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梅雨の季節には、「だるさが抜けない」「すぐに疲れる」といった体の不調を訴える人が増えます。そうした不調の原因として考えられるのが、湿気による“むくみ”です。しかしむくみを何とかしたいと思っても、どうしたらよいか分からないという人が多いのでは?
そこで今回は、自分で簡単にできるオススメのむくみ対策をご紹介します。どれも日々の生活に取り入れやすいものばかりです。梅雨どきのむくみに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ梅雨どきに体がむくむの?
梅雨どきに体がむくむのは、水分の排出が滞るからです。
人間の体は、汗をかいて体温の調節をしています。汗が蒸発することで皮膚を冷やし、体温の上昇を抑えているのです。
しかし湿度が高いと、汗は蒸発しにくくなります。あなたもジメジメとした雨の日に、部屋に干した洗濯物がなかなか乾かず困った経験はありませんか? まさに、これは肌の上で起きているのと同じ現象です。
汗が蒸発しないと、体内の熱をうまく発散できません。そのため冷たいものばかりを摂取するようになり、少しずつ体の中心から冷えてきます。冷えによって血管が収縮し、血流や代謝が低下。すると余分な水分や老廃物を排出できなくなり、体がむくんでしまうのです。
排出されない水分がさらに体を冷やすため、代謝は低下するばかり。体が水分をため込む悪循環に陥り、「体がだるい」「手足が冷える」といった悩みにつながります。
では梅雨どきのむくみに悩んだら、一体どういった対策をとればよいのでしょうか?
【食べ物編】自分で簡単にできる梅雨どきのむくみ対策
ここからは、自分で簡単にできる梅雨どきのむくみ対策をご紹介します。まずは食べ物編です。
【1】夏野菜
梅雨どきは、食事に夏野菜を取り入れるのがオススメ。夏に旬を迎える野菜は、暑い季節に適応するための栄養素を備えています。
代表的な夏野菜が、こちらです。
- キュウリ
- トマト
- なす
- トウモロコシ
- ゴーヤ
これらの夏野菜には、余分な塩分の排出を促すカリウムがたっぷり。また疲労回復のカギとなるビタミンB1やB2を含んでいる場合が多く、夏バテの予防も期待できます。
ただし夏野菜は体を冷やしやすいため、食べ過ぎには要注意です。夏野菜を食べるときは、体を温める唐辛子やショウガなどの食材と組み合わせるとよいでしょう。
【2】豆類
夏が旬の豆類も、むくみ対策に役立つ食材です。
夏に食べたい豆類が、こちら。
- そら豆
- 枝豆
- 緑豆
- 大豆
豆類にはカリウムのほか、利尿作用のあるサポニンが豊富です。そのため豆類をとることで、塩分と水分のスムーズな排出が期待できます。また、発汗を促すネギやミョウガなどの香味野菜と組み合わせると効果が高まるでしょう。