※新型コロナウイルス感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉・密集・密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
京阪「中之島駅」から徒歩8分、都会的な街並みを眺めながら歩いていると「graf」の建物が見えてきます。「graf」は大阪を拠点として活動するクリエイティブユニット。"暮らしのための構造"をテーマに据え、家具や照明などのインテリアをはじめ、空間やグラフィックのデザインなども行います。
心地よい空間で過ごす昼下がり
周りには緑が生い茂り、まるで都会のオアシスのような、癒やしの雰囲気。ここだけゆっくり時が流れているようで、なんだかのんびりしてしまいます。
ショップスペースには同社が手がけたプロダクトが販売されているほか、独自の審美眼でセレクトされたアイテムたちも購入可能。キッチングッズやパジャマ、チェアなど多彩なラインアップで、眺めているだけで楽しいです。
ショーケースには気になる焼き菓子もずらり。すべて自家製で、ワッフル、スコーン、ダックワーズサンドなど、いろんな国のおいしいものが並びます。
彩りもボリュームも大満足のお昼の定食
「graf kitchen」でぜひいただきたいのが、「本日の定食」(1,200円)。ご飯、お味噌汁、サラダ、メインディッシュがセットになった同店自慢のお昼ご飯で、これを目当てに訪れる人も多い人気メニューです。
ではさっそくご飯から。ほんのり色づいているのは5分づきにしているからで、栄養を残しながら日本のお米らしいモチモチ感も楽しめます。トッピングは、お味噌汁に使われる昆布を佃煮にしたもの。ご飯と一緒に食べれば、滋味深いおいしさに思わずホッ。
サラダに使う野菜は、直接取引のある生産者さんから仕入れた瑞々しいものばかり。合わせるドレッシングは、オリーブオイルと塩をベースに、季節のフルーツをプラスして酸味と甘味を補います。
「今日のフルーツは、はっさく、すもも、台湾パイナップルで季節を感じていただきます。サクッとした食感を演出するため、細かく切ったクッキーも入れました。食感、味が複雑に混ざり合う楽しさとともに、見た目の華やかさにも気を配っています」とシェフ。たしかに、香りも味わいも実にスペシャルなサラダでした。
メインはチキンの中華風南蛮漬け。鶏もも肉1枚をそのままじっくり揚げることで、やわらかくジューシーな食感をキープ。好き嫌いを問わない甘酸っぱいソースとも相まって、ご飯がどしどしすすむおいしさです。
付け合わせの野菜も、グリルにしたりラペにしたり煮込んだりとさまざまなバリエーションがあるので、「次はどんな味? どんな食感?」とわくわく。食べる楽しみを演出してくれるひと皿でした。(定食の提供時間は17時まで)