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【京都】雨の日にこそ見たい!緑の苔が神秘的で美しいお寺9選

【京都】雨の日にこそ見たい!緑の苔が神秘的で美しいお寺9選

京都は湿度が高く、苔の絨毯が広がるお寺が多数あります。苔は年中を通して見ることができますが、梅雨の季節は苔が潤い青々とした美しい姿を見ることができますよ。今回は苔の美しい京都のお寺をまとめてご紹介します。ぜひ初夏のお出かけの参考にしてくださいね。

1.【京都市右京区】祇王寺(ぎおうじ)

祇王寺の苔絨毯と青もみじ

京都洛西の「祇王寺」(京都府京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町)は、京都の苔の名所として名高い寺院です。「祇王寺」のあるエリアは「奥嵯峨」と呼ばれ、観光地嵐山から少し距離の離れた場所のため混雑を避けることもできます。

寺院周辺は青もみじの木に囲まれており、自然の中で静寂を感じることのできる空間です。特に初夏は、苔の美しさに加えて青もみじが青々と輝く季節でもあるので、緑一色に包まれた幻想的な景色を楽しむことができますよ。

祇王寺の通路両脇に広がる苔絨毯

お寺の職員さんによって丁寧に手入れされた苔庭は、ボリュームたっぷりの苔が一面を覆う見事なもの。山際に位置する「祇王寺」の庭園は湿気がたまりやすく、木々の影によって日光が直接当たりにくいため、苔が育つのに適した環境なのでしょう。

「祇王寺」には多種多様な苔があり、その数はなんと20種類を超えるそうです。代表的な苔は、苔庭の側にある「苔棚」で紹介されています。

ぱっと見では同じように見える苔でも、近くで観察してみると種類によって微妙に形が違います。訪れた際にはぜひじっくり苔を鑑賞してみてくださいね。

【拝観料】
大人300円、小人(小中高)100円

【スポット情報】
■住所:京都府京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32(MAP
https://www.giouji.or.jp/
※拝観時間と定休日は公式HPでご確認ください。

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「祇王寺」から徒歩11分
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2.【京都市右京区】龍安寺(りょうあんじ)

龍安寺方丈西庭の苔絨毯

金閣寺にほど近く、多くの観光客が訪れる世界遺産「龍安寺」(京都府京都市右京区龍安寺御陵下町)。なんといっても美しい枯山水の石庭が有名ですが、方丈の西側に苔庭があることを知っていましたか?

西庭は一面を苔に覆われた苔庭です。こちらは木々によって庭も木陰になっており、眩いほどの白砂に覆われた石庭とはまた違った趣がありますね。

龍安寺方丈西庭の苔と桜の古株

庭の一角には秀吉が愛でたという糸桜の古株が見られます。

西庭以外にも境内の庭園や、山道脇など、「龍安寺」ではいたるところで苔の絨毯を見ることができます。草花や樹木もたくさん植えられているので、初夏の季節は緑に囲まれた神秘的な風景が境内に広がっています。

せっかく「龍安寺」に訪れたのなら、方丈だけでなく境内もぜひ散策してみてくださいね。

【拝観料】
大人・高校生500円、小・中学生300円

【スポット情報】
■住所:京都府京都市右京区龍安寺御陵下町13(MAP
http://www.ryoanji.jp/
※拝観時間と定休日は公式HPでご確認ください。

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「龍安寺」から車で15分
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3.【京都市右京区】桂春院(けいしゅんいん)

桂春院の苔の生えた庭

桂春院(京都府京都市右京区花園寺ノ中町)は、利休ゆかりの茶室(非公開)があることで有名。境内には「清浄の庭」、「侘の庭」、「思惟の庭(しいのにわ)」、「真如の庭(しんにょのにわ)」の4つの庭園が楽しめます。苔がキレイに面を彩り、和の雰囲気を感じられる癒しの空間になっています。

桂春院の額縁庭園からの美しい風景

額縁庭園からはとっても風情ある景色を堪能できます。しっとりと静かに佇んでいたくなるような緑と赤のコントラストは、日本を象徴するかのよう。葉が紅く色づく季節には、より情緒ある景色を堪能できるでしょう。

【拝観料】
一般400円 ※小学生以下無料

【スポット情報】
■住所:京都府京都市右京区花園寺ノ中町11(MAP

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おうちぱん
「桂春院」から車で15分
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4.【京都市左京区】法然院(ほうねんいん)

法然院の茅葺き屋根の山門

洛東鹿ケ谷にある「法然院」(京都府京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町)は、観光スポット「哲学の道」にほど近い東山の山間に佇むお寺です。「哲学の道」の「法然院橋」を東に渡って徒歩10分ほどの場所にあります。

山門の茅葺き屋根は梅雨の季節になると苔に覆われ、風情ある佇まいに。昔話に描かれるワンシーンのようで、タイムスリップした気分になれますよ。

法然院の白砂壇と苔

山門を入ってすぐの通路両脇には「白砂壇(びゃくさだん)」という長方形の盛砂があります。水を表す砂壇の間を通ることで心身を清める意味があるそうです。この砂壇の周りにも苔が生育しており、白と緑の美しい対比が魅力的ですね。

ほかにも参道の両脇や放生池近辺など、境内のいたるところにふかふかとした苔が生育しています。

春は椿、秋には紅葉、と四季折々の自然を感じられる「法然院」ですが、苔の生き生きとする初夏に訪れるのもオススメです。日々の喧騒を忘れ、リラックスしたひと時を過ごすことができますよ。

【拝観料】
無料(伽藍内特別公開の期間中、伽藍内の拝観は有料)

【スポット情報】
■住所:京都府京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30(MAP
http://www.honen-in.jp/
※拝観時間と定休日は公式HPでご確認ください。

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茂庵
「法然院」から徒歩5分
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5.【京都市左京区】三千院(さんぜんいん)

三千院の苔の生えた森

三千院(京都府京都市左京区大原来迎院町)は、代々皇子・皇族が住職を務めてきた門跡寺院として知られています。「有清園」と「往生極楽院」を進んだ先には、緑の苔が一面に美しく広がっています。

彫刻家の杉村孝氏が手掛けた小さなわらべ地蔵
(石彫刻家:杉村孝 作)

彫刻家の杉村孝氏が手掛けた小さなわらべ地蔵は、ひとつひとつ絶妙な表情をしており、眺めているだけで癒される人が続出…!ここではお地蔵さんがたくさん並んでいるので、愛着の湧く1体を見つけてみるのも楽しいですね。

【拝観料】
一般700円、中高校生400円、小学生150円

【スポット情報】
■住所:京都府京都市左京区大原来迎院町540(MAP
http://www.sanzenin.or.jp/
※拝観時間と定休日は公式HPでご確認ください。

6.【京都市東山区】東福寺(とうふくじ)

東福寺の市松模様の苔庭

紅葉の名所として有名な「東福寺」(京都府京都市東山区本町)。広大な境内には、三門や龍吟庵といった国宝や、長さ約20メートルの通天橋など、有名な建築物が多く存在しています。

そんな「東福寺」の中で、SNSを中心に話題を集めているのが、「小一松の庭園」です。こちらは本坊の東西南北に配された4つの庭園のうちの1つで、本坊北側に位置します。本坊庭園は「八相の庭」とも称され、昭和を代表する作庭家・重森三玲によって作られました。

北庭は苔の部分と石の部分で構成した市松模様になっており、他の庭園ではあまり見かけない斬新な設計です。

次第に疎らになっていく東福寺の市松模様苔

庭の手前の部分はほぼ正確な一松模様ですが、次第にそれが崩れていき、奥へ行くにつれてポツンポツンと一石ずつ配置されながら消えて行く構成になっています。

これは仏教が広がるさまや釈迦の入滅を表しているという説があり、深い意味を持っていることがわかります。このようなことを知った上で鑑賞すると、単にフォトジェニックというだけでなく、また別の見方ができそうですね。

【拝観料】
通天橋・開山堂:大人600円、小人300円
東福寺本坊庭園(方丈):大人500円、小人300円
東福寺本坊庭園(方丈)、通天橋・開山堂(共通拝観券):大人1,000円、小人500円
※秋季は特別拝観料

【スポット情報】
■住所:京都府京都市東山区本町15-778(MAP
http://www.tofukuji.jp/
※拝観時間と定休日は公式HPでご確認ください。

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フルーツパンダ。by bekkaku
「東福寺」から車で11分
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7.【京都市東山区】天得院(てんとくいん)

天得院の枯山水庭園に咲く桔梗

「天得院」(京都府京都市東山区本町)は、かつて徳川家康によって一度取り壊されましたが、1789年に再建されたとする歴史のある「東福寺の塔頭のひとつ」として知られています。枯山水庭園は一面を美しく彩る苔と、6月から7月にかけて咲く約300本の桔梗とのコラボを楽しめます。

天得院の廊下にある華頭窓から眺める庭

廊下にある華頭窓から眺める庭は、とても風情を感じられます。庭園は方丈の西側と南側にあり、好きな場所へ座って、庭をしっとりと鑑賞できます。美しい苔が覆う庭を眺め、ゆっくりと流れる時間を堪能してください。

【拝観料】
大人500円、小中学生300円 ※未就学児無料(保護者同伴に限る)

【スポット情報】
■住所:京都府京都市東山区本町15-802(MAP
https://tentokuin.jp/
※拝観時間と定休日は公式HPでご確認ください。

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スタンド EL
「天得院」から車で7分
「八ッ橋」を使った贅沢パフェ!ホテル エルシエント京都に新登場
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スタンドELの八ッ橋を使った贅沢パフェ

8.【京都市東山区】建仁寺(けんにんじ)

苔の生えた美しい建仁寺の境内

「建仁寺」(京都府京都市東山区大和大路四条下ル小松町)は京都で最初の禅寺として有名。中国で修業を重ねた僧侶・栄西が開いたとし、洗練された境内が多くの観光客を魅了しています。

建仁寺の潮音庭

縁側に座って楽しめる庭園「潮音庭(ちょうおんてい)」は、美しく広がる苔と凛々しさのある木が癒しの空間を作り出しています。吹き抜けを演出する庭園は、見る角度によってまた違った魅力を発見できるでしょう。

【拝観料】
一般600円、中高生300円、小学生200円 ※小学生未満のお子様は無料

【スポット情報】
■住所:京都府京都市東山区大和大路四条下ル小松町584(MAP
https://www.kenninji.jp/
※拝観時間と定休日は公式HPでご確認ください。

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JEREMY&JEMIMAH
「建仁寺」から徒歩4分
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9.【京都市東山区】霊雲院(れいうんいん)

霊雲院

「霊雲院」(京都府京都市東山区本町)は、明徳1年(1390年)に「不二庵」と呼ばれ、傑僧・岐陽方秀によって開かれた寺院です。歴史の深い霊雲院には2つの庭園があり、「九山八海の庭」には遺愛石(いあいせき)が置かれています。遺愛石は須弥山に見立ており、白砂の波紋は山海を表現しているのだそう。美しい波紋のほとりには、これまた美しい苔たちが庭園を彩っています。

霊雲院で見られる苔

「霊雲院」で見られる苔は、白砂の波紋と松の木などの土台となり、まるで芸術作品のような美しさ。思わず息をひそめて写真をとりたくなるような、儚さをも感じる景観です。なお、「霊雲院」は雨の日には開院していないため、この美しい苔を見るなら晴れた日に行きましょう。

【拝観料】
大人500円 中学生300円
※車いすの方、12歳以下の拝観は不可

【スポット情報】
■住所:京都府京都市東山区本町15-801(MAP
https://reiunin.jp/
※営業時間と定休日は公式HPでご確認ください。

▼周辺グルメもチェック!

マリ亞ンヌ
「霊雲院」から車で13分
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京都のレトロでかわいいクリームソーダ

苔の美しいお寺で癒されよう!

湿度が高くじめじめした季節、人間は元気がなくなっちゃいますが苔は元気いっぱいです。苔や青紅葉などの草木の茂る緑いっぱいの空間でお参りすれば、清らかな気持ちになれるかも。ぜひ、初夏のお出かけの候補に加えてみてくださいね。

Text:中村ゆか、山下 香


ライター

PrettyOnline編集部

大阪・京都・神戸など関西を中心にグルメ情報やおでかけ情報を発信する関西情報メディア編集部です。

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