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ディアウォールの使い方と実例を紹介!賃貸物件でもDIYを自由に

ディアウォールの使い方と実例を紹介!賃貸物件でもDIYを自由に

ディアウォールは賃貸物件に傷をつけず、棚や壁などを設置できるDIYアイテムです。おしゃれインテリア好きさんの中には、ディアウォールを使ってとても賃貸とは思えない部屋作りを実現している人もいます。ここでは、ディアウォールの使い方や注意点などをご紹介します。

賃貸でもDIYを楽しみたい!
そんな方におすすめなのが「ディアウォール」です。

「ディアウォール」はホームセンターやネット通販でも変えるDIYグッズ。壁に穴を開けず、棚や目隠しなどを作ることができます。

現状回復が頭をよぎり思い切ったDIYに踏み切れなかった方たちにとって、強い味方となるアイテム。
ここでは、そんな「ディアウォール」のメリットや基本の使い方、活用方法などについてご紹介します。

ディアウォールとは?

「ディアウォール」とは、DIY女子にとって定番の「棚作りアイテム」です。

2×4サイズの木材にはめることで、木材を天井と床で突っ張らせることができます。
突っ張らせた木材を2本用意し、それぞれに棚受けを取り付ければ、壁を傷つけず棚を作ることも可能です。
棚を作る以外にも、「ディアウォール」で作った柱を支柱にしてベニヤ板を貼り付ければ、壁だってできてしまいます。

販売している場所はホームセンターやインターネットなど。
価格は店舗にもよりますが、1セット1,200円前後が多いようです。

ディアウォールの商品画像
www.amazon.co.jp
「ディアウォールS」(ダークブラウン) 2×4材専用
若井産業(Wakaisangyo)
1,118円(税込)

ディアウォールのメリット・デメリット

「ディアウォール」の大きなメリットは「壁を傷つけない」という点です。

通常、壁付の棚を作ろうと思ったら、壁にビスを打ち込まなくてはなりません。
しかし「ディアウォール」を使えば、がっちり突っ張った柱ができます。
ビスをこの柱に打ち込むことで、壁に穴を開けずにDIYが楽しめます。

また、賃貸でなくてもディアウォールは大活躍。
持ち家住まい、もしくはDIYが許可されている賃貸でも、壁に下地がないと棚を取り付けるのは困難です。
アンカーと呼ばれるプラグを壁に差し込めば解決しますが、壁にビス以上の大きな穴が空いてしまいます。

「ディアウォール」なら、下地の有無を気にせず棚を取付けられます。

デメリットとしては「強度に不安がある」という点です。
「ディアウォール」は2本で使うのが一般的ですが、あまり長すぎる棚の設置には向いていません。

ディアウォールを使うときに注意するポイント

棚の中心を支える柱があると強度が増すため、大きな棚を取り付ける場合は、柱を3本以上用意するようにしてください。

また、ディアウォールのバネ部分は片方側にしか入っていないため、突っ張り棒のように横に使うことはできません。
必ず縦方向で使用しましょう。

ディアウォールの使い方

「ディアウォール」の設置は、とても簡単!……なように見えて、失敗する人も多数いるようです。

木材は想像よりも重いため、最初は戸惑ってしまうかもしれません。
「ディアウォール」の使い方の基本を知り、失敗を防ぎましょう。

天井高を計る

まずは床から天井までの高さを計りましょう。このとき、極力ズレがないように要注意。
床から天井までメジャーを伸ばしたら、天井にぶつかって曲がった部分を計ってください。

また、場所によって天井の高さがわずかに違うことがあります。
あらかじめディアウォールを設置する場所を決めた上で、その場所の天井高を計るようにしましょう。

2×4材をカット

天井高をはかったら、さっそく2×4材を買いに行きましょう。
ほとんどのホームセンターが木材カットをしてくれるため、頼んでしまうのがおすすめ。

木材カットの手間が省けるうえに、自分で切るよりもはるかにきれいに仕上がります。

カットする寸法は、天井高マイナス4cmです。

アジャスターをセット

ディアウォールのアジャスターをセットする

買ってきた木材に、アジャスターをセットします。
バネのついている方が天井側、ついていない方が下です。

木材によっては反りや模様の差が目立つこともあるため、どちらを上下にするのか慎重に。

天井にはめ込む

ここからがちょっとした大仕事です。
まずはアジャスターだけをセットした木材を、天井にはめ込みましょう。

ディアウォールの設置の仕方

まずは天井側の位置から決めて、それからバネのない下の方を軽く持ち上げます。木材が地面に対して垂直になるようにしてください。

高さを見てスペーサーを追加

高さが足りないと感じたら一旦木材を外し、付属のスペーサーをアジャスターの中に入れましょう。
この作業は木材がしっかり突っ張れるまで繰り返します。

「立たせる→はずす→スペーサーを入れる→再び立たせる」を繰り返さなくてはならないため重労働ですが、ここで手を抜くと安全面や仕上がりのキレイさがマイナスに!

木材が垂直にしっかり突っ張ることができたら、完成です。

ラブリコとの違い

「ディアウォール」の競合商品としても知られている「ラブリコ」。
用途は同じの両者ですが、こまかい部分にさまざまな違いがあります。

【ディアウォール】

  • バネの力で突っ張る
  • スペーサーで高さを調整
  • 付属部品の販売:少ない
  • 定期的な強度チェック:必要なし

【ラブリコ】

  • バネとジャッキで突っ張る
  • 高さはジャッキで調整
  • 付属部品の販売:多い
  • 定期的な強度チェック:必要あり

「ラブリコのほうがデザインがおしゃれで付属品も多く扱いやすい」という声もあります。
しかし「ラブリコ」は天井付近にジャッキのネジがついているため、天井まで届く脚立や椅子がないと取り付けができません。
また、ジャッキのネジは定期的な緩みチェックが必要です。

取り付けとその後の手間を考えれば「ディアウォール」、デザインや付属品の優位度を考えるなら「ラブリコ」といった感じです。

どちらも一長一短なので、何を優先するかでどちらが適しているかは変わるでしょう。

▼ラブリコの商品詳細はこちら

ラブリコの商品画像
www.amazon.co.jp
「ラブリコ」(オフホワイト) 2×4材専用
平安伸銅工業
854円(税込)

ディアウォールの活用方法

DIY好きの間では定番アイテムの「ディアウォール」。
インテリア好きの人たちはどのように活用をしているのか、参考にしてみましょう。

まずはお手本!基本のディアウォール活用方法

ディアウォールを使用したインテリア

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こちらは棚がたくさんあると便利な場所で、ディアウォールが活躍しています。一番上の木材は向きを変えて設置し、「吊るしスポット」として活用。ディアウォールで収納を充実させた、スタンダードで賢い使い方です。

ディアウォールの節約にもなる柱1本づかい

ディアウォールを柱として使用したインテリア

@malco_yan
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こちらは柱を1本だけ作り、吊るす収納のみを実現したアイディアです。シンプルな白い壁にテーブルと同じ色の柱が1本。とても印象に残る柱が完成しました。

キッチンにディアウォール

ディアウォールで作ったスパイスラック

@yokochin.tmy
icon

タイルのキッチン壁などビスを打ちづらいところにも便利なのが「ディアウォール」。
大容量のスパイスラックが欲しい人におすすめの使い方です。

ディアウォールで作る目隠し

ディアウォールで作ったパーテーション

@ruru_0703
icon

「ディアウォール」に等間隔で木板を渡し、目隠しを作ったアイディアです。
こちらは木と木の間に隙間を作っていますが、これを埋めると壁を作ることもできます。

ディアウォール設置の注意点

「ディアウォール」の設置にはいくつか注意点があります。

まず、設置位置を決めたらなるべく天井のアジャスターは動かさないこと。
高さがあるため、木材を支えておくのは大変です。しかししっかり支えておかないと、設置予定位置からどんどんずれていってしまいます。

また、天井と床にすでに突っ張ったディアウォールを、力任せに引っ張ったり押したりして動かそうとするのもNGです。

ディアウォールのアジャスターは天井のクロスや床を傷つけてしまう可能性があります。
原状回復ができるDIYとして人気のディアウォールで、原状回復不可の傷をつけてしまっては、意味がありません。
「位置がずれてるな」と感じたら、必ず下を持ち上げて突っ張りをゆるめてから、設置をしないしましょう。

さらに、「ディアウォール」で使う木材は天井高マイナス4cmなため、それなりの長さがあります。
搬入や設置の際、家具や壁を傷つけてしまうかもしれません。

「ディアウォール」では、木材の中間ジョイント用のアジャスターも発売されています。
長い木材の扱いに自信のない方は、こちらを使用すると良いですよ。

▼ディアウォールの中間ジョイントの商品詳細はこちら

ディアウォールの中間ジョイントの商品画像
www.amazon.co.jp
「ディアウォール」専用中間ジョイント(ホワイト) 2×4材専用
若井産業(Wakaisangyo)
719円(税込)

まとめ

賃貸DIYにぴったりな「ディアウォール」。
慣れるまではちょっぴり重労働ですが、コツさえ掴んでしまえば、設置は難しくありません。
「ディアウォール」を使って、ぜひ原状回復可能なDIYを楽しんでみてくださいね。


ライター

遠藤 舞衣

メイク・美容・インテリアの楽しさを文字と写真で伝えるライター。元インテリア業界勤務&美容部員経験から家と自身を飾る方法を発信します。企業公式コラムをはじめ多数メディアで執筆中。

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