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椎茸はダイエットに嬉しい栄養の宝庫
9~10月に旬を迎える椎茸。日本人にとって一番身近なきのこかもしれません。昔から煮物や焼き物、出汁として親しまれてきました。
そんな椎茸、実は凄い栄養を秘めているのをご存知でしたか? 身近だからこそスルーしがちな椎茸の魅力に迫ります。
【1】ぽっこりお腹を解消する食物繊維
椎茸には特に不溶性食物繊維が多く含まれています。不溶性食物繊維は保水性が高く、腸で水分を吸収して膨らみ、腸を刺激することで便秘の解消に役立ちます。また、しっかり噛んで食べることで食べ過ぎの予防にも繋がります。
【2】代謝をサポートするビタミンB群
椎茸に含まれるビタミンB群は、3大栄養素(糖質、たんぱく質、脂質)がエネルギーに変わる時に必要な栄養素です。また、細胞の新陳代謝を助け、にきびや口内炎などのトラブルを予防してくれます。
【3】丈夫な骨作りをサポートするビタミンD
骨や歯を作るのにビタミンDは欠かせない栄養素です。ビタミンDは日本人が不足しがちなカルシウムの吸収を促し、カルシウムが骨や歯に沈着しやすくなるように働きます。また、椎茸には紫外線を浴びるとビタミンDに変化するエルゴステロールも含まれています。食べる前に日光に当てるとビタミンDが倍増するのでおすすめですよ。
【4】血中コレステロールを下げるエリタデニン
椎茸特有の成分であるエリタデニンは、血中コレステロールの上昇を抑制し、血流をスムーズにすることで高血圧などの生活習慣病を予防します。
椎茸は乾燥させると栄養価がアップする?
生椎茸を干して乾燥させた干し椎茸。干し椎茸は生椎茸に比べ、ビタミンDや食物繊維の含有量が格段にアップします。また、うま味成分のグルタミン酸の量も大幅に増加し、新たにグアニル酸と呼ばれるうま味成分も生成されるため、うま味の相乗効果も生まれます。
ですが肉厚の食感を楽しめるのは生椎茸ならでは。料理によって上手に使い分けたいですね。