート」と名付けられています。
こちらは、クリスマスまでの限定だったシフォンプレート「ベリー」。あまおういちごとブルーベリー、雪の結晶を象ったホワイトチョコと、おなじみのおうちクッキーがちょこん。なんというかわいらしさでしょう……!
トッピングの種類は、定番の「バナナ」を除いて季節によって随時変わり、常時3、4種類がメニューに並びます。
ほどよいサイズなので、ひとりでも問題なく食べられます。
友人と別トッピングをひとつずつ頼んでシェアするのもいいですが、こちらのケーキはなんだかひとり占めしたい! 独占欲がくすぐられるシフォンケーキです。
フォークを入れると、驚きのむっちり感。ふかふかというよりも、水分をたっぷり含んだような、むちっとした弾力にうれしい意外性を感じます。
口に入れると、フォークを入れたときのむっちり感とはうらはらに、しっとりとしながらも、ふわしゅわっと溶けていくよう。卵の風味が鼻から抜けつつ、あっさりとした後口も楽しめます。この軽やかな味の秘密は、甘さ控えめかつ生地に牛乳やバターを使っていないこと。雑味のない素朴な味わいが口いっぱいに広がります。
おうちクッキーもかなり甘さ控えめで、固めのカリカリとした食感も◎。しっとり、ふわしゅわ、果汁でジューシー、クッキーでカリコリと、ひと皿でいろんな食感が弾けます。
また、生豆で仕入れ自家焙煎したコーヒー豆を使用し、ハンドドリップで丁寧に淹れる「しまこブレンドコーヒー」(単品なら450円)も、『しまこカフェ』自慢のメニュー。コーヒー嫌いだったしまこさんもトリコになった、すっきり爽やか、ミルクなしでも断然おいしい一杯です。
オリジナルグッズにも胸キュン
『しまこカフェ』ならではのオリジナルグッズもご紹介。おうちクッキーとシフォンケーキをそのまま小さくしたような、こちらのキーホルダーは胸が高鳴るかわいらしさ!
こちらまでにっこりしちゃいそうなオリジナルブローチも。ほかに、おうちをモチーフにしたキャンドルもあります。
シフォンケーキを輪切りにし、低温で焼き上げた「シフォンラスク」はお持ち帰りにぜひ。お店で食べるしっとりふわしゅわのシフォンとはまた異なる、サクサク軽やかな食感が楽しめます。右側のプレーン味はお砂糖とシナモンをまぶし、左側のショコラ味にはお砂糖のみをまぶしています。
幸せの味をたしかめに来て
しまこさんおひとりで営業していることもあって、フードメニューは「シフォンプレート」のみといういさぎよさ。とはいえ、飽きのこない素朴なケーキはいろんなフルーツとの相性がよく、何度も足を運びあれもこれもと試す人が後を絶ちません。
丁寧につくられたおいしいケーキと、生豆からじっくり選び丁寧に淹れたコーヒー。幸せのカフェタイムがここにあります。
- こだわりのカフェが大好き
- 甘いものに目がない
- メルヘンな世界観が好き
そんな人にオススメ! シフォンが叶えるおいしいひと時を、お楽しみあれ。