猫の里親になるために必要なことなどをまとめました。新しい飼い主との出会いを待っている猫と出会えたらいいですね。
里親になるための条件
里親になるには団体によって条件は異なりますが、以下のような基準を設けているところが多いです。また単身者や高齢者、6歳以下の子供がいる場合は譲渡してもらえないケースがほとんどです。
・完全室内飼いができる
・ペット可の住宅に住んでいる
・不妊・去勢手術をする
・家族全員の同意を得ている
・最後まで愛情を持って接することができる
・身分証明書が提示できる など
猫の里親になるには?
保健所や動物愛護センター、NPO法人、ボランティアなどのもとで保護されている猫の里親になるには以下のような方法があります。
譲渡会
飼い主不明で保護された猫や飼えなくなって引き取られた猫を新しい飼い主に譲渡する会です。
基本的に屋内で開催され、猫はケージに入っています。
それぞれの猫のケージ近くには猫の保護主がいますので、お願いすれば触らせてもらえたり、抱っこさせてもらえたりできます。
事前申し込み制のところもあるので、確認してから出かけてくださいね。
掲示板
「猫 里親 掲示板」で検索すると、たくさんの里親募集サイトが出てきます。直接譲渡会場へ出向かなくても、いつでもお気に入りの猫を探すことができます。
掲示板によって里親になる条件が異なりますので、よく確認してください。
動物病院
動物病院でも「猫の里親募集」を行っているところがあります。
猫を保護した人が動物病院に連れて行ったけれど自分では飼えないので、里親募集のチラシを作って貼ってもらったり、病院によっては猫の保護団体などと提携して里親探しに協力したりと、さまざまなケースがあります。
もしチラシを見てビビッときたら、動物病院に問い合わせてみてください。
保護猫カフェ
保護された猫たちが一時的に暮らすオープンシェルターです。
里親を募集するのと、猫カフェと同じように猫を飼えない人たちに猫と触れ合ってもらえる場を提供するのを目的としています。
猫たちと直接触れ合うことができるのが魅力ですね。
お気に入りの子が見つかったらお店の人に相談してください。
譲渡にかかる費用
保護される間に受けたワクチンやウィルス検査などの医療費を譲渡費として払うのがほとんどです(費用は保護団体によってまちまちです)。また猫を届けた際にかかった交通費なども必要となります。
トライアル期間って?
猫が新しい家や家族に慣れるかどうか、正式譲渡する前に猫と里親が実際に暮らしてみる期間のことです。
期間はだいたい1週間〜1ヶ月で、もしこの期間に猫が里親に慣れず、譲渡に問題が起きた場合は里親を断念せざるを得ないこともあります。
トライアルスタートまでにトイレや食器、キャリーバッグ、ケージ、ベッド、おもちゃ、爪研ぎなどを用意しましょう。
保護猫の正式譲渡までの流れ
保護団体よって異なる場合がありますが、大体のところは下記のような進め方になります。
(1)譲渡条件の確認
(2)里親に申し込む(アンケートの記入)
(3)猫と面会(保護猫カフェの場合は数回来店の必要があるところも)
(4)保護主やお店の人と面談&説明
(5)トライアル
(6)譲渡費の支払い
(7)正式譲渡
保護猫カフェに行ってみよう
実際に猫と触れ合える保護猫カフェは、家族の一員として迎えたい猫を探すのにぴったりの場所です。
“2022年2月22日までに日本の猫の殺処分をゼロに。”をテーマに保護猫に関わるさまざまな事業を行う『NECO REPUBLIC(ネコリパブリック)』では、大阪・心斎橋に『ねこ浴場&ねこ旅籠』を展開しています。
『ねこ浴場』には約18匹の猫がいて、店内で思い思いにくつろいでいます。猫銭湯の壁には富士山や鶴などが描かれていて、富士山に登った猫や鶴の背中に乗って飛んでいるような姿を撮影することもできます。
畳のフロアで寝転びながら、かわいい猫たちに癒されてくださいね。
また『ねこ浴場』に隣接する宿泊スペース『ねこ旅籠』では、江戸時代の旅籠をイメージした空間で猫たちを眺めながらゆったりと過ごせます。
『ねこ浴場&ねこ旅籠』の猫は全員保護猫で、新しい飼い主を待っています。
■アクセス:Osaka Metro「長堀橋駅」から徒歩2分、「心斎橋駅」から徒歩9分
■営業時間:ねこ浴場(カフェ)12:00〜20:00 ねこ旅籠(宿泊)チェックイン15:00、チェックアウト10:00
■定休日:なし
■電話番号:06-4708-3889
■https://www.neco-republic.jp/necoyokujo/
まとめ
猫の里親になるにはさまざまな方法があり、条件は保護団体よって違います。保護された猫が一匹でも幸せになるように、もし猫を迎えたいと思ったら里親になることも視野にいれてみてくださいね。