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木製カトラリーの魅力
食卓の上にあるだけで気持ちが和む、木製のスプーンやお皿などの食器。手に馴染む滑らかな質感、なだらかだったりコロンとした温かみのあるフォルム。小さいながら、その空間をまるでカフェのように演出してれる、存在感バッチリの食器たち。
その可愛さだけでなく、その魅力や使いたい理由をご紹介します。
自然素材の優しさ
天然木から作られる木製のスプーンやフォークは、自然の木目や材色の濃淡がそのまま生かされた温かみのある風合いが魅力のひとつ。木の種類によって差はありますが、使うほど現れる経年変化も、自然素材ならではで愛着が湧きます。
またすべすべとした質感は手に馴染み、いつまでも握っていたいような優しさです。
軽くて割れにくい
ガラスや陶器のスプーンや器と比べて軽く、落としても割れにくいのも木製の食器の強みです。特にお子さんに持たせておくのも安心感がありますよね。
熱を伝えにくい
木材は熱を伝えにくい特性のため、「熱伝導」が少ないという特徴があります。
アツアツのスープや煮込み料理を食べるときには、木製のスプーンが熱を和らげてくれて食べやすく、ひんやりとしたアイスクリームを食べるときにも唇に触れる部分が冷たくならないなどの嬉しい特徴があります。
木製スプーンや食器のお手入れ
木製スプーンやフォーク、バターナイフ、器など、一度集めだすとその可愛さについ色々と揃えたくなってしまうかもしれません。ただ、お手入れが難しいかもしれない、という理由で諦めている人もいるのでは。
実はそこまで難しくない上、ポイントさえ抑えてきちんとメンテナンスしていれば長持ちします。
水や急激な温度変化を避ける
木材なので、やはり水や温度変化には弱い傾向があります。
具体的にどういったことを気を付ければいいのでしょうか。NGな扱い方をいくつか紹介します。
・長い時間の浸け置き
食器洗いでやりがちなシンクなどでの、「浸け置き」はNG。長時間水に浸けて置くと木材が水を吸い込み変形やカビの原因になったり、その後乾燥する際にひび割れの原因になったりします。
・食洗器や電子レンジ
繊細な作りの木製の食器を、食洗器に入れようとする人は少ないかもしれませんがこちらもNG。
木材自体が持つ水分が原因となり、熱湯や電子レンジの高温によって熱が膨張し、塗装が剥がれたり、歪みや反りが出てしまうことがあるのです。
ただ仕上げの塗装方法や、生産者の作り方などによっては食洗器や電子レンジの使用が可能なものも。ラベルに書いてあることもありますが、購入したお店や取扱説明書もチェックしてみて。
・冷蔵庫での保管
木材は急激な温度変化に弱いこと、また冷蔵庫の中の冷たい空気はとても乾燥しているため、こちらも変形や塗装が剥がれてしまうことがあるそうです。
油ものは避けた方が◎
木製の器に料理を乗せるときの注意点ですが、木材の性質上、油分を吸収するので油たっぷりの料理は避けましょう。シミの原因になります。
ガラス製など別の器に入れて木製の器はトレーのように使うと、見栄えもよくカフェのプレートランチらしくなりますよ。
洗うときは優しく
陶器やガラスの食器と同じように、スポンジと食器用洗剤で洗うことができます。
ただゴシゴシ力任せにタワシなどでこすると傷付きやすいので、スポンジや指先で優しく洗ってあげましょう。
洗った後に、できれば風通しのいいところでしっかり乾かすことをお忘れなく。
オイルでメンテナンスを
買ったときよりツヤが無くなってきた、表面が白っぽいと感じたら、オイルでお手入れをするタイミングです。
オリーブオイルやえごま油などの食用オイルでOK!適量をスプーンや器に乗せ、キッチンペーパーで伸ばすように磨きます。ツヤ感が復活し、また引き続き長く使えるようになります。
木製カトラリーの種類
木製食器の中でも特に人気のカトラリーには、サイズや用途など豊富な種類があります。
スプーン
大きさによって用途が異なりますが、熱を伝えにくい特徴のおかげで熱い料理にも適しています。
大きいものだと、中華用のレンゲやシチューやカレー用としても使えます。また冷たさも伝えにくいので、小さいスプーンはアイスクリームにも。スプーンの窪み部分が浅く、まるでヘラのようなものは、ヨーグルトやジャムをすくうのにピッタリです。
サラダサーバー
大きめサイズのサラダサーバーも木製だと軽くて、洗練された印象を演出することができます。サラダは、木材が苦手な油や水分も多用していないので、サラダサーバー自体にほぼ負担なく長持ちさせることができそうです。
木製の器を主役に
カトラリーで木製食器の魅力に気付いたら、器やお皿まで手に入れたくなりますよね。
カトラリーと同じく、天然素材ならではの温かさが魅力のひとつ。器やお皿の場合は、盛り付ける料理がなぜかより美味しそうに見えるというメリットも。
しかも木材の面積が大きい分目立つので、食卓の主役としてテーブルを演出できます。
使い方としては、小さめのボウルには朝食のシリアルやヨーグルト、そして味噌汁に。大きなボウルにはサラダなど皆でシェアするような料理に向いています。
またお皿やプレートはおかずを少しずつ並べて、カフェのワンプレートランチのようにすると、木製食器ならではの良さが強調されます。
持ち歩いてエコに貢献
木製の食器類は軽いので、マイスプーンやフォークとして持ち歩くのもおすすめ!
使い心地がいい食器を持ち歩き、外食でもお気に入りを使えるのはもちろん、使い捨てのお箸などを選ばないことでサスティナブル(持続可能)な取り組みにも繋がります。
まとめ
木製のスプーンやフォーク、器など食器の魅力をご紹介しました。
一度ハマると、見かけるたびについ手に取ってしまうほど魅力たっぷりな天然素材の食器たち。メンテナンスを行いながら使ううち愛着が湧き、物を大切に扱う気持ちが生まれるのも木製食器の良さではないでしょうか。