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「蛙化現象(かえるかげんしょう)」という言葉を聞いたことがありますか? 最近は蛙化現象の影響で、好きな人と付き合えても「急に気持ち悪く感じる」「気持ちが冷めてしまう」と悩む人が増えています。せっかく両想いになれたのに、なぜ急に気持ちが変わってしまうのでしょうか。
そこで今回は、蛙化現象が起こる原因と克服方法をご紹介します。あわせて蛙化現象の意味についても解説しますので、幸せな恋愛をしたい人は参考にしてみてください。
蛙化現象の意味とは?
蛙化現象とは、片思いをしていた相手と両想いになった途端、相手に嫌悪感を抱いてしまう現象のこと。
この蛙化現象という名前は、グリム童話「かえるの王さま」に由来するといわれています。童話のあらすじはこういったものです。
蛙化現象では童話と逆の展開が起こりますが、“対象への気持ちが正反対に変わる”という点は同じです。そこに着目し、蛙化現象と名付けられたといわれています。
蛙化現象が起こる3つの原因
まず、蛙化現象が起こる原因を3つご紹介します。
【原因1】自分に自信がなさすぎる
1つ目の原因は、自分に自信がないことです。
自分に自信がなさすぎる人は、自分のことを好きになれない傾向があります。なかには「自分が嫌い」と感じている人も少なくありません。
自分を嫌いな人は、心のなかで「私は価値のない人間」と考えがち。そのため自分に好意を寄せる男性が現れても、「なんで私みたいな人を好きって言うの?」と思ってしまいます。男性からアプローチされるたびに嫌悪感を抱き、なかなか相手を受け入れられません。
【原因2】付き合えたことに満足してしまう
付き合えたことに満足してしまうのも、蛙化現象が起こる原因の1つ。
「どうしても彼と付き合いたい!」という気持ちが強いと、両想いになることをゴールにしがちです。しかし“両想い=ゴール”になっている人は、付き合ったあとのことまで深く考えていない場合がほとんど。
頭のなかに「彼と付き合えたら〇〇に行こう!」「一緒に〇〇がしたい!」といったイメージがないため、相手を振り向かせた時点で満ち足りた気分になってしまうのです。
好きと思う気持ちは、恋愛が成就した時点でピークを迎えます。それ以降は下降線をたどる一方で、ふたたび気持ちが盛り上がることはありません。そのため相手から「好きだよ」と言われも、なんだか気持ち悪いと感じてしまいます。
【原因3】理想と現実のギャップにガッカリする
2つ目の原因は、理想と現実のギャップにガッカリしてしまうことです。
男性に対して高い理想をもっている人は、自分の理想を好きな相手に当てはめがち。相手の外見に惹かれたときは「内面も素晴らしいんだろうな」と想像し、自分で理想の男性像を作り上げる場合もあります。
しかしいざ交際が始まれば、相手の新しい一面を知る機会が増えるもの。相手の欠点や嫌な部分が見えると、「思い描いていた理想と違う」と感じて熱が冷めてしまうのです。
次に、蛙化現象を克服する方法を解説していきます。