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こんにちは、ASAMIです。
「良いものを長く大切に使い続ける」という私のライフスタイルテーマをもとにお届けする連載コラム「30代からの名品」。
今回は、世界中のセレブから愛され続けるシャネルのチェーンショルダーバッグ「マトラッセ」をご紹介したいと思います。
創業者ココ・シャネルが考案した「マトラッセ」
「マトラッセ」シリーズが誕生したのは1929年。
当時ハンドバッグが主流であった時代に、両手がふさがるのが億劫と考えたシャネルのブランド創業者であるココ・シャネルによって生み出されました。
「マトラッセ(Matelasse)」とはフランス語で「綿入れをする」という意味で、斜めに入れられたキルティング模様から伝わる高級感はシャネルならでは。
表裏に2枚の異なる生地を縫い合わせて美しい模様を作り出すと同時に、生地の強度を高め長持ちさせるという効果もあるそうです。
素材はラムスキンやキャビアスキンなど個性豊か
シャネルの「マトラッセ」の素材は、キャビアスキンやラムスキンなどがあります。
牛革に型押しをしたキャビアスキンはシャネル独自の素材です。食材のキャビアのような細かい凹凸で傷がつきにくく、傷がついても目立ちにくいのが利点です。
また、ラムスキンは「マトラッセ」の発売当初から使用されているシャネルの代表的な素材。柔らかく肌に吸い付くような感触で、滑らかな質感がリッチな印象です。
リップやラブレターを収納できるポケットも
バッグの中も機能的で、内蓋を開けるとパレットやリップスティックを収納するポケットがあります。さらには恋人からのラブレターをしまうポケットまで!
マダム ココ・シャネルらしい粋なデザインですね。
女性目線で作られた“素敵”が詰まったデザインが「マトラッセ」の人気の理由のひとつなのでしょう。
匠の技が光る上質なつくり
卓越した職人技が光る特徴のひとつとして、マチと呼ばれる底面と側面部分が1枚の革で作られています。
さらによく見ていただくと特徴のダイヤ柄がきれいに並んでいるのがお分かりでしょうか。
100を超える工程で作り出されるバッグは、まさに匠の技・シャネルならでは。
細かなつくりも素敵ですね! 年代問わず愛される理由が分かります。
フォーマルにもカジュアルにも使える優秀なチェーン
チェーンストラップはシングルで肩掛けやクロスボディにしたり、二重にして短く持ったり、バッグにしまいこんでクラッチにしたり、様々な場面に適した持ち方ができるのも嬉しいですね。
チェーンには洋服を傷めないように加工が施されているのもポイントです。
ヴィンテージでも色褪せないのが「マトラッセ」の魅力
こちらは、もうすぐ還暦の母から受け継いだ「マトラッセ」。
25年以上の時を経ても輝き続けるバッグは長年連れ添った相棒のような存在感があります。
細ピッチのボーダーカットソーとベージュのサテンスカート、黒のカーディガンというシンプルなコーディネートですが、「マトラッセ」の持つ存在感で一気にクラスアップします。
こちらは20代半ばの時に購入したミニフラップバッグ(ミニマト)。
私のファーストシャネルです。
カジュアルメインに使うだろうと思ったので、シルバーのキャビアスキンを選びました。
燻されたようなシルバーの金具とキャビアスキンの質感が、スイートなコットンブラウスも大人っぽく仕上げてくれます。
そして本当に汚れや傷がつきにくく、どんなコーディネートにもマッチするのでヘビロテしています。
バッグひとつで往年の女優のような気分に
職人によって丁寧につくられた「マトラッセ」を持つと往年の女優のような気分になりますね。
時を経て受け継がれるヴィンテージも、デザイナーによって徐々に変化していった現代の「マトラッセ」もどちらも魅力的!
今回は、正統派から今っぽいコーディネートまで幅広い層の女性を輝かせてくれるスタイルのあるバッグ、シャネルの「マトラッセ」を紹介しました。
こちらのコラムは第2・4金曜日に更新します。
では、また次回の更新をお楽しみに!