毎日作りたてのおだんごが食べられるお店
心斎橋からほど近いエリアにある「空堀商店街」。古くからの商店や新しいカフェなど、バラエティ豊かなお店で賑わう場所です。
その中に2020年3月にオープンしたのが、おだんご専門店「十五番だんご」です。1階はテイクアウト商品の販売、2・3階部分がカフェになっており、地元住民の方から観光客まで、おいしいおだんごを求めて多くのお客さまが訪れています。
定番の「みたらしだんご」(1本100円)や「きなこだんご」(1本90円)の他、「わらびもち」(6個入り500円)や「あべかわ」(5個入り200円)、季節のおだんごを楽しむことができます。どれも美味しそうで注文に迷ってしまいそう。
おだんごは毎日お店で一から生地を練り上げているので、いつでも作りたて。
国産うるち米を使った生地は、もちもちでまろやかな美味しさが特徴です。お米自体の美味しさを感じられる上品な甘さが、年齢を問わず人気を集めています。
「みたらしだんご」は、注文をしてから店頭で仕上げてもらえるスタイル。炙って香ばしくなった生地を、甘辛の特製タレにどっぷりとつけていただきます。温かいうちに召し上がれ!
南部鉄器で沸かした白湯を生地に混ぜ込んでいるのも、おだんごの美味しさの理由。
鉄器で沸かしたものには鉄分が含まれるので、口当たりが柔らかくまろやかな味になるんだそう。鉄分が摂れるという点でも、不足しがちな女性には嬉しいこだわりですよね。
実は、お店の運営をしている「池永鉄工」は、南部鉄器を古くから販売している会社。鉄器の優れた点を熟知しているからこそ、そのメリットを生かしたおだんごが人気を集めているんです。
カフェで人気のわらびもちセット
階段を上がると、ほっこり落ち着く和風の空間が広がっています。カフェでは、店頭で販売しているおだんごの他、パフェやかき氷など、オリジナルメニューを楽しむことができます。
中でも人気を集めているのが、「わらびもちセット」。贅沢なほど、きなこがたっぷりとかかったわらびもちは大きくて食べ応えのあるサイズです。本わらび粉が入った生地には、自家製ブレンドの黒蜜が練り込まれているのでコクがある味わい。
口に入れると、トロッととろけてびっくり! 甘さ控えめであっという間に食べてしまう美味しさです。
セットのドリンクは、オーガニック抹茶や煎茶、ほうじ茶、コーヒーから選ぶことができます。おすすめは、1杯ずつ丁寧に点ててもらえるオーガニック抹茶。わらびもちと抹茶で、とことん和スイーツを味わってみてください。
かき氷の美味しさの理由はかき氷機!
おだんごだけじゃないのが、同店の魅力。カフェメニューの中で特におすすめしたいのが、かき氷です。
一番人気は「抹茶あずき」。見てくださいこのサイズ感! テーブルに運ばれてきた時、思わず歓喜の声をあげてしまいそうです。
キメが細かい氷は、雪のようにふわっふわ。口の中でスッと消える口溶けの良さに驚きです。
コクがあって甘さは控えめの抹茶シロップは、オーガニックの宇治抹茶を使っているというこだわり。
トッピングにはおだんごとあんこが付いています。あんこは国産のあずきを使用。自慢のおだんごが少しでも食べられるのは、嬉しいポイントですよね。
このふわふわのおいしい氷を作り出しているのが「SWAN(スワン)印」のかき氷機。実はお店の母体の会社は、南部鉄器の他にもかき氷機を古くから手がけているんです。
「氷の置き方やタイミングなど、少しの違いで美味しさが変わってきます。機械を作っているメーカーだからこそ熟知している技をスタッフにレクチャーしています」とのこと。なるほど、氷の美味しさに納得です!