目次
【1】可愛い肉球にメロメロ
肉球の仕組みや役割は?
肉球は脂肪と弾性繊維でできており、1mmほどの厚さがあります。家猫と外猫では柔らかさも違います。肉球には、着地時の衝撃を和らげるためのクッション的な役割やしっとり湿っているため滑り止めの役割があります。また、ペロペロ舐めた肉球をブラシ代わりにして顔周りをきれいにすることも。
肉球の色で性格がわかる?
肉球の色はメラニン色素の量によって決まると言われており、猫の毛色や柄と関係しています。白い部分が多い猫はピンクの割合が、黒や茶色の部分が多い猫は黒の割合が多いそうです。
●ピンクの肉球
白猫、茶トラ、バイカラー(黒×白、グレー×白、茶×白など)など。マイペースで少し神経質な子が多いそう。
●黒の肉球
黒猫、キジトラ、サバトラに多い。黒猫はのんびりとした性格と言われていて、黒い毛色の割合が多い子ほど人懐っこい性格をしている。
●黒とピンクのぶち
毛に黒が混ざったサビやミケなどに多い。黒猫の穏やかさと白猫の用心深さなどがミックスし、気分屋でツンデレな子が多いと言われている。
●あずき色の肉球
グレーの毛色をした猫に多い。性格は黒猫と似たところがあり、穏やかでフレンドリー。
【2】しっぽのユニークな動きから目が離せない
猫はしっぽで気持ちを表す
甘えたい時や機嫌が悪い時など、猫はしっぽで今の気持ちを表します。代表的な動きと猫の気持ちを紹介します。
●しっぽをピンと立てている時
しっぽを立てながら飼い主に近づいてくる時は、甘えたい時やおねだりしたい時です。子猫が母猫にかまって欲しい時によくこの仕草をします。
●しっぽを体や足に巻きつけている時
リラックスしている証です。邪魔などはせず、そっと見守ってあげましょう。
●立ったまましっぽを左右に大きく動かしている時
注目してほしいあるいは興味津々といった気持ちの表れです。見慣れないものを見つけた時にもこの動作をすることがあり、やや興奮気味の状態です。
●しっぽを振っている時
猫は不機嫌な時にしっぽを振ります。なでていたり、かまっていたりする最中にしっぽを振り始めたら、そろそろかまうのはやめておいた方がいいかも。八つ当たりでひっかかれたり、噛まれたりする可能性もあるので気をつけましょう。
●しっぽをだらんと下げている時
叱られてしょんぼりしていたり、失敗して落ち込んでいたりするときに多いです。やさしく慰めてあげましょう。またこの状態が長く続く場合は体調が悪いかもしれませんので、動物病院へ連れて行きましょう。
【3】きゅんとくる仕草や不可思議な行動
(1)すりすりする
すりすりと体をこすりつける行為は、ニオイを残す“マーキング”です。人の足に頬などをこすりつけるのは“親愛の証”で、仲の良い猫同士でもこのような行為をします。頭突きのように、頭のてっぺんをぐりぐりと押し付けてくる猫もいます。飼い主におねだりをするときなどにも見られる仕草です。
(2)ふみふみする
子猫は母猫のおっぱいを飲むとき、本能的に前足で揉むような仕草をします。成長してからもやわらかい毛布などの上にいるとその仕草をしてしまうのは、その名残とも言われています。前足で足踏みをするようにふみふみしているときは、母猫のおっぱいを飲んでいたころを思い出し、飼い主に甘えたいという気持ちが出ているのでしょう。
(3)撫でていたら突然噛みつく
今まで気持ちよさそうにしていたのに突然噛みつくのは「愛撫誘発性攻撃」と呼ばれる行動で、猫からのやりすぎのサインです。最初のうちは気持ちよかったのに、触り続けられたことで我慢の限界がきたのでしょう。
(4)箱の中に入る
猫が大好きな「暗い」「静か」「狭い」を兼ね備えた箱に入ると、隠れ家気分で安心できるようです。どう見ても小さすぎる箱に、ぎゅうぎゅうになって収まっていることもありますよね。自分の体がぴったりと収まるくらいの大きさがちょうどいいみたいです。
【4】愛くるしくて癒される“猫あるある”
(1)飼い主の大切なものを中心に端からどんどん物を落とす
テーブルや棚、冷蔵庫の上など、猫は自分のテリトリーにあるものを何でも落とします。しかも自分で物を落としておいて“ガッシャーン!!”と大きな音がすると一目散に逃げてしまいます。かまってほしい、遊んでほしい、物を邪魔に思っている場合に起こるケースが多いみたいです。
(2)飼い主が集中していると邪魔をする
パソコンを触っていたり新聞を読んでいたりする時、猫が邪魔をしてくることってありますよね。作業を妨害してくるのは「注目してほしい」「自分のことを優先してほしい」と考えているからだそう。また好奇心から邪魔をするケースもあるようです。
(3)部屋の一点を凝視する
猫が部屋の空間を凝視する姿を見たことはありませんか? 猫は人間よりも聴覚が優れており、人間が聞きとれない音にも敏感に反応します。かすかな物音がする方に耳をすませているので、人間からは何もない空間を見つめているように見えるのかもしれません。
(4)深夜に大運動会!
決してストレスが溜まっているからではなく、猫の本能が関係しています。猫は本来夜行性で、かつては夕方から明け方が狩りの時間だったそうです。その本能が強く残っている猫ほどエネルギーを発散させるため、暗くなると大運動会をしてしまうと言われています。
まとめ
今回は、猫の可愛すぎる部位や行動をご紹介しました。愛くるしい部位や気まぐれな猫ちゃんの行動にもいろいろと意味があるようです。じっくり観察しながら、癒されてくださいね!