目次
- そもそも多肉植物って?
- 【2023年最新】100均「ダイソー」で買える多肉植物の種類は?
- (1)初心者におすすめ【エケベリア属】
- (2)エケベリア属との【交配種】
- (3)春や秋に出会えるかも?【ハオルチア属】
- 100円ショップで多肉植物を購入する時のポイント
- (1)下葉が枯れていないか、土に苔が付いていないか
- (2)葉の詰まり方をチェック
- (3)生育型をチェック
- ダイソーなど100均で揃う!多肉植物を育てるために必要なもの6つ
- (1)多肉植物の苗
- (2)鉢・受け皿
- (3)土
- (4)鉢底石と鉢底ネット
- (5)スコップ
- (6)ピンセット・割りばし
- 多肉植物を植え替えるやり方
- (1)ビニールポットから苗を取り出す
- (2)鉢の底に鉢底ネットと鉢底石を敷く
- (3)土を入れて苗を植える
- (4)寄せ植えの場合はピンセットを使うと便利
- (5)土に割りばしを挿して中の空洞を埋める
- 多肉植物を上手に育てるコツや注意点4つ
- (1)日当たりのいいところで管理を
- (2)水やりは多肉植物の様子を見てから
- (3)生育型にあった季節の管理をしよう
- (4)厳しい冬の間は室内に入れて
- 【ダイソー】の多肉植物のアレンジアイデア
- 【ダイソー】の多肉植物で寄せ植えを作ってみる
- 室内で育てるなら水耕栽培もおすすめ
- 【ダイソー】の多肉植物なら初心者でも気軽に育て始められる!
そもそも多肉植物って?
多肉植物とは砂漠などの乾燥した地帯が原産の植物。世界中にとても多くの種類が自生しています。
乾いた土地でも耐えられるように葉に水分を多く含んでおり、ぷっくりと肉厚な葉が特徴です。
水やりが少なくて済むので、初心者でも育てやすいのが魅力。
見た目がバラのように美しいものなど、葉の形は実にさまざまです。いくつかの品種を一つの鉢に寄せ植えする方法も人気があります。
【2023年最新】100均「ダイソー」で買える多肉植物の種類は?
「ダイソー」ではさまざまな種類の多肉植物を売っています。100円ショップだと失敗を恐れずに気軽にトライできるのが魅力ですね。そんなダイソー多肉植物にはどんな種類があるのか紹介していきましょう。
店舗や時期によって取り扱いの種類は異なるので、お店に行った時の出会いを楽しむのもおすすめです。
多肉植物はほぼ年中売られていますが、冬よりも植物を育てやすいあたたかい季節の方がたくさんの苗が並びます。また、「ダイソー」の通販では2023年現在、多肉植物の苗はお取り扱いがありません。
そして一部店舗においても取り扱いしていない場合があるので注意しておいてくださいね。
(1)初心者におすすめ【エケベリア属】
エケベリア属とはベンケイソウ科に属する多肉植物で、分厚い葉が花びらのように広かる形が特徴。上手に育てて元気な株になれば、葉の間から花芽が長く伸びていき、先端に小さな花をつけます。
エケベリア属の主な原産地は中南米で、その原種は約200種と豊富。多肉植物の代表的な種類で初心者にも人気があり、「ダイソー」にも「ヤマトニシキ」や「ヘラクレス」、「ギルバ」などさまざまな種類のエケベリア属多肉植物が販売されています。
秋から冬にかけて気温が下がってくると紅葉する種類もあり、見た目の変化を楽しめるのも魅力です。
(2)エケベリア属との【交配種】
多肉植物は違う種類同士を掛け合わせたものも多くあります。交配種と呼ばれ、両方の特徴を持った見た目をしています。エケベリア属とセダム属の交配種は「セデベリア属」と呼ばれるように、名前もミックスした形になっています。
「ダイソー」で2023年に販売されている交配種にはセデベリア属の「マッコス」やグラプトベリア属(エケベリア属とグラプトペタルム属)の「ピンクルビー」など、エケベリア属と交配されたものが多くあります。
(3)春や秋に出会えるかも?【ハオルチア属】
ツルボラン科のハオルチア属は、肉厚で個性的な形の葉が特徴の多肉植物です。種類も豊富でどれもユニークな見た目なので、多肉植物の中でも人気があります。透明感のあるやわらかい葉をもつ「軟葉系」と、硬い葉で色が濃く、シャープな形状の「硬葉系」に分類されます。
そんなハオルチアも「ダイソー」で売られている時があります。春と秋が生長期のため、その時期なら店頭に並んでいるかもしれません。レアな品種なので見つけたらゲットするのがおすすめです。
100円ショップで多肉植物を購入する時のポイント
100均の多肉植物は日の入らない店内で管理されているので、状態が悪いものも少なくありません。そのため、苗を購入する時はいくつかのポイントをチェックしておきましょう。
(1)下葉が枯れていないか、土に苔が付いていないか
土に近い部分の下の葉が枯れていると状態がよくない可能性があります。
新芽が鮮やかな色なら元気なのであまり気にすることもありませんが、なるべく下葉の枯れが少ないものを選びましょう。
また、土に苔がついているのも要注意。水のやりすぎで根腐れしかけの場合があります。
(2)葉の詰まり方をチェック
葉っぱどうしがギュッと詰まっているものが元気な株です。
葉の間隔が大きく、茎がひょろひょろと伸びているような状態は「徒長(とちょう)」と呼ばれる元気がない状態。これは日照不足により起こります。
(3)生育型をチェック
多肉植物は品種によって一番元気になる季節が異なり、3つの生育型に分かれます。
春と秋に成長期を迎える春秋型・夏に生育する夏型・低温を好む冬型の3タイプです。
購入する時期が成長期のものを選べば、植え替えによるストレスにも耐えやすく、元気に育つ様子もすぐに楽しめます。
購入する際にはネットで生育型を調べておくといいですよ。寄せ植えにする場合、同じ生育型のもの同士で組み合わせると失敗を防げます。
●春秋型…エケベリア属、ハオルチア属、セダム属など
●夏型…カランコエ属、クラッスラ属の一部など
●冬型…アエオニウム属、セネシオ属の一部など
ダイソーなど100均で揃う!多肉植物を育てるために必要なもの6つ
多肉植物を育て始めるなら必要な道具を揃えましょう。全て100均で用意できますよ。こちらの土は「セリア」、そのほかは「ダイソー」の商品です。
(1)多肉植物の苗
植え付ける多肉植物の大きさや数によって、鉢のサイズや土の量が異なるので、まずは苗からチョイスしましょう。
100均なので失敗を恐れずにいくつか気になる種類を買ってみてください。1つ1つ植えても、寄せ植えにしてもOK!
(2)鉢・受け皿
鉢は底に穴の開いているものの方が管理がしやすくて初心者にもおすすめ。
穴があると水やりの度に鉢底から水があふれるので、受け皿も必要です。
100均では受け皿とセットになっている商品もあります。
また、単品の穴あき鉢の場合、食器コーナーでぴったりサイズのお皿を探すのもおすすめですよ。
画像の白い鉢の受け皿は、実は「ダイソー」の食器です。
(3)土
土も100均で売っています。植物の苗を取り扱っていない「セリア」でも土の種類は豊富です。
「多肉植物の土」と書いているものを選びましょう。
また、お家の中で多肉植物を管理する場合、土で汚れるのが気になるなら「ベラボン」という土の代用品がおすすめです。
「ベラボン」はヤシの実のスポンジ状繊維を細かいチップに加工したもので、水をたくさん吸って膨張し、乾燥すると収縮するため土の中に空洞ができるのが特徴。
通気性や排水性が高いので根腐れしにくく、穴のない鉢に使うこともできます。
虫が湧きにくかったり、腐りにくかったりするメリットもあるため、室内で清潔に育てたい人にぴったりです。
(4)鉢底石と鉢底ネット
穴あきの鉢を使う場合は土が流れ出ないように、鉢底ネットと鉢底石を敷きます。両方とも100均で揃えておきましょう。
鉢底ネットは大きなシート状になっていて自分でカットするタイプと、元から丸くカットされているタイプがあります。
(5)スコップ
土を入れるために必要なスコップ。「土すくい」というコップのような形状のものなら、土をこぼしにくいので便利です。
小さな鉢に植える場合は細いタイプが使いやすいですよ。「ダイソー」ではサイズ違いでセットになっています。
(6)ピンセット・割りばし
これはお家にあるもので代用してもOK。ピンセットは苗の枯れた葉を取り除いたり、小さな苗を寄せ植えする時に便利です。
割りばしは、土を入れた際に中の空洞をなくすために使います。
多肉植物を植え替えるやり方
それでは多肉植物を植える手順を紹介します。土が落ちるので、新聞紙などを敷いて作業しましょう。
また、苗を植える前は水やりを控えて、土が乾き気味になるようにしておくと土をほぐしやすいです。
(1)ビニールポットから苗を取り出す
購入した苗が入っているポットから苗をそっと取り出しましょう。
固まっている場合はポットの下を少しもむと出しやすくなります。
苗をやさしくつかんで上にそっと持ち上げ、根についている土をほぐして落とします。
無理に全部落とさなくてOK。根を傷つけないように注意しましょう。
(2)鉢の底に鉢底ネットと鉢底石を敷く
鉢の底の穴が覆えるくらいの大きさに鉢底ネットをカットして敷きます。その上から鉢底石を敷きましょう。
小さな鉢の場合は、鉢底石を入れすぎると土が入るスペースが少なくなるので控えめに。
(3)土を入れて苗を植える
鉢の3分の1くらいに土を入れたら苗を置き、横から土を入れていきます。
葉の隙間に土が入らないようにそっと入れていきましょう。
(4)寄せ植えの場合はピンセットを使うと便利
いくつかの苗を寄せ植えにする場合は、ピンセットを使うとやりやすいです。
多肉植物の配置を考えながら苗を置き、ちょっとずつ土を入れます。
(5)土に割りばしを挿して中の空洞を埋める
鉢の8分目くらいまで土を入れたら、鉢をやさしくトントンと落とし、土の隙間をなくします。
最後に割りばしでそっと挿して、土の中の空洞を埋めましょう。根を傷つけないように、縁の方から行います。
土が沈んで減ってしまった場合はその分プラスして。根が完全に隠れていたら完成です。
植え付け後は水を与えずに休ませます。1週間後に鉢底からあふれるくらいたっぷりと水やりしましょう。
多肉植物を上手に育てるコツや注意点4つ
(1)日当たりのいいところで管理を
観葉植物とは違って多肉植物は日光が大好き。
基本的には屋外の日が当たる場所で管理する方が元気に育ちます。
ただし、真夏の直射日光は葉焼けを起こしてしまうので、夏の間は明るい日陰に置きましょう。
室内の場合は日の当たる窓辺がおすすめです。
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(2)水やりは多肉植物の様子を見てから
多肉植物は多少水やりを忘れてもすぐには枯れません。
逆に気を付けたいのは水の与えすぎによる根腐れ。そのため、植物の様子を見てから水やりするのがおすすめです。
葉にシワがよったり、葉の色が悪くなったりしたら水やりのタイミング。
休眠期にはもっと水やり頻度を落とし、乾かし気味に管理しましょう。
また、水は鉢底からあふれるくらいにたっぷり与え、受け皿に溜まった水は必ず捨てるようにします。
(3)生育型にあった季節の管理をしよう
多肉植物は、それぞれの生育型にあった管理をしないと失敗してしまうことも。
例えば春秋型なら、春と秋にたくさん日に当てて水やりをします。夏と冬は休眠期になるので、水やりを控えめにしましょう。
夏型は夏に、冬型は冬にそれぞれ成長期を迎え、それ以外の季節は休眠期になります。
うっかり休眠期にたくさん水やりしてしまうと根腐れを起こす場合もあるので、生育型を意識して管理するのが上手に育てるコツです。
購入した時に刺さっているピックに、元気になる気温や季節による水やり頻度などを書いている場合はそのまま刺しておくとメモ代わりになりますね。
(4)厳しい冬の間は室内に入れて
冬型の多肉植物でも5℃を下回るような真冬の寒さは苦手です。
そのため、生育型に限らずどの多肉植物でも、夜間にグッと気温が下がるようになったら日当たりのいい室内へ移してあげましょう。
春になったら、まずは半日陰程度の場所で慣らしてから徐々に日当たりのいい場所へ。
いきなり直射日光が当たる場所に出すと弱ってしまう場合があります。
【ダイソー】の多肉植物のアレンジアイデア
多肉植物は1鉢ずつ土に植えて育てるのも楽しいですが、せっかくなら少しアレンジしてみるのもおすすめ。見た目がよくなってインテリアにもおすすめです。そこで、「ダイソー」の多肉植物をもっと素敵に見せるアイデアを紹介します。
【ダイソー】の多肉植物で寄せ植えを作ってみる
「ダイソー」の多肉植物は手頃な価格なのが魅力。そのため、気に入った種類をいくつか購入して寄せ植えにするのもおすすめです。「ダイソー」では植木鉢の種類も豊富なので、寄せ植えした時のサイズに合ったものやインテリアに馴染むものも見つけられるでしょう。
室内で育てるなら水耕栽培もおすすめ
多肉植物も水耕栽培で育てることができます。土が要らないので衛生的で涼し気な雰囲気なので、インテリアにもぴったりです。また、多肉植物が根腐れしてしまった時も、傷んだ部分をカットして乾かし、水耕栽培に切り替えることで復活できる場合があります。
【ダイソー】の多肉植物なら初心者でも気軽に育て始められる!
いかがでしたか? 100均「ダイソー」で売られている多肉植物の種類や植え替え方、必要な道具について紹介しました。
水やりをうっかり忘れてもすぐには枯れない多肉植物は初心者でも気軽に楽しめるグリーンです。
生育型をチェックし、季節にあわせた管理をすることで枯らさずにずっと楽しめますよ。
土や鉢など必要な道具も100均で揃うので、ぜひこの機会に多肉植物を育て始めてみてはいかがでしょうか?