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今回の記事では「着物で行きたい、インスタ映えする京都の名所」をご紹介します。
それぞれの名所が生み出すフォトジェニックな風景は、京都観光の思い出として撮影するのにぴったり。
「景色のみを写す」「着物姿を自撮り」などいろいろな選択肢が選べる京都の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
1. カラフル&フォトジェニック!「八坂庚申堂」
「八坂庚申堂(やさかこうしんどう)」は、「清水寺」や「高台寺」など有名な神社仏閣が集まる、東山エリアに位置するお寺。
境内が見えてくるとひときわ目を引くのが、何重にも連なるカラフルな「くくり猿」です。
こちらは「欲をひとつ我慢すると願いが叶う」という、「八坂庚申堂」の不思議なお守り。
色とりどりのお猿さんたちがお堂に吊るされているこの光景は、華やかな着物での撮影に向いています。
訪れた際は写真を撮るだけでなく、自分でもひとつ「くくり猿」を納めてみるといいかもしれません。
【拝観料】無料
【スポット情報】
■住所:京都府京都市東山区金園町390(MAP)
■http://www.yasakakousinndou.sakura.ne.jp/
※営業時間と定休日は公式HPでご確認ください。
2. 京都らしい街並みが残る「二寧坂(二年坂)」
京都観光の定番である「清水寺」の参道「二寧坂(二年坂)」(京都府京都市東山区桝屋町清水)。緩やかな石畳と伝統的な建物によって京都らしい風情が漂うスポットです。1つ目に紹介した「八坂庚申堂」も近いので、街歩きを楽しみながらとっておきの1枚を収めてみては? 「八坂庚申堂」から「二寧坂(二年坂)」へ向かう道中、「八坂の塔」をバックにしたアングルでの撮影がおすすめですよ。
【スポット情報】
■住所:京都府京都市東山区桝屋町清水2(MAP)
3. レトロな着物で訪れたい「南禅寺」
季節を彩る桜や紅葉と、どっしりそびえる「三門」の共演が素晴らしい「南禅寺」。
京都の名刹として知られるこちらの寺院に、異国情緒あふれる建築物「水路閣(すいろかく)」があるのをご存知でしょうか。
この「水路閣」は琵琶湖の水を京都に引く際、その水路として造られたというアーチ橋。
少し色あせた赤レンガと、古代ローマを思わせるレトロな橋の組み合わせは、思わず写真に収めたくなる光景です。
時代を感じるこちらの場所には色鮮やかな現代風の着物よりも、レトロな色柄の着物の方が、きっと似合うことでしょう。
【拝観料】
方丈庭園:大人600円、高校生500円、小中学生400円
三門:大人600円、高校生500円、小中学生400円
南禅院:大人400円、高校生350円、小中学生250円
【スポット情報】
■住所:京都府京都市左京区南禅寺福地町(MAP)
■http://www.nanzen.net/
※営業時間と定休日は公式HPでご確認ください。
4. 見晴らしのいい景観に着物が映える「蹴上インクライン」
船を運航するために敷設された傾斜鉄道の跡地「蹴上インクライン」(京都市東山区東小物座町)。現在は廃線路となり自由に立ち入って撮影できることから、インスタ映えスポットとしても人気を集めています。着物で訪れればより一層フォトジェニックな1枚が撮影できるでしょう。
季節によって移り変わる景観にも注目を! 散策にも適している春は、路線の左右が満開の桜で縁取られてなんとも美しい景色が広がります。秋は紅葉、冬の雪景色もドラマチックですよ。3つ目に紹介した「南禅寺」が近いので、併せてチェックしてみてはいかがでしょうか。
【スポット情報】
■住所:京都府京都市東山区東小物座町339(MAP)
5. “うさぎ神社”として話題!「東天王 岡崎神社」
境内のあちこちにうさぎがいることから“うさぎ神社”として女性を中心に話題となっている「東天王 岡崎神社」(京都府京都市左京区岡崎東天王町)。
中でも特に人気なのがピンク色と白色の「うさぎみくじおまもり」。愛くるしいうさぎがズラリと並ぶ光景はまさにインスタ映えです。うさぎと同じ、ピンク色や白色の着物が合いそうですね。
「東天王 岡崎神社」は子授け・安産の神、そして縁結びの神として厚く信仰されている神社。うさぎ好きの方はもちろん、ご利益をいただきたいときにも訪れてみてはいかがでしょうか。
【参拝料】無料
【スポット情報】
■住所:京都府京都市左京区岡崎東天王町51(MAP)
■https://okazakijinja.jp/
※営業時間と定休日は公式HPでご確認ください。
6. 木々の緑×灯篭の赤のコントラストが美しい「貴船神社」
縁結びのご利益で有名な「貴船神社」(京都府京都市左京区鞍馬貴船町)は京都の北部、水と森に囲まれた自然豊かなロケーションにあります。参道の石段と両脇に並ぶ朱色の灯篭、そして青々とした木々が織り成す景観が実に風光明媚で、着物の美しさも際立つインスタ映えスポット。秋には紅葉、冬には幻想的な雪景色と、四季折々の表情も見もの。2022年4月30日(土)~5月4日(水)の日の入りから20:00までは「新緑ライトアップ」が予定されています。
訪れた際には、より神秘的な雰囲気に包まれている「奥宮」まで足を運んでみてはいかがでしょうか。また「貴船神社」といえば人気の「水占い」。水に浮かべることで文字が浮き出てくる珍しいおみくじもぜひ体験してみて。
【参拝料】無料
【スポット情報】
■住所:京都府京都市左京区鞍馬貴船町180(MAP)
■https://kifunejinja.jp/
※営業時間と定休日は公式HPでご確認ください。
7. 着物と襖絵のモダンな共演「青蓮院門跡」
2005年に発表されたモダンな襖絵をきっかけに、京都のインスタ映え寺院として話題を集める「青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)」。
襖をキャンバスとして描かれた大きな蓮はとても存在感があり、まさしく現代アートといった趣きです。
また「青蓮院門跡」では、丁寧に手入れされた庭園も見どころのひとつ。
部屋からゆっくり眺めるだけでなく、実際に庭園の中を歩いてみて、古くから続いてきた「日本庭園」というアートに触れてみるのも勉強になりそうです。
着物との共演ショットを狙うのなら、襖絵のそばはもちろん、庭園を臨む姿も絵になりますよ。
【拝観料】
大人500円、中高生400円、小学生200円
【スポット情報】
■住所:京都府京都市東山区粟田口三条坊町69-1(MAP)
■http://www.shorenin.com/
※営業時間と定休日は公式HPでご確認ください。
8. 猪目窓と色鮮やかな天井が美しい「正寿院」
茶畑の広がる京都府南部にある「正寿院(しょうじゅいん)」(京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上)は、ハート型の窓と天井が可愛らしいお寺。色鮮やかな着物がよく似合うスポットです。
ハート型の窓は「猪目窓(いのめまど)」と呼ばれていて、ハート型に類似した猪目をかたどった古来から伝わる日本伝統文様の一つ。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、「猪目窓」から四季の移ろいも楽しめます。
天井に並んでいるのは、160枚もの画。多くの日本画家協力のもと、花と日本の風景をテーマに描かれた画が天井を埋め尽くしています。「猪目窓」と「天井画」があるのは「正寿院」の客殿。女子旅はもちろん、カップルで「猪目窓」を愛でるのも素敵ですね。
【拝観料】
通常時600円(菓子付き)
【スポット情報】
■住所:京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149(MAP)
■http://shoujuin.boo.jp/
※営業時間と定休日は公式HPでご確認ください。
9. 京都らしさ×インスタ映えを狙うなら「竹林の小径」
「竹林の小径(ちくりんのこみち)」は国内外を問わず観光客から人気の高い、嵐山エリアのインスタ映えスポット。
道の両脇に青々とした竹が立ち並ぶ美しい景観は、着物姿での撮影にうってつけのロケーションです。
竹林の爽やかな空気を味わえば、そぞろ歩き中の身も心もよりいっそう弾むはず。
京都らしい和の空間を感じつつ、お気に入りの構図を探してみてくださいね。
【入場料】無料
【スポット情報】
■住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町(MAP)
10. 京友禅アートの並木道「キモノフォレスト」
嵐電「嵐山駅」の敷地内にあるアート作品「キモノフォレスト」。
京友禅でできたポールをいくつも並べることにより、「着物の森」と称するに相応しい風景が作り上げられました。
こちらの「キモノフォレスト」で、インスタ映えをお求めの方にイチオシなのが夜のシーン。
日没後から行われるライトアップにあわせて、昼とはまた違ったドラマチックな1枚を撮影してみてはいかがでしょうか。
【入場料】無料
【スポット情報】
■住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町20-2(MAP)
■https://www.kyotoarashiyama.jp/
※営業時間と定休日は公式HPでご確認ください。
京都でインスタ映えな着物旅を満喫しよう♪
着物姿で行動すると、人目はいつもより集まりやすくなります。
そのため散策中は「はんなり、華やか」をキーワードに、背筋を伸ばし、凛とした雰囲気を演出すると良いでしょう。
インスタ映えな京都の旅、素敵な着物と一緒に楽しんでみてくださいね。
※各スポットの新型コロナウイルス感染拡大予防対策については公式HPでご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉・密集・密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
※掲載している施設が営業時間短縮や臨時休業などの対応をされている場合があります。おでかけの際は、事前にご確認ください。
Text:真下 洛、編集部