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猫が撫でられてうれしい部分やマッサージの仕方&コツなどをまとめました。毎日撫でていると、猫と仲良くなるのはもちろん、ちょっとした体の異変にも気づくことができ、一石二鳥です。
触るのはコミュニケーションの一種!
母猫が子猫にする毛づくろいはマッサージ効果があるそうで、たいていの猫はマッサージが好きなのだそう。
猫が喜ぶ場所やタイミングを見極めて、コミュニケーションを深めましょう。
OKのサイン
・体の上に乗ってくる
・スリスリしてくる
・体の一部を飼い主に見せる
・飼い主に近寄ってじっと見つめる など
NGのサイン
・しっぽを床に打ちつける
・足を踏ん張って逃げようとする
・耳を伏せている(イカ耳になっている) など
触ると喜ぶところと嫌なところ
頭やアゴの下など、猫が自分で触ることのできない頭まわりは触られて気持ちのいい部分だそうです。
猫は頭を家具や人の足に擦りつけてニオイをつけるので、頭や耳を触ると喜ぶ猫が多いですね。
耳の後ろは掻くように触ってあげると喜びます。爪を伸ばしている人は、猫に傷がつかないように力加減を気をつけてあげてくださいね。
アゴの下は自分で毛づくろいしにくい部分なので、こちらも触ってあげると喜びます。
最初は頭まわりを触り、慣れてきたら背中なども触ってみましょう。
反対に神経が集中して敏感な場所であるしっぽや足先、弱点となるお腹などは触ると嫌がることが多いので避けましょう。
猫を触るタイミングとポイント
猫が自分から近寄ってきた時は触るのに絶好のチャンスです。またゴロンと横になっている時も比較的触らせてくれますよ。
猫を撫でるときは次のようなことに気をつけてあげましょう。
【1】優しく声をかけ、背後から近付く
猫は大きな声を出す人を嫌います。触る時は小さな声&高めの優しい声で話しかけるのが◎。
また猫は真正面に立たれることを嫌うので、横や後ろから近付きましょう。
【2】猫をじっと見つめない
猫はじっと見つめられるのが苦手です。横目や細目でチラッと見る、または見ていないふりをして近付くのがオススメです。
【3】リラックスしているとき
ゴロゴロと喉を鳴らしているときやまどろんでいるときなど、猫がリラックスをしているときを狙いましょう。
触る前にすること
まず猫を触る前に、猫との信頼関係を築きましょう。猫に“危険ではない相手”と認識してもらうと触らせてくれるようになるかもしれません。
もう少し猫との距離を縮るために、次のことを試してみてはいかがでしょうか。
・無関心を装って淡々とお世話をする
・猫に向かってゆっくりとまばたきをする
・指を猫の鼻先につけて挨拶をする
マッサージで得られる効果
・猫との絆が深まる
・血行が良くなる
・体の異常が見つかりやすい
・猫のストレス解消につながる など
猫が喜ぶマッサージの仕方
人間と同じく、猫の体にもさまざまなツボがあります。ツボを押さえながらマッサージをしてあげると、猫もきっと大喜びするはず!
オス猫は額と耳の後ろ、メス猫はしっぽの付け根のツボを触ってあげると、どの猫でも共通して喜ぶそうです。
【1】まずは首の後ろから
手のひらで猫の頭から首の後ろにかけて、ゆっくりと円を描くように優しく引っ張りながらほぐしていきましょう。
頬やおでこは指でくるくるとマッサージしてください。
【2】猫の体のコリをほぐす
首から背中、しっぽまで毛並みに沿ってトータルの部位を優しく撫でていきましょう。
背中は円を描くように動かしたり、軽く皮膚を引っ張ったりして、血流を良くしてあげてください。
早く動かすと静電気が起きやすいので、ゆっくりと動かすのがポイントです。
猫のリラックス具合を見てお腹も触れそうなら、手を使ってくるくるマッサージを続けてください。
【3】しっぽの付け根は特に優しく
しっぽの付け根にはたくさんの神経が通っていてデリケートな部分です。
強く引っ張ったり握ったりはNG。
軽くトントンと刺激を与えてあげてください。
マッサージする際の注意点
強い力で押したり引っ張ったりするのはやめましょう。
オイルを使うのもNG。オイルの種類によっては中毒を起こす可能性もあるので、絶対に使わないでください。
また体調が悪そうなときや嫌がって抗議の声を上げたときは、マッサージをやめましょう。また下痢をしていたり発熱しているとき、吐いたりしたときなど、明らかに体調が悪そうなときは絶対にマッサージをしないでくださいね。
まとめ
猫は気分屋なので、いつも撫でられたいと思っているわけではありません。猫が喜ぶ撫で方や触り方をマスターして、楽しく愛猫と触れ合いましょう。