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普段から相談やアドバイスが受けられるホームドクターがいると、万が一の時でも心強いですよね。愛猫のためにもかかりつけの動物病院を見つけて、ホームドクターと信頼関係を築きましょう。
動物病院とは?
動物病院とは、獣医師が飼育動物を診察し、治療する施設の通称です。「家畜病院」や「犬猫病院」、「アニマルクリニック」などさまざまな名前が付けられています。
怪我をした動物の治療のほか、健康診断やワクチン接種、去勢・避妊手術などを行います。
動物病院の選び方の7つのポイント
たくさんある動物病院の中から愛猫にぴったりの病院を探すのはなかなか大変です。インターネットの口コミよりも実際に猫を飼っている人にオススメの病院を聞く方がいいでしょう。
ただあくまでも参考程度にし、最終的には飼い主が実際に確かめてから判断してあげてくださいね。
【1】交通の便がいい
通院のしやすさはとても大事です。もし緊急の事態になった時のことも想定し、なるべく自宅から通いやすい場所や距離にある病院の方が飼い主の負担も少なくなります。
駐車場が完備されていればなおよしですね。
【2】清潔感があるか
動物病院にはいろんな動物が来るため、院内感染にも気をつけないといけません。
きちんと消毒がされているか、掃除が行き届いているか、動物のニオイがしないかなど、院内全体が清潔に保たれているかきちんとチェックしましょう。
【3】丁寧に答えてくれるか
症状を難しい専門用語などで説明する獣医師もいますが、飼い主からすると「?」となることも。
病状の説明や基本的な質問にも、面倒くさがらずにわかりやすく答えてくれる獣医師が望ましいですね。
【4】動物への対応はどうか
獣医師はもちろん、働いているスタッフの対応もチェックするポイントです。動物に対する態度が誠実で丁寧な病院を選びましょう。
【5】検査や治療にかかる費用を事前に提示してくれるか
動物病院の料金は、獣医師各自が設定しているため、同じ治療や検査を行っても治療費に差が出てしまうことがあります。
また治療費や検査費などは、飼い主が思っているよりも高額になることも。
事前にいくらくらいかかるのかを教えてくれたり、同じ症状でも複数の選択肢や費用を提示してくれたりする病院だと飼い主も安心です。
【6】時間外の緊急時に対応してもらえるかどうか
24時間営業や休日診療に対応している病院なら、万が一の時でも安心です。もし通いたい(通っている)病院が時間外に対応していなくても、このような病院を把握しておくことが大切です。
【7】セカンドオピニオンに対応してくれるか
治療方針などに対して他の獣医師の意見を聞く“セカンドオピニオン”に対応してくれるかはとても重要です。
セカンドオピニオンを受ける際は、今までの検査結果やカルテなどが必要となりますので、かかりつけのホームドクターに伝えてくださいね。
猫の病気がホームドクターの専門分野外の場合、他の病院を紹介してくれるかも重要なポイントです。
最後は獣医師との相性
上記のポイントをすべて押さえていても、先生との相性が悪かったら元も子もありません。猫によっては女性の(男性の)獣医さんの方が懐きやすいといったこともあります。
飼い主が信頼できる先生を選んでくださいね。
動物病院への慣らしかた
動物病院を嫌がる猫は多いと思いますが、病院嫌いにならないように少しでも病院に慣れさせることが大切です。
猫の健康診断は成猫で年に一度、ある程度の年齢になったら半年に一度が理想だといわれています。ただ猫の健康状態によっても健康診断の頻度は変わってくるので、かかりつけの獣医師に相談するのが◎。
・日頃からキャリーバッグに慣らせておく
・自分のニオイのついたタオルなどを持参する
・元気な時にも病院へ連れていく
・おやつを与える
ペット貯金や保険への加入
ペットの診療費は自由診療で全額が自己負担となるため、検査や治療によっては治療費が高額になることも!
いざという時のために、猫用の貯金をしたり、保険に加入したりすることも考えておきましょう。
ペット保険のメリット
・通院日や入院費、手術の補償
・お別れの際の火葬費用をしてくれる保険も
・賠償責任の補償をしてくれる保険も
ペット保険のデメリット
・掛け捨てが多い
・ペットが高齢になるにつれて保険料が上がるものが多い
・健康状態によっては加入できない場合も
まとめ
かかりつけの病院があると飼い主にとっては安心ですよね。まずは自宅の近くにある動物病院の情報収集から始めましょう。今回紹介したポイントを参考にして、信頼できるホームドクターを見つけてくださいね。