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猫好き必見!肉球・しっぽ・ヒゲ袋……猫ちゃんの部位を徹底解剖!

猫好き必見!肉球・しっぽ・ヒゲ袋……猫ちゃんの部位を徹底解剖!

明るさによって瞳孔の大きさが変わる美しい目やプニプニの肉球、つい触りたくなるウィスカーパッドなど、猫には魅力的な部位がいっぱい!今回は猫のキュートな部位を徹底解剖します。あなたはどの部位が好きですか?

猫の部位にはそれぞれに名前があるのをご存知でしょうか?今回は、部位の名前やその役割を詳しく紹介します。

房毛(ふさげ)

猫の房毛

耳の先にピンと生えている短い毛のこと。長さは1mm〜5mmほどで、20,000ヘルツを超える超音波を聞き分けるのに役立っているそうです。
オオヤマネコやカラカルなどの野生の猫は、フサフサとしたとても立派な房毛を持っています。

ヒゲ(触毛)

猫のヒゲ

猫のヒゲは鼻下のウィスカーパッド(ヒゲ袋)だけでなく、目の上や左右の頬など顔だけでも5ヶ所から約60本の毛が生えています。
毛の根元には神経が集中していて、触覚はもちろん、かすかに感じる空気の変化も敏感に感じ取ることができます。
狭い場所を通れるか判断する、獲物のニオイを察知する、目を保護するなどの役割もあります。

猫のヒゲの名称

・眉上毛(びじょうもう)
目の上に生えている長い毛のこと。

・頬骨毛(きょうこつもう)
目の横下に1、2本生えている毛のこと。頬骨毛が生えていない猫もいるそう。

・上唇毛(じょうしんもう)
ウィスカーパッドから生えているヒゲのこと。左右合わせて24本生えているそうです。

・下唇毛(かしんもう)
顎の下に生えている毛のこと。

・口角毛(こうかくもう)
上唇毛の上に1、2本生えている短い毛のこと。

猫の目

猫は夜行性動物なので、暗闇でもモノがよく見えます。
網膜の裏側に「タペタム」という反射板があり、目に入ってきた光を反射させて光量を増幅しています。だから夜の猫の目はキラリと光って見えるのですね。
視力は人間の1/10程度で視力自体は良くはありませんが、動体視力は高く、50m先の対象物の動きもしっかりと捉えているそうです。
人間よりも広い視野を持ち、斜め後ろもちゃんと見えているんですよ。
瞳の虹彩はグリーンやヘーゼル、イエロー、ブルーなどがあります。

ウィスカーパッド(ヒゲ袋)

ウィスカーパッド

ウィスカーパッドは「ヒゲ袋」ともいい、「ω」の形になっている膨らんだ部分のところです。
主に筋肉でできており、自由自在にヒゲを動かすことができます。
うれしい時や機嫌が悪い時など、ヒゲで感情を表せるのは「ウィスカーパッド」のおかげなんですね。
オスの方がメスよりも大きく、興奮するとぷくっと膨らみます。
繊細な部分なので、かわいくてもあまりしつこく触るのはやめましょう。

猫の舌

猫の舌はザラザラとしていて、ご飯を上手にすくい上げたり、肉を骨からそぎ落としたりとさまざまな役割があります。
このザラザラは「糸状乳頭(しじょうにゅうとう)」と呼ばれる細かな突起物が密集したもの。
毛づくろいをするのにも役立ちます。
甘みは感じないものの、苦さや酸っぱさには敏感です。
ちなみのクッキーの「ラングドシャ」(フランス語でLangue de chat)は「猫の舌」という意味で、形状が猫の舌に似ていることからこの名前がつきました。

肉球

肉球

プニプニとした感触で、みんなが大好きな猫の肉球。脂肪と弾性繊維でできており、厚さは1mmほど。
前足と後ろ足では肉球の数や形が異なり、部位ごとにも呼称があります。
クッションや滑り止め、足音を消すなどの役割があります。
肉球の色や温度で病気のサインがわかることも!

前足

・指球(しきゅう)
前足の指の根元にある小さな5つの肉球のこと。

・手根球(しゅこんきゅう)
前足にしかない肉球。地面と接することがない位置にある。

・掌球(しょうきゅう)
手のひらに存在する一番大きな肉球のこと。

後ろ足

・趾球(しきゅう)
後ろ足の指の根元にある小さな肉球のこと。後ろ足には4本の指があります。

・足底球(そくていきゅう)
手のひらに存在する一番大きな肉球のこと。

プライモーディアルポーチ

プライモーディアルポーチ

猫のお腹部分のたるんでいるように見える皮の部分を「プライモーディアルポーチ」と呼びます。
お腹を守るためや後ろ足を最大限に動かすため、餌をたくさん食べるためなどの仮説があります。

しっぽ

猫のしっぽ

感情と密接に連動している猫のしっぽ。
ピンと立てたり揺らしたり、毛を逆立てたりと、猫のしっぽの動きはとてもユニークですよね。
体のバランスをとったり、マーキングや気持ちを伝えたりする役割があります。
しっぽから“猫の今の気持ち”を察することができます。
ポンポンのように丸まった「ボブテイル」やしっぽの曲がった「尾曲がり猫」のように、特殊なしっぽの形をした猫もいます。

まとめ

普段よく見ている猫の部位にもちゃんとした名前や役割があるのですね。あまり触ると嫌がられますので、そっと触れるようにしましょう。


ライター

岩本 光世

黒猫、キジトラ白、サビの猫3匹と暮らすフリーライター。愛猫との生活をもっと楽しくするような記事や季節のおでかけ情報をお届けします。

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