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気取らず、主張しすぎず、地味すぎない、どこか素朴で温もりのある木製雑貨。
暮らしの中にそっと添えておくだけで、日々の生活にレトロでクリエイティブな趣が加わります。
今回はヴィンテージ感たっぷりの古道具のような木製ブックスタンドを、100均アイテムとホームセンターの金具を組み合わせて作ってみましょう。
材料は「まな板」と「金具」!
材料として使ったのがこちらのアイテム。
- 桐まな板
- 「桐箱」のフタ
- 金具(U字ボルト、リジットタイ)
桐まな板と桐箱は100円ショップで、2種類の金具はホームセンターで購入しました。
材料の中でもちょっと珍しいのが「リジットタイ」というこちらの金具。
アメリカの『シンプソン』というメーカーが作っている金属パーツで、2×4材(木材)にねじ留めするだけで、木材同士をさまざまな形に接続することができる金具です。
いろいろなタイプの接続パーツがありますので、ご興味のある方はぜひ調べてみて下さい。
穴開け&ネジ止めだけでOK!ブックスタンドの作り方
1.材料をペイントする
まな板と桐箱のフタ、U字ボルト、リジットタイをそれぞれペイントします。
木材は「オールドウッドワックス」のチークとウォルナット2色を使って古材風にペイントし、U字ボルトは付属のナットも含め「ミルクペイント」のインクブラックで塗り上げます。
リジットタイは「アイアンペイント」のブロンズグリーンで全体を塗った後、「オールドウッドワックス」を所々に付着させて「錆び」の風合いをプラスしました。
2.まな板に穴をあけ、U字ボルトを差し込む
まな板にU字ボルトを差し込む穴をあけます。
まな板の左側に2本のU字ボルトを立てるイメージで、ボルトの先がぴったりと穴に入るよう位置決めします。
電動ドライバーを使って穴を開けますが、ドリルビットはボルトの径よりφ1mmほど大きめのものを使うのがポイントです。
4つの穴をあけたらU字ボルトを垂直に差し込み、先端がまな板の裏側に5mmほど貫通するよう押し込みます。
貫通して突き出したU字ボルトの先端に、付属のナットをねじ込みます。
固定した4つのナットがブックスタンドの「脚」になりますが、このままではバランスが悪く不安定になってしまうので、余ったナットをまな板の裏面四隅に接着して全体のバランスをとります。
3.金具と桐箱のフタを取り付ける
リジットタイ金具の片面に桐箱のフタをネジ止めし、ブックスタンド本体に固定すれば完成。
ナットの脚を付けることで、ブックスタンドの台座が少し浮いて見えるところがアイデアポイントです。
おしゃれな”見せる”ブックスタンド
台座に取り付けられた2本のスタンドが、本をしっかりとホールド。
奥側のスタンドに本を正面向きに置くことで、表紙を見せて立てかけることができます。
手前のスペースに小物を飾れば、雰囲気のあるディスプレイが完成です。
雑貨のレイアウトステージとして使ってみるのもおすすめ。
水性ステインとはまた違った、ワックスならではのオールドブラウンが味わい深いコントラストを表現してくれます。
コンパクトなので移動もラクラク!おしゃれなディスプレイコーナーを手軽に楽しむことができます。
ユニークな組み合わせリメイク
「まな板」と「ボルト」という、全く関連性のないもの同士を組み合わせることで、おしゃれな木製ブックスタンドを作ることができました。
他にも様々なアイテムを組み合わせることで、思わぬアイデアがうまれるかもしれませんね。
みなさんもオリジナリティーあふれるユニークな「組み合わせリメイク」を楽しんでみて下さい!