目次
- マネーセミナーが無料で開催される3つの理由
- 【理由1】地方自治体やNPO団体が主催している
- 【理由2】金融商品や個別相談の宣伝を兼ねている
- 【理由3】有料のマネースクールの無料体験授業
- マネーセミナーを受講するメリット3つ
- 【メリット1】お金についての基本知識が身につく
- 【メリット2】専門家に教えてもらえる
- 【メリット3】良い商品やサービスに出会うチャンス
- マネーセミナーを受講する際の注意ポイント
- 【1】投資を契約するには再度個別相談が必要
- 【2】知りたかった内容と違う場合がある
- 自分に合ったマネーセミナーを見つけるには?
- 【1】知りたいことをリストアップしておく
- 【2】マネーセミナーの内容を事前に確認する
- 【3】レビューや口コミを参考にする
- まとめ
マネーセミナーが無料で開催される3つの理由
【理由1】地方自治体やNPO団体が主催している
多くの場所で無料で開催されているマネーセミナー。「お金のことを学べて、どうして無料なの?」と怪しく思うのはある意味自然なことです。その通り、無料で開催されているのにはいくつかの理由があります。そのひとつは主催者が地方自治体やNPO団体である場合です。これらのマネーセミナーでは、市民にお金の知識を身につけてもらうことや、非営利団体の活動発信を目的としています。自治体の健康相談などと同じく、公共に向けた取り組みです。利益を上げる必要はないので、金融商品の販売などは目的としていません。
【理由2】金融商品や個別相談の宣伝を兼ねている
銀行や証券会社、不動産会社、保険会社などが主催者である場合は、マネーセミナーが自社の商品やサービスの宣伝のきっかけとしていることが多いです。宣伝内容は口座開設や投資信託、不動産投資、個別相談などさまざま。地方自治体などが開催するものと比べて怪しいと感じるかもしれませんが、民間企業が開催する以上、ある程度営利目的があることは自然と捉えるべきでしょう。講義を聴き終えた上で主催する企業の商品に関心を持った場合は、その内容や自身の状況を踏まえ、冷静に判断を下しましょう。
【理由3】有料のマネースクールの無料体験授業
お金の知識を教える有料の専門学校が、体験授業として無料でマネーセミナーを開催している場合もあります。中学生や高校生向けの学習塾で、夏期や冬期に無料講習を開催するのに少し似ています。このケースも先ほどと同じく宣伝を兼ねていますが、生徒を募集することが目的なので、金融商品などを勧められることは一般的にはありません。こうしたマネースクールでは、金融知識を身につけたい経営者や投資家など、お金についてより専門的な知識を深めたい人が学んでいます。
マネーセミナーを受講するメリット3つ
【メリット1】お金についての基本知識が身につく
マネーセミナーを受講することで、これまで縁遠く感じていたお金の基礎知識を身につけることができます。対象者は初心者から投資経験者まで、主催者によってさまざまです。お金についてあらためて考えてみると、「貯蓄のコツは?」、「なんとなくでやってきたけど老後は大丈夫?」、「賢い節税対策は?」、「投資の仕組みを知りたい」など、自分の中にも疑問が眠っているはず。「マネーセミナー=怪しい」というイメージから一歩踏み出してみましょう。
【メリット2】専門家に教えてもらえる
お金についての知識を学ぼうと思えば、関連書籍で独習することもできます。しかしひとりで一から複雑なお金の仕組みを学ぶには、根気強い努力と時間が必要。さらに「本当に正しく理解できているのか怪しい……」との不安がつきまといます。一方でマネーセミナーの講師は、ファイナンシャルプランナー(FP)や弁護士・司法書士、金融関連の資格取得者などが一般的。お金のプロがガイド役になってくれるので、安心して学ぶことができ、直接相談できる機会も豊富です。
【メリット3】良い商品やサービスに出会うチャンス
「マネーセミナーは民間企業が宣伝を目的として開催する場合がある」と述べました。これを「怪しい」と感じる人もいるかもしれませんが、捉え方を変えれば自分が求めている商品やサービスを知るチャンスとも言えます。よく考えないうちに購入や契約を決めてしまうと、通常の買い物と同じくあとでミスマッチに気づく可能性はもちろんあります。しかし、しっかりと内容を検討して決断するならば、参加者はニーズに合った商品を購入でき、主催者は顧客を獲得できるので、ウィンウィンの関係と言えます。
では、「注意しておきたいポイント」や「自分にあったマネーセミナーを見つけるコツ」もしっかりチェックしてみましょう!