こんにちは、ナチュラルライフ探求ライターのmiaです。
持続可能な暮らし方のヒントをテーマにお届けする、連載コラム「やさしく、シンプル。サステナブルな暮らし」。
今、日本でも問題になっているフードロスについて。社会問題ではあるけれど、私たちの意識ひとつで改善できることもたくさんあるはず!
今回は私が取り入れている考え方や、実際に作ったフードロス対策レシピをご紹介します。
フードロスとは
本来まだ食べられるのに破棄される食品を、「フードロス」、「食品ロス」と言います。
「農林水産省」によると現在、年間の「フードロス」は約600万トンもあります。これはひとり当たり、お茶碗一杯の食品を毎日捨てているのとほとんど同じ量。
持続可能な世界のための国際目標「SDGs」の浸透に伴い、各企業がその対策を始めたことで個人単位はもちろん、より大きな規模でもフードロス対策が可能になりつつあります。
フードロス問題への考え方
日本人の持つ「もったいない精神」は、フードロス対策のカギになると思います。
まだ使えるものを安易に捨てないように育てられてきた私たちは、食に関しても残さず感謝していただく心がありますよね。
またマクロビオティックの考え方のひとつ、「一物全体」。
これは、栄養価で考えてバランスがいいことはもちろん、食材を丸ごと使うためゴミを出さないことにも繋がります。
ただ化学肥料や農薬を使う慣行栽培だと、どうしても皮や茎まで食べることに躊躇しがちに。だからこそ、少し高くてもオーガニックや自然栽培の食材を選ぶのが理想です。
野菜を使い切る工夫
特売などでつい買い過ぎてしまい、野菜室の隅で処分されるのを待っているような野菜はありませんか。
それらを最後まで、美味しく食べるための簡単なレシピや方法をご紹介します。
「具沢山みそ汁」は食卓の救世主
基本、どんな野菜を入れても立派な一品になるのだから、みそ汁ほど便利なメニューってないですよね。
ひとり暮らしの私は、具沢山のみそ汁に発芽玄米入り雑穀米だけで済ますときも。みそやお米にもこだわっているので、それだけでも体にとってはご馳走です。
・野菜ブロスで
野菜の皮や茎、ヘタなどの切れ端は煮詰めて野菜ブロス(ダシ)に!
野菜でもしいたけや長ネギ、ごぼうなどなら和風の、セロリやズッキーニ、ハーブなどなら洋風のブロスになりますよ。
栄養が詰まったブロスはみそ汁にはもちろん、ちょっと天然塩を足してそのまま飲んでも美味しいです。