こんにちは、ナチュラルライフ探求ライターのmiaです。
持続可能な暮らし方のヒントをテーマにお届けする、連載コラム「やさしく、シンプル。サステナブルな暮らし」。
キムチは私の大好きな発酵食のひとつです。なかでも昨年から手作りを始めたのは、夏にピッタリのあっさりめの小松菜水キムチ。今回はその魅力を掘り下げてご紹介します。
保存食は手作りがオススメ
「サステナブルな暮らしの基本は手作り!」と、去年の夏から始めているキムチ作り。
味噌や梅酒など長期戦のものはハードルが高めに感じる私でも、キムチなら負担にならず気軽に手作りを楽しんでいます。キムチやぬか漬けなど漬け物類は、比較的簡単なのでビギナーさんにもオススメ。
長持ちするので食材を無駄にすることなく、体にも優しい食卓の一皿になります。
キムチ好きの私は無くなるたびに買い足すので、その都度出るプラスチック容器のごみも気になっていました。自家製なら家にある容器に保存できるため、プラスチックごみの削減にもなるのです。
作り過ぎたときは、家族やキムチ好きの人におすそ分けしても喜んでもらえますよ。
韓国の夏定番「水キムチ」
夏になると家庭に並ぶという韓国では定番の水キムチ。
よく知られているのは、日本でいう浅漬けのような無色透明の発酵水に浸かったキムチ。
今回は本場韓国のレシピをいくつかリサーチし、いくつか試したなかで、より濃厚かつ辛みもある水キムチをご紹介します。
実際に私が何度か作ったことのあるオススメのレシピです。
水キムチとは
通常のキムチより水分たっぷり! そのなかに生きた植物性乳酸菌がぎゅっと詰まっているので、水キムチの水分を飲むだけでも栄養補給に。
実際に韓国では、夏の暑い日には水キムチの汁をゴクゴク飲むことも夏バテ対策のひとつだそうです。
また作りながら味付けを調整できる水キムチは、仕上がりまでドキドキと待たなくてもいいのが嬉しいです。これが初心者さんにもピッタリの理由です。
小松菜水キムチの作り方
冬から春が旬の小松菜ですが、今は通年手に入るリーズナブルかつ栄養価の高い野菜。
小松菜はカリウム、ビタミンC、カルシウム、鉄、Bカロテンなどが含まれる上、低カロリーなのも嬉しいですよね。
もちろん旬の時期に浸けるのがベストですが、それ以外の時期でも美味しい小松菜が手に入ります。
たっぷりの玉ねぎとパプリカを入れていざ作ってみましょう!
材料
野菜
- 小松菜……2束
- 玉ねぎ……1つ
- パプリカ……1つ
- にんにく……1かけ
- ショウガ……1かけ
味付け
- 唐辛子……大4
- ダシ……1本
- カナリエキス(アミの塩辛でも〇)……大3
- 天然甘味料……小1
- 天然塩……適量
※唐辛子は韓国産のキムチ用がオススメ。インターネットで簡単に買える
※カナリエキスはイカナゴという魚のエキスで、キムチのうま味。アミの塩辛があればより本格的なキムチに
キムチのり
- 上新粉……大1
- 水……100cc
※上新粉の代わりに米粉・白玉粉でも可
作り方
キムチの作り方
キムチのりの作り方
- 1.水に上新粉を加えて混ぜる
- 2.鍋に入れて火にかける
- 3.トロトロになるまで中火で混ぜる
- 4.火を消してから冷まして完成
小松菜水キムチは、1~数週間で食べ切れる量を作ること。
保存料などが入っていないので野菜本来の美味しさを味わえますが、時間が経ったキムチは食べる前に匂いやスープの味を確認することをお忘れなく。
アレンジレシピ「韓国冷麺風そうめん」
チゲ鍋風や、チャーハンにも使える水キムチですが、今回は韓国冷麺をイメージした小松菜水キムチそうめんをご紹介します。
ササッと作れて栄養たっぷり! 特にこれからの夏バテしやすい時期に覚えておきたい、救世主レシピです。
材料(1人前)
- そうめん
- 小松菜水キムチ
- 卵
- ネギ
スープ
- 水キムチの汁……100cc
- ダシ……1/2本
- コチジャン……小1/2
- 水……150cc
- ごま油……少々
作り方
- 1.スープを作って冷蔵庫で冷やしておく
- 2.そうめんを茹でて、流水で冷ましてザルで水を切る
- 3.卵は好みの硬さに茹で、ネギを小口切りに
- 4.スープにそうめん、小松菜水キムチ、卵、ネギを乗せる
夏にオススメの小松菜水キムチをご紹介しました。
たっぷり野菜をザクザク大きめにカットし、食べ応えもバッチリ! 漬物というより一品として食卓に並べたくなるキムチです。
今年の夏は、オリジナル水キムチ作りを楽しんでみてはどうでしょう。
こちらのコラムは毎月第1・3金曜日に更新します。
では、また次の更新をお楽しみに!