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見分けるヒント
企業や団体のため、サステナブルな活動のコンサルティングを行うイギリスが拠点の「Futerra社」が、グリーンウォッシュを見分ける10個のポイントを出しています。
なかでも特に、個人的にまず意識しておきたいと思うポイントがこちら。
「あいまいな表現 」
「エコフレンドリー」など、具体的な根拠に基づいたものではないあいまいな表現の商品は少なくありません。耳障りがよく、いかにも地球に優しそうですが、「なにがどう」優しいのかの理由が消費者にわかりやすくなっていますか。
「示唆的な写真」
工場のパイプから煙ではなく花が咲いているなど、環境に優しいイメージを連想させる写真。実態が伴っていない、イメージに訴えるような写真は多いですよね。
「架空の第三者を作る」
「〇〇承認」や「〇〇推薦」などのラベルを良く見かけますが、その〇〇が自社で作り上げた機関、つまり自作自演であることも少なくないのだとか。その人・機関は本物かどうかチェックしてみてもいいのかも。
参考文献:「Understanding and Preventing Greenwash:A Business Guide」
大切なのは本質を見極める目
地球環境問題に注目が集まる今、グリーンウォッシュはますます増えていくはず。大切なのはやはり見た目や雰囲気に流されない、本質を見極める目だと思います。
そのために私は、違和感を放置しないことを心掛けています。やはりフェイクのものは、軸がぶれていたり、何かを隠しているため違和感を受け取りやすいのです。
それを掘り下げることで、辿り着く真実がきっとあるはず。
できるだけ作り手の顔が見えるものを選ぶこともオススメ。心を込めてものづくりをしている人から購入することから、始めてみてもいいかもしれませんね。
こちらのコラムは毎月第1・3金曜日に更新します。
では、また次の更新をお楽しみに!