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【5】三千家の本部が集まる茶道の聖地「小川通」
京都市上京区の「小川通」は、「紫明通」から「錦小路通」までの南北に伸びる通りです。
通り沿いには茶道の「表千家」や「裏千家」の本部があり、インターネット上では「家元通」とも呼ばれています。
2016年、「表千家」と「裏千家」が道路の舗装を石畳風にするよう京都市へ要望を出したことにより、現在のような風景へと生まれ変わりました。
施工された「石畳風保水性アスファルト舗装」は、打ち水などの水分を舗装内に蓄え、晴天時に蒸発して路面温度の上昇を抑える役割もあるのだとか。
両家の茶席に訪れる着物姿の人を見かけることも多い通りで、国内や国外の旅行者から密かに注目され始めています。
賑やかな観光地巡りに疲れた時には、「小川通」でしっとりと茶の湯の風情を感じてみてはいかがでしょうか。
【スポット情報】
住所:京都府京都市上京区本法寺前町
アクセス:京都市営バス「堀川寺之内」から徒歩2分
石畳スポットで写真撮影時の注意点
京都には今回紹介したスポット以外にも、石畳が見られるスポットがまだまだたくさんあります。
しかし、中には撮影マナーの悪さによって、通り全体が一切撮影禁止になってしまった場所も……。
石畳の風景を撮影する際には以下のような点に注意して撮影するようにしましょう。
●車道になっている石畳では車に注意
●通行人の妨げにならないように撮影は短時間で
石畳の通りは写真を撮るためだけのスポットではありません。あくまでも「人が通る道」であることを念頭において、撮影をするようにしてくださいね。
マナーを守って石畳散策を楽しもう!
今回は石畳の美しい京都のスポットを、有名どころからあまり知られていない場所まで5カ所ご紹介しました。
浴衣を着て、草履や下駄で石畳を歩けば、目と耳両方で石畳を楽しむことができそうですね。
マナーに気をつけて、石畳の景色で思い出の1枚を撮りに行ってみてはいかがでしょうか。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉・密集・密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。