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猫が懐かないのはなぜ?その理由と仲良くなる6つの方法

猫が懐かないのはなぜ?その理由と仲良くなる6つの方法

愛情を持って飼育しようとしても、保護した猫がなかなか懐かないととてもショックですよね。もしかしたら飼い主の接し方やお世話の仕方が間違っているのかも。猫の性質などを知って、猫との友好な関係を築きましょう。

猫が懐かない人には共通点があります。なぜ懐かないのかという理由と解決策を探りましょう。

猫が懐かないのはなぜ?

威嚇する猫

近寄っただけで“シャーッッ!!”と威嚇されたり、家族の中で自分だけに懐かないなんてことはありませんか?
猫はもともと警戒心が強い生き物です。
警戒心を解くまでの時間は猫の性格や生い立ちなどによって違います。
特に虐待や暴力を受けてきた猫や野良猫として生活してきた猫は人間に対して恐怖心を抱いていることもあるので、懐くまでにかなりの時間がかかることも。
猫に「危険がない相手」として認識してもらうことが大切です。

猫と仲良くなる6つのポイント

寝転ぶ猫

猫とコミュニケーションをとるためのポイントを6つ紹介します。

【1】ゆっくりとまばたきをする

見つめる猫

猫がゆっくりとまばたきをするのは、人間でいう挨拶と同じで「敵意はない」というメッセージです。
仲良くなりたい猫がいればゆっくりとまばたきをしてみましょう。
その際、目線を合わすと猫に不用意に緊張感を与えてしまい、嫌われることも。
野生動物の中では「目を合わせる=威嚇」と認識されているため、気をつけてください。
口元や鼻など、目よりも少し下の方を見ながらまばたきをしましょう。

【2】姿勢は低め

体の小さな猫が人間から見下ろされると、怖がるのは当たり前のこと。
上から見下ろすと猫に威圧感を与えてしまうので、猫に近づくときはできるだけ腰を落として見下ろさないようにしましょう。
近づくときは大きな音を立てず、少しずつ静かに動きましょう。

【3】指のニオイを嗅いでもらう

親しい猫同士は、鼻と鼻をくっつけあってお互いのニオイを確認します。
この行動は“鼻チュー”や“鼻キス”とも呼ばれ、猫同士では軽い挨拶の意味があるといわれています。
猫は出っ張ったもの近づくと、それが何かを確認するためについニオイを嗅いでしまう習性があります。
猫が威嚇しなかったり怖がったりしていないのなら、猫の鼻に指先をそっと近づけてみましょう。
指先をクンクンと嗅いで、鼻をこすりつけてくるなら、あなたのことを警戒していないという証です。

猫と猫が花をくっつけている様子

@0903renren
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【4】声は高め

猫は子猫のような高い声の方が聞き取りやすいといわれているので、猫にモテたいのなら高い声で話しかけるのが◎。
威圧的に感じてしまう男性の低い声よりも、小さくて少し高めの女性の声の方が安心感を与えます。
人間の赤ちゃんをあやすように、優しくゆっくりと話しかけてみてください。

【5】大きな音を出さない

猫の聴覚は30〜60,000Hzとかなり敏感!
大きな音を立ててドアをバタンと閉めたり、ドスドスと大きな音を立てて歩いたりすることは猫に嫌われる原因の一つです。
携帯電話や電子機器の音量にも気をつけてあげてください。

【6】基本的には放置の姿勢を貫く

猫は執拗に構ってくる人を嫌います。
猫が構ってほしいときにしっかりと構い、それ以外は放置の姿勢を貫くことが大切です。
猫が懐かないからといって追いかけ回したり、ソファやベッドの下に隠れている猫を無理やり引きずり出したりなどの行為は絶対にNGです。

“社会化期”で猫の性格が決まる?

猫が周りの世界を認識する生後2週〜9週ごろを“社会化期”と呼び、この間をどのように過ごしたかでその後の性格が決まるといわれています。
この時期に人との付き合い方を学んだ猫は社交的で人に懐き、飼いやすい猫になるといわれています。
反対に社会化期を一人ぼっちで過ごした猫は、新しいことやものを受け入れにくく、ほかの猫や人間とのコミュニケーションがうまくとれなかったり、攻撃的や臆病な性格の猫に育ってしまうことも。

こちらを見ているかわいい子猫

@kurumi.chan1214
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人から逃げ回る猫への対応

逃げ渡ってしまう猫の場合は、慣れるまでケージの中で過ごさせるのがいいでしょう。
ケージは広めのものを用意して、トイレやご飯、飲み水、爪とぎを設置してください。
運動不足を解消するために、2〜3段の高さがあるものがオススメ。
必要以上に警戒させないよう、毛布などをかけて中から部屋が見えないようにしてください。

ケージに入っている可愛い猫ちゃん

@yokko_hari.kohaku_roi_meow
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猫と仲良くなれる遊び方

子猫にとって遊びは学習、大人猫にとっても遊びはストレス解消や飼い主とのコミュニケーションの一つです。
猫の遊びは基本的に“疑似ハンティング”なので、獲物を探したり追いかけたり、噛んだり、捕まえたりする動きを引き出せるようにするのが◎。
猫じゃらしをただ左右に振るだけではなく、床の上で這わせるように動かしたり、高い位置で動かしたりしましょう。
布の下や物陰から猫じゃらしの先端がチラッと覗くようにして動かすのもオススメ。
ネズミや鳥、虫など、猫の獲物の動きをイメージしながら動かしてみましょう。

猫じゃらしで遊ぶ白い猫

@sangoruka_cats
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まとめ

猫に懐いてもらえないのは、猫好きの人にとってはとても悲しいことですよね。猫の気持ちを考えて行動すれば、少しずつ距離が縮まっていくはず。焦らずにゆっくりと時間をかけて仲良くなっていきましょう。

※猫ちゃんお写真、ご協力いただきありがとうございました!


ライター

岩本 光世

黒猫、キジトラ白、サビの猫3匹と暮らすフリーライター。愛猫との生活をもっと楽しくするような記事や季節のおでかけ情報をお届けします。

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