こんにちは、ナチュラルライフ探求ライターのmiaです。
持続可能な暮らし方のヒントをテーマにお届けする、連載コラム『やさしく、シンプル。サステナブルな暮らし』。
皆さんは毎日の習慣を持っていますか。
自分の体と心をいい状態で保つために行う「何か」。それは自分自身を循環させる習慣ともいえるのではないでしょうか。
サステナブルな自分を創る習慣
「自分自身を大切にし、日々丁寧に生きる」ことは、サステナブルの基本になる部分。
リサイクルや、ごみを出さない工夫をすることももちろん大切ですが、まず体という器を循環させること。それが継続可能な心地いい毎日に繋がり、そういう状態のとき私たちは人や地球に優しい選択をしやすくなると思うのです。
理想的なのはいつもご機嫌でいること。
特に今は私たちの暮らしにもさまざまな制限が設けられ、のびのびと生きていく方が難しいご時世……。そんななかでも自分らしさを失わずに肩の力を抜いて、ご機嫌で生きていく。
これができれば、何が起きてもどっしりと構えていられるはず。その状態を保つために私は3つの習慣を続けています。
アーユルヴェーダの叡智を借りる
スリランカや南インド発祥のアーユルヴェーダは、5000年以上続く伝統医学。
サンスクリット語でアーユス(生命)とヴェータ(科学・智慧)を組み合わせた、「幸せに生きる智慧」のこと。
日本ではアーユルヴェーダというとサロンで受けるリラクゼーションの印象が強いかもしれません。でも本場スリランカではトリートメントに留まらず、生活そのものに関する考え方や習慣も含めた大きな意味合いが。
私はそんな、アーユルヴェーダの「日常生活法」という考え方が素敵だなと思っています。
「より心地よく生きられるヒント」のことで、毎日の過ごし方が季節別、時間別に細かく提案されていて、「オイルプリング」、朝一番の白湯、ヨガなどもそれに含まれます。
セサミオイルのうがい
朝の習慣で特に欠かせないのが「オイルプリング」というオイルを使ったうがいで、アーユルヴェーダ式口腔ケアのひとつ。
オイルをひとさじ口に含んでクチュクチュうがいをして吐き出すことにより、口中の細菌を絡めとって出す健康法のこと。朝起きてすぐ行います。
免疫力アップ、デトックスなどさまざまな効能が期待され、なにより実際やってみるととても爽快な気分になり、それだけでも十分にやる価値があるはず!
またアーユルヴェーダでは、オイルは浸透させることに意味があるとされているからこそ大切にしたオイル選び。
私は先日トリートメントを受けたサロンで使われていたセサミオイルが、とても合うように感じたので、そちらで大きなサイズを購入し使っています。本場スリランカより取り寄せた100%オーガニック、そして黒ゴマのオイルというのが珍しくて気に入っています。
マインドフルネスで今を意識する
今を大切にした生き方を「マインドフルネス」といいます。
しばらく意識的に考えを止めてみようとすると、いかに「今ここにあらず」な状態であるかということに気付きます。過去に連れ戻されたり、未来の予定や思いを巡らしたり、私自身「今」ではない瞬間により「今」が成り立っていることを知り愕然としたことも。
マインドフルネスを実践すると集中力が増し、ストレスの軽減、感情コントロールの向上などが挙げられています。
その助けになるのが瞑想や呼吸法、そして私にとってはジャーナリングです。
朝いちで行う呼吸法
朝起きてまだぼんやりした頭のままで心地よい姿勢で座り、もしくは寝たままで腹式呼吸。
鼻から細く長い息を吐いて、吐ききったら少し止めて、ふと力を緩めると息が入ってくるので受け取ります。力み過ぎず、体を緩めながら行うのがオススメ。
頭の中を忙しくしないためには、呼吸を吐くときに「スー」、吸うときに「ハー」など心の中で言葉を乗せてみるとそちらに集中できます。
起きてすぐその日のやることを考えてしまうほどせっかちな私ですが、この呼吸の時間を持つことで、一日のスタートを気持ちよく切ることができています。
ちなみにこの呼吸は一日中いつでも、気が焦ったときなどに行うと効果的。
コーヒー片手にジャーナリング
ジャーナリングは「書く瞑想」とも呼ばれ、書き出すことで頭の中にあるさまざまなことを可視化し、思考や心を整えるための習慣です。
書き方にルールはないので、私は日記に加え幸せを感じたできごとやアイデア、印象に残った誰かの言葉を書き留めたり、見ると幸せになる写真をコラージュしたりも。
忙しい朝でも、まず淹れたてのコーヒーをおともにジャーナルを開いて書き出しからスタート。
おかげで頭の中がスッキリし、すべきことの優先順位も見えてくる気がします。
こちらのコラムは毎月第1・3金曜日に更新します。
では、また次の更新をお楽しみに!