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結婚式に招待された場合のご祝儀の金額は?
結婚の知らせを聞くと嬉しくなりますが、「お祝いはどうすればいいの?」、「マナーは?」と不安になる面もあるかもしれません。
結婚式に招待されたのか、結婚の報告を受けただけなのかで、お祝いの仕方とマナーは少し変わってきます。
まず、結婚式に招待された場合から見ていきましょう。
結婚式に招待されたら、ご祝儀を持参して出席します。結婚式に出席することでお祝いの気持ちを表し、持参したご祝儀にもお祝いの気持ちを込めます。
ご祝儀の金額は、誰へのご祝儀なのかで異なるので、一律のものではありません。
一般的な目安となる金額は、友人なら30,000円、上司へは30,000円、部下へは30,000円~50,000円が相場で、親族では50,000円~100,000円と言われています。
ご祝儀は割り切れない奇数が基本と言われていますが、8は末広がりの意味を持つので80,000円はOKとされています。
一方、9は「苦」を連想するので、奇数ですが避けた方がよいでしょう。
お金がピンチ!ご祝儀を減らしてもいい?
友人の結婚ラッシュを迎えていたり、他の出費と重なってしまったりして、「お金がピンチ!」ということもあるかもしれません。
結婚式には出席するけれど、ご祝儀を少し減らしてどうにか乗り切りたい……と考えるなら注意が必要です。
結婚式に出席すると、料理や飲物が出されます。新郎新婦は引き出物や引き菓子なども用意しており、これらには費用がかかっています。
『ゼクシィ結婚トレンド調査2020』によると、料理と飲物代は平均19,300円、この金額には引き出物代や引き菓子代は含まれていません。
お金がピンチだからとご祝儀を10,000円にすると、料理と飲み物代の半分ほどしか払っていないことになり、お祝いの気持ちを包むどころか新郎新婦の負担を大きくしてしまいます。
ゲストとして出席するなら、実費相当分にお祝いの気持ちをプラスした金額を包むのがマナーなので注意しましょう。
結婚式を挙げないならご祝儀はいくら?
それでは、結婚の報告はあったけれど結婚式は挙げない、もしくは中止になったという場合はどうしたらよいか見ていきましょう。
ご祝儀やプレゼントは10,000円が目安
結婚式は挙げない、もしくは中止になった場合も、お祝いしたい気持ちをご祝儀やプレゼントで贈ります。
金額の目安は10,000円。
プレゼントを贈る場合、リクエストを聞いておくと失敗がありません。いくつか商品をピックアップしておいて、どれが欲しい?と聞くのもよいですよ。プレゼントの場合は以下のようなものが人気です。
●食器
夫婦となった記念になるペア食器や、来客が増えるタイミングなので少し高価な食器なども人気。
●調理器具・家電
自分で買うには少し高価な鍋や、慣れない調理を助けてくれる圧力鍋やフードプロセッサー、コーヒーメーカーなども人気。
ポータブルスピーカーや加湿器なども喜ばれます。高価なものを贈りたいということなら、友人と一緒に贈るのもおすすめ。
●日用品
タオルやスリッパ、写真立てなども定番のギフト。消耗品であるタオルやスリッパは、他の人からのプレゼントとかぶってしまっても出番を迎える日が来ます。リクエストを聞けない場合などにおすすめ。
自分の結婚式でご祝儀をもらっている場合は?
自分の結婚式でご祝儀をもらったけれど、友人は結婚式を挙げないという場合はお祝いの仕方に悩むかもしれません。
このような場合も、10,000円を目安としたご祝儀やプレゼントで大丈夫です。
先ほども触れたように、結婚式では料理や引出物に費用がかかっています。結婚式を挙げないならこれらの費用はかかっていないので、10,000円を目安に考えるとよいですよ。
急遽欠席する場合のご祝儀は?
出席予定だったけれど、やむを得ない事情で急遽欠席しなければいけないこともあるかもしれません。
この場合は、包む予定だった金額をそのまま包むのがマナーです。
出席予定だったということは、ゲストの人数にカウントされていたということ。料理や飲物なども手配されていたはずです。欠席したからとご祝儀を減らしてしまうと、キャンセル料を新郎新婦が負担することになります。
欠席の理由がやむを得ない事情だったとしても、せっかくの結婚式に水を差すようなことは避けたいですね。
結婚式を挙げないならご祝儀はいつ渡す?
結婚式に出席するなら、受付でご祝儀を渡すので心配はありませんが、結婚式を挙げない場合はいつ渡すとよいのか気になるところです。
正式なマナーでは、大安や先勝などの吉日の午前中に、相手の自宅に伺って手渡します。
けれど、今では正式なマナーを重視せず、結婚報告を受けてから1ヶ月以内に渡すのが一般的です。直接渡すのか郵送なのかも特に重視はされていません。
遅くなり過ぎないようにだけ注意しましょう。
まとめ
結婚の報告を受けたら気になるご祝儀問題。誰へのご祝儀なのかだけでなく、結婚式を挙げるのか挙げないのかでも包む金額は変わってきます。
新郎新婦に負担をかけたり、「非常識!」と思われたりしないよう気をつけたいですね。
心からのおめでとうをご祝儀やプレゼントに込めて、喜んでもらえるお祝いをしましょう。