[2023/3/15追記]※同店は2023年1月22日に閉店しました。
Osaka Metro「北浜駅」から徒歩5分の場所にある「どら焼きとコーヒーの専門店 いちりん」。ライオン橋の愛称で親しまれる難波橋の北側、大通りより少し入ったところにある隠れ家的なカフェです。
オーナーの三原さんが、コーヒーの専門学校で出会った和菓子職人の本谷さんとタッグを組んで2019年にオープンしたこのお店。和菓子は全てお店のキッチンで一つひとつ作られていて、気軽に本格的なコーヒーと和菓子が食べられると常連さんも多いカフェです。
和菓子職人が作るカワイイどら焼き
京都の和菓子屋さんで経験を積んだ本谷さんが作る和菓子は、どれも甘さ控えめの優しい味。「いちりん和菓子プレート」は、日替わりのどら焼きと、季節ごとに種類が変わる3つの和菓子を楽しむことができます。この日の和菓子は「桜のこなし」「抹茶の求肥」「水羊羹」。カラフルで、季節感を味わえる和菓子がとても魅力的です。
お店自慢のどら焼きは、小さめのかわいらしいサイズが特徴です。オーナーの三原さん曰く「女性でも気軽に楽しめる、罪のない大きさ(笑)」。そう、どら焼きって大きくて餡子がずっしりして、ひとりで食べるには大変な時がありますよね。
「いちりん」のどら焼きは甘さも控えめなので、色々な種類を食べ比べしたり、複数個をシェアしたりできちゃうんです。1つ食べると、ついつい2つ目に手が伸びそうなほど!
シンプルなお菓子だからこそ、素材や作り方にもこだわりがあります。よくお客様から「パンケーキみたい」と言われるという、ふわふわの生地は国産ブレンド小麦を使用。熱伝導の良い銅板で焼き上げています。確かに、生地だけを食べても十分美味しい!
中の餡子は、北海道産の小豆を甘さ控えめにお店で丁寧に炊き上げているそうです。
「これがどら焼き!?」という美しい赤薔薇のどら焼きも見逃せません。「赤薔薇プレート」は、どら焼きと水羊羹のセット。
薔薇の部分はリンゴのコンポートをベリーで赤く着色したもので、甘酸っぱくて中の粒あんとクリームチーズとよくマッチします。さすがの職人技、こんな美しいどら焼きは珍しいですよね!
そして今大注目なのが、「シロクマのどら焼き」! 「お客様に喜んでもらえるどら焼きを」と考案し誕生したそうで、数量限定で販売されています。こんなつぶらな瞳で見つめられたら、かわいすぎて食べられない!
黒い生地は竹炭が練り込まれていて、白い部分は生クリーム。中にはラズベリーが入っているので、粒あんとマッチして想像以上にさっぱりとした味わいです。
こちらも他のどら焼きと同様、手の平にちょこんと乗るサイズ。とても好評なので今後も他の動物さんが登場するかも!?
和菓子との相性がいいスペシャルティコーヒー
お店の名前にもなっている「どら焼きとコーヒー」。実はこの組み合わせ、とても相性がいいんです。驚くことに、味覚を数字で分析して相性診断をした研究では「牛肉と赤ワイン」より相性がいいという結果が出ているんだそう。
確かにコーヒーの苦みや酸味と、餡子のコクのある甘さは、お互いを引き立て合っていてたまらない美味しさですよね。
もちろん、同店のコーヒーは和菓子に合うようにブレンドされたオリジナルです。中でも、最も高品質なコーヒーとされているスペシャルティコーヒーの2種類がおすすめ。
「ichi」はエスプレッソマシンで抽出しているので、濃くボディ感のある深みのある味わいです。アイスコーヒーでも◎。
「rin」(660円)は丁寧にハンドドリップした、ほんのりと酸味が感じられるフルーティな味わいが特徴です。
温かみのある信楽焼のオリジナルカップも、ホッとできる要素の一つ。サイズが大きめなので、コーヒーをたっぷりいただくことができるのも嬉しいですよね。
「苦くてコーヒーが苦手」という方が何人も「これなら飲める!」と虜になったというこだわりのコーヒー。これは一度飲まないと! ドリンクはテイクアウトも可能です♪