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「DIYに興味はあるけど、釘を打ったり木を切ったり、大掛かりなことはできない」。
そんな方は、ステンシルにチャレンジしてみませんか?
ステンシルは絵の具と型さえあれば、様々なアイテムをオリジナルのおしゃれなデザインに変化させられます。
準備も簡単! 机の上でもできる手軽さもステンシルの魅力です。
ステンシルの基本のやり方や、上手に仕上げるポイントについてご紹介します。
ステンシルとは?
ステンシルとは、木材や布などにデザインを模写する方法のひとつです。
難しい技術も高価な道具も必要ないため、プチDIYとして楽しむ方も多いようです。
基本はデザインが切り取られたシートを、木や布など転写したい対象物の上に置き、塗料を塗ります。すると、シートがない部分にだけ色がつき、シートで切り取ったデザインが転写できるというものです。
「転写をする」という意味では、ハンコや版画もステンシルの一種だと言えます。
実際にこれらはステンシル材料というカテゴリで販売されている場合もあります。
ステンシルの基本のやり方
ステンシルの基本は、以下の3ステップ。
1. デザインが切り取られたシートを準備
2. ステンシルしたいものにペタリ
3. 上から絵の具を塗る
必要な材料も踏まえて、詳しいやり方を見てみましょう。
必要な道具は100均でも入手可能
まず、ステンシルに必要な基本の道具をご紹介。
・ステンシルシート
・絵の具
・セロハンテープ
・ハケ or スポンジ
いずれも100円ショップ等で手に入ります。
ステンシルシートは好みのデザインが市販で見つからない場合、A4サイズのクリアファイルなどをくり抜いて作ってもOK!
絵の具は今回はアクリル絵の具ですが、布にステンシルをするなら布専用の絵の具の方が、きれいに仕上がります。
ハケとスポンジはどちらを使ってもOK。グラデーションを作ったり、柔らかな風合いが良ければスポンジを、きれいに均一に塗りたいならハケをおすすめします。
ステンシルスタート!
まずはステンシルシートを転写したい対象物に貼ります。
ズレないように、セロハンテープでしっかり固定するのが大切!
対象物とシートの間に隙間ができていないかを確認して、絵の具を塗っていきます。
絵の具が完全に乾いたら、シートをゆっくりと剥がして完成です。
とても簡単に、きれいなデザインが転写できました。
ステンシルDIYアレンジ実例
ステンシルは木材以外にもできます。
DIYでよく見かけるのが、布や文房具、空き缶にステンシルをしたものです。
基本のやり方は木材にステンシルをする場合と同じですが、それぞれに注意点があります。
布にステンシル
Tシャツやバッグなどの布にステンシルをする場合は、セロハンテープではステンシルシートが貼りつきにくいため、洗い流せるタイプの布用のりや、洗濯バサミ等で留めると良いですよ。
また、使用する絵の具も布専用のものがおすすめ。ムラが出にくく、洗濯をしても絵の具のひび割れが出にくくなります。やり方は木材に行う場合と同じ要領で塗ればOKです。
ノートや手帳にステンシル
毎日持ち歩くノートや手帳類といった文房具。オリジナルのお気に入りデザインなら、取り出したときの気分も上がるのではないでしょうか。
ノートや手帳などの紙類も、ステンシルシートをセロハンテープでとめるのはおすすめできません。セロハンテープを剥がす際に、一緒に紙部分を破いてしまう可能性があるので、クリップや洗濯バサミを使いましょう。
空き缶にステンシル
トマト缶やドリンクの空き缶にステンシルをすれば、オリジナルの小物入れや植木鉢が作れます。
空き缶は塗装も簡単。空き缶本来の無骨な雰囲気が活きた、とてもおしゃれな仕上がりになります。ステンシル初心者の方の応用編としてもチャレンジしやすいでしょう。
ただし、ケガには要注意。空き缶のフチで手を切ることがないよう、フチはしっかりペンチで潰しておいてください。
ステンシルを上手に仕上げるコツ
ステンシルは失敗もほとんどない、簡単なDIYです。
それでもときにはシートの隙間に絵の具が入り込んで、輪郭が歪んでしまったり、塗り漏れが出たりしてしまいます。
とにかくシートをきっちり貼って、隙間をなくすようにしましょう。
また、色ムラができてしまう方は、黒や茶色、紫など濃い色を使うのがおすすめ。薄い色はどうしても重ねた部分が目立ってしまうため、色ムラができやすくなってしまいます。
まとめ
ステンシルはとても簡単にでき、材料費もほとんどかかりません。家にある小物や家具、布類や文房具など、ちょっとイメージチェンジさせたいという時に試してほしいDIYアレンジです。
ぜひ、ステンシルにチャレンジしてオリジナルデザインのアイテムを作ってみてください!