こんにちは、ASAMIです。
「良いものを長く大切に使い続ける」という私のライフスタイルテーマをもとにお届けする連載コラム『30代からの名品』。
みなさん、靴はお好きですか?
美しい靴は眺めているだけで心ときめきますよね。
そんな私も靴に魅了されたうちの一人で、新しい靴が増えるたびに「脚は二本しかないんだよ?」と周りの人に笑われます。
今回は靴好きの人なら一度は耳にしたことがあるブランド、「マノロブラニク」の「ハンギシ」についてお話ししたいと思います。
イギリスで誕生したシューズブランド「マノロブラニク」
「マノロブラニク」は、1972年にイギリス、ロンドンで誕生しました。
デザイナーのマノロ・ブラニク氏は自然に溢れたスペイン領カナリア諸島で育ち、建築学と文学を学んだのちにパリ、ロンドンに渡り、シューズデザイナーに。
2017年のドキュメンタリー映画「マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年」を観ると、彼の人格、情熱や信念を持って靴をつくる姿がとってもチャーミングで素敵な方というのが伝わってきます。私のお気に入りの映画の一つです♪
芸術的なデザインでセレブリティを魅了
「マノロブラニク」はその芸術的なデザインと履きやすさから、靴の世界で不動の地位を築いています。
2006年の映画「マリー・アントワネット」では衣装の靴を数百足デザインして話題を呼びました。
また、故ダイアナ妃や歌手のリアーナ、米「VOGUE」編集長のアナ・ウィンターなど、世界中の名だたるセレブリティに支持を得続けています。
スワロフスキーが輝く名品「ハンギシ」
今回ご紹介するのは、「マノロブラニク」を代表するパンプス「ハンギシ」。
トルコ語で“WHICH”を意味するこのデザインは、シルクサテンのボディにビジューバックルがあしらわれた美しいシューズです。
他に類を見ないこのシューズは、由緒正しい貴族のような雰囲気もありながら都会的な華やかさもあわせ持つ名作です。
うっとりするような輝きのスワロフスキーのビジューは、装飾品好きのマノロが旅先で見つけたヴィンテージの宝飾やジュエリーから構想したといわれています。
あの人気映画で一躍有名に
2008年の映画「SEX AND THE CITY」でこの靴を知った方も多いのではないでしょうか。
映画のクライマックスで主人公が婚約者にロイヤルブルーの「ハンギシ」を履かせてもらうシーンがとても印象的です。
結婚式で青いものを身につけると幸せになれるという「サムシングブルー」のジンクスから、ウェディングシューズとして花嫁さんに選ばれることも多いですよね。
数年前、ウェディングブーケがテーマの撮影をしたときに履いたのが「ハンギシ」です。
グリーンが多めのブーケと「PHILOSOPHY」のコットン素材のドレスがナチュラルなイメージだったので、ロイヤルブルーのフラットシューズがぴったりはまりました。
デニムにもワンピースにも映えるハンギシ
普段のコーディネートにもハンギシは大活躍! 意外にもカジュアルなお洋服と合わせても可愛いんです。
いつもだったらスニーカーを合わせているグレージュデニムも、このシューズを履くとパッと目をひく華やかさが加わります。
はじめて足入れした時、けっこうしっかりした硬めな履き心地で「これは靴擦れ必至かなぁ……」と覚悟していたら、全然そんなことはなくって、むしろ自分の足にフィットしてとても歩きやすい!
「ハンギシ」自体に存在感があるので、私はモノトーンコーデやワントーンコーデ、シンプルなスタイルに合わせることが多いです。
ワンピースにヒールだと決まり過ぎな気がするお出かけスタイルにも、「ハンギシ」のフラットはちょうど良い抜け感を出してくれます。
シンプルなブラックワンピースの差し色として鮮やかなブルーは自然と映えますね。
コラムを書くにあたって色々調べているなかで、初めて知るマノロの靴の魅力やマノロ・ブラニク氏について、知れば知るほどこのブランドが大好きになりました。
そして所有しているマノロのシューズにももっと愛着が湧いて、また今までとは違った気持ちでお出かけできそうな気がします。
今回は、世界中の人々が愛してやまないシューズブランド 「マノロブラニク」の「ハンギシ」をご紹介しました。
こちらのコラムは第2・4金曜日に更新します。
では、また次回の更新をお楽しみに!