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入院中に必要なものは自分で用意が基本
急に入院が決まったら?
もしも突然病気やケガをしてしまった時、入院に必要なものをいくつ思い浮かべられますか? 病院から案内があることもありますが、多くの場合は最低限必要な物だけで、快適に過ごすための備えまで教えてもらえるとは限りません。
一度入院してしまうと自由に外出する時間は少なくなりますし、売店では好みの物が手に入らないことも。一人暮らしをしている人は特に要注意です。離れて住んでいる家族や友人にこまごまとお願いするのも申し訳ないですし、大変ですよね。
入院の機会はいつやってくるかわからないもの。まさかの事態に備えて心構えをしておくと安心ですよ。
入院に必要なものリストを作って身近な人と共有しておこう
そこでやっておきたいのが、入院に必要なもののリスト化です。必ず必要になるものから、快適に過ごすためにあると嬉しいものまで、幅広くリストアップしておきましょう。
さらにいざという時差し入れを頼める相手が身近にいるのなら、リストを共有しておくのもおすすめ。何度も来てもらう手間が省けます。
こうした平時の備えはとても大切です。入院に直接必要な物というわけではありませんが、ペットと暮らしている人の場合はペットの預け先も決めておきましょう。また、保険金が申請できそうなら早めに保険の書類を準備しておくと良いでしょう。
絶対に必要なもの
健康保険証
入院に必要な物の中で基本中の基本ではありますが、健康保険証は忘れずに持ち込みましょう。これを持っていないと医療費を全額支払う必要があり、大きな負担がかかります。また、期限についても確認しておくことをおすすめします。
印鑑
手術に関する同意書や、入院手続きの申請書などに印鑑が必要になることがあります。認印でも問題ないケースもあれば、実印を求められるケースもあり、病院によってさまざまです。もしも事前に案内がなかった時は念の為病院側に確認しましょう。
着替え
入院にあたっては、下着や肌着などを持ち込む必要があります。衣服はパジャマなど、締め付けの少ない楽に過ごせるものを用意しましょう。病院によっては貸し出し用のパジャマが用意されています。しかしレンタル費用がかかる場合、積もり積もってなかなかの金額になることも。入院費用を抑えたいなら、自分で持ち込む方が安くなるかもしれません。事前に大まかに見積っておきましょう。
病院にコインランドリーが設置されている場合は、洗濯にかかる費用も考慮にいれる必要があります。入院日数次第ではありますが、各3組程度を用意しておくと着替えに余裕ができます。
ティッシュペーパー
入院中に意外と使う機会が多いティッシュペーパー。ポケットティッシュは携帯しやすく便利ですが、入院が長引きそうならボックスタイプのティッシュがおすすめです。必要ならウェットティッシュも検討しましょう。
タオル
フェイスタオルはちょっとした用途に取り回しがよく、バスタオルはタオルケットがわりにもなります。小さめのサイズを2~3枚程度持ち込むのがおすすめ。大きなタオルは乾くのに時間がかかる上、病室のタオル掛けは幅が狭いこともあるので、避けた方が無難です。
歯ブラシ・洗面用具・スキンケア用品
お気に入りの洗顔フォームや、好きなブランドの歯磨きセットなどを持っていくと入院中も快適に過ごせます。なかなか自宅のようにはくつろげない入院生活でも、ゆったりスキンケアをする時間は息抜きになるはず。
筆記用具
上に紹介した印鑑と合わせて必要になりがちなのがペンやメモなどの筆記用具です。医師の説明や今後の予定を書き留めるのにも便利。なかなかない機会なので、あえて手書きの入院日記をつけるのも良いでしょう。
電源タップ・延長コード
病室にはコンセントが用意されていることも多いですが、十分な数には足りないかもしれません。また、使いやすい位置についているとは限りません。そこで活躍するのが、電源タップや延長コードです。複数の電源が使えるようにしておくと、必要な電化製品を快適に使えます。
室内履き
スリッパやサンダルなどの履物は、病院の床と相性が良くありません。転倒防止のために、スリッパやサンダルを禁止している病院もあるほどです。入院の際には室内履きを用意するのがおすすめ。売店にサイズや履き心地がちょうど良い靴があるとは限らないので、なるべく用意していきましょう。人気があるのは、脱ぎ履きしやすいスリッポンタイプです。
ビニール袋
ビニール袋も何かと必要になるアイテムです。ゴミ袋にしたり、着替えや汚れものを仕分けたりするのに使えます。少し多めに持っていくことをおすすめします。
生理用品
生理用品も使う人によって好みが分かれやすい物のひとつ。入院中に何度月経を迎えることになりそうかを予測し、必要な量を用意しておきましょう。他の差し入れ品と比べると、他人には頼みづらいと感じる人も多いのではないでしょうか。少し余裕を持たせておくともしもの時にも安心です。
あると便利なもの
帽子やカーディガンなどの衣類
病院内は季節を問わず快適な温度に保たれていますが、それでもベッドの位置や個人差によって寒く感じることがあります。着替えとは別に、帽子やカーディガン、必要であれば厚手の靴下など、温度調節できるものを用意しておきましょう。
紙コップ
心を和ませてくれるお茶の時間。湯呑み茶碗やコップを持ち込むのも良いのですが、使い捨てできる紙コップがあると便利です。湯呑やコップは洗わなければならず、入院中はなかなかおっくう。また、小さなペットボトルや缶ジュースなどをこまごまと購入していると、出費がかさむ上にゴミもかさばります。
S字フック
S字フックの必要性は、入院経験者ならよく知っているかもしれません。ビニール袋と組み合わせてゴミ箱がわりにしたり、タオル掛けがいっぱいな時に予備のタオル掛けにしたりと、S字フックにはさまざまな使いみちがあります。
爪切りや耳かきなどの衛生用品
基本的に時間が有り余っている入院生活。そうなると、耳や爪などの不快感がいつもより気になってくるものです。また、見舞客の前で身だしなみが気になることも。体のお手入れをしてすっきりした気分を保ちましょう。
モバイルルーター
大きな病院では無線LANが完備されている場合もありますが、必要に応じてWi-Fiに接続できるモバイルルーターを用意しましょう。病院ではWi-Fiを使えるエリアが制限されている場合がありますが、その中にあっても病室では使えるケースが多いようです。快適にインターネットが使えると、入院中も友人知人とコミュニケーションをとったり、映画や音楽を楽しんだりすることができます。
イヤホン・耳栓
入院中の時間の過ごし方として、映画や音楽を鑑賞すると上で書きました。大部屋の場合、ここで必要になるのがイヤホンです。近くのベッドの人の迷惑にならないよう、用意していきましょう。反対に、他の人の立てる物音が気になって眠れないといった悩みを避けるために、耳栓もあると便利です。
本や雑誌
入院した機会にゆっくり読書の時間をとるのもおすすめです。趣味の雑誌を楽しんだり、なかなか手が出せなかった本を読んでみてはいかがでしょうか。映画や音楽と違って、スマホやタブレットの充電を気にしなくて良いのも本や雑誌の良いところです。
まとめ
今回は入院した時に必要なものをご紹介しました。入院の機会は、ある日突然やってくるかもしれません。いざという時になってからあわてないためにも、一度リストアップしてみてくださいね。
家族や友人知人と話し合ってみるのもおすすめです。