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車の中で避難する場合は熱中症に注意
災害時、自治体の避難所には入れなかった飼い主さんや、自宅での避難生活が難しい場合、車の中で避難生活を送る選択をしなければならないケースもあるでしょう。
暑い季節の場合、熱中症にならないよう十分に気をつけ、窓を開けて風を通したり水分を多めに用意したりするなどしてください。
特に犬は、人間のように汗をかいて体温を調整することができません。ハァハァと激しく口呼吸することによって体温を下げようとしますが、気温や湿度が高ければ体温が下がりません。車を日陰に停める、体に水をかけて冷やしてあげるなどして、熱中症にならないよう十分注意しましょう。
災害が起きてしまったら
もし災害が起きてしまったら、まわりの状況を確認して落ち着いて行動するようにしてください。
在宅時に被災した場合
事前に準備したおいたペット用の避難袋と、飼い主さん自身の持ちだし品を準備しましょう。小型犬や猫はキャリーバッグに入れ、大型犬は首輪またはハーネスにリードを付けて自治体からの避難指示を待ち、スマートフォンやテレビなどから情報を収集してください。避難指示が出たときや、自宅にいると危険な場合は速やかにペットと共に避難しましょう。
不在時に被災した場合
不在時に被災した場合、落ち着いて状況を確認し、なるべく早く自宅へ戻りましょう。自宅へ戻ったら、在宅時と同様に避難の準備をしてください。ペットは飼い主さん不在時に起きた災害でパニックに陥っている可能性があります。声をかけて抱いてあげるなど、落ち着きを取り戻すまでそばにいてあげると安心します。
また、日頃からご近所にいるペットの飼い主さん同士との交流を深めておくと良いでしょう。避難所の情報や支援状況など、ペットの飼い主さん同士だからこそわかる悩みを共有できます。
まとめ
地震や局地的な豪雨など、災害はいつ起きてもおかしくありません。万一に備えて、ペット用の避難袋を用意したり、地域の避難所にペットが入れるかどうかを確認したりしておくと安心です。万一、災害が起こっても慌てず、ペットと同行避難を原則に冷静に行動しましょう。