こんにちは、ASAMIです。
「良いものを長く大切に使い続ける」という私のライフスタイルテーマをもとにお届けする連載コラム「30代からの名品」。今回は「ティファニー」の「ボーンカフ」をご紹介します。
180年以上の歴史をもつ「ティファニー」
象徴的なブルーボックス。白いサテンリボンをほどくときのワクワクする高揚感は格別ですよね。
「Tiffany & Co.」は、1837年にニューヨークで誕生しました。文具雑貨店からはじまった「ティファニー」は、現在では「カルティエ」、「ブルガリ」、「ハリーウィンストン」、「ヴァンクリーフ&アーペル」とともに世界5大ジュエラーとして知られています。
今回は、そんな180年以上の歴史をもつティファニーの高貴でスタイリッシュなバングル「ボーンカフ」をご紹介したいと思います。
手首の骨にあわせて付けるバングル「ボーンカフ」
「ボーンカフ」という名前は、「bone(骨)」+「cuff(袖)」という「ティファニー」の造語です。
その名の通り、シャツの袖のあたりの手首の骨にあわせて付けるバングルで、左右用それぞれのデザインがあります。
「ティファニー」のシルバージュエリーには、スターリングシルバーという素材が使用されています。
シルバーは銀100%だとジュエリーとしては硬度が弱いので、通常銅などを混ぜて合金にします。1851年に「ティファニー」は、硬度、耐久性、美しさが全て叶う比率が銀92.5%・銅7.5%のスターリングシルバー基準を設定しました。
この純度はアメリカ公式基準となり、現在も用いられています。
名品「ボーンカフ」は個性的かつエレガント
「ボーンカフ」は、1974年に「ティファニー」に迎えられた、エルサ・ペレッティによって生み出されました。
「ティファニー」に革命をもたらしたと言われている彼女のデザインは、「オープンハート」や「バイ ザ ヤード」など、モダンで日常的に付けられるものから、「ボーンカフ」や「ビーン デザイン」ような遊び心のある名品が揃っています。
元々ファッションモデルとしてキャリアを積んでいたエルサが「シンプルであること。それがスタイル」のコンセプトでつくり出すジュエリーは世界中の人々から共感を得ました。
手首に添ってカーブを描くなめらかなフォルムは、個性的でありながらエレガントでリュクスな雰囲気。
シンプルなコーディネートのアクセントになったり、ドレスアップの外しになったりと、さまざまな表情でスタイルを引き立ててくれます。
美しいアシンメトリーのデザイン。そのものだけで目を引く存在感は、「ボーンカフ」ならではの魅力です。
裏側には、エルサのネームと「ティファニー」の刻印があります。
シルバーの輝きを保つために
私は普段のお手入れとして、「ボーンカフ」を外した後は、専用のクロスで簡単に拭いて保管するようにしています。この、ちょっとしたひと手間でシルバーの輝きをキープすることができます。
汚れやくすみが気になるときは、「ティファニー」のブティックでプロによるクリーニングをしてもらえるのも嬉しいフォローですね。
自分らしく愉しみたいと思える逸品
「ボーンカフ」の少し無骨なようでいて丸みのある曲線が女性らしくもあるところが好きです。
年齢を重ねていくとともに、その時の自分らしいかたちで「ボーンカフ」を愉しみたいな、と思っています。
今回は、上品な煌めきが大人美に相応しい「ティファニー」の「ボーンカフ」をご紹介しました。
こちらのコラムは第2・4金曜日に更新します。
では、また次回の更新をお楽しみに!