「THE GUT’S COFFEE」(大阪府大阪市北区中崎)があるのは、Osaka Metro「中崎町駅」から徒歩3分ほどのところ。「THE GUT’S」という内装会社が手がけるコーヒースタンドとして、2019年6月にオープンしました。
モノづくりへの思いを大切に
内装会社がコーヒースタンドを手がける理由のひとつが、職人への思いです。
日々モノづくりに真摯に取り組み、より良いモノを生み出そうとする職人イズム。コーヒーの職人であるバリスタともそんなモノづくりの“イズム”が共有できるのではと、考えてのことでした。
店内には小さなベンチが3台のみ。奥には「THE GUT’S」の工場が広がります。限られた空間ではありますが、取材時にもゲストが入れ替わり立ち替わり訪れる人気ぶり。街の人に愛されていることがよく分かります。
同店の味わいを一手に引き受けるのは、立ち上げから現在まで店頭に立つバリスタの大西祐美さんです。もともとシアトル系コーヒー店のバリスタとして長い経験を持ち、エスプレッソマシンや豆に関する知識も膨大に持ち合わせる彼女。オーストラリア・シドニー発ロースター「Single O(シングルオー)」の豆を仕入れようと提案したのも大西さんです。
「浅煎りの豆を入れているんですが、中深煎りのようにも感じる華やかさと甘味が楽しめます。『Single O』は、単に豆を売って終わりではなくて常にクオリティがしっかりと保たれていて、いつでも良い豆を卸してくださる。おいしいのはもちろん、そのクラフトマンシップにも共感しています」。
コーヒーはドリップとエスプレッソから選べ、その他のドリンクとして紅茶とジュースもラインアップ。カスタムもでき、エスプレッソショットの追加、ラテを豆乳に変更、ホイップクリームの追加等が可能です。
一番人気は濃さが選べる「ラテ」
酸味・甘味・苦味のバランスが良い「Single O」のコーヒー豆は、エスプレッソで抽出するとより一層香り高く味も濃厚に引き立ちます。ここに低温殺菌で甘味を際立たせたミルクを加えれば、すっきり感と濃厚なコクが楽しめる「ラテ」が出来上がり。ガムシロップなしでいただくのが断然おすすめです。
コーヒーの濃さが3種類から選べるのもうれしいポイント。
小腹がすいたときには、マフィンやクッキーなどと一緒にどうぞ。焼き菓子も大西さんが一つひとつ吟味したもので、マフィンならふわりとした食感とやさしい口溶けが楽しめます。焼き菓子にもホイップクリームが追加でき、ガブリと頬張れば濃厚な甘味に思わずにんまり。もちろんコーヒーとの相性も◎。
アイスてんこ盛りの「アフォガード」
バニラアイスにアツアツのエスプレッソをかけた、イタリア定番のデザート「アフォガード」。同店は、なんとアイスクリーム3玉のボリューム満点仕様で提供されます。
濃厚クリーミーなアイスにほろ苦いエスプレッソが絡まれば、至福のおいしさ。カップの底でシャーベット状に固まったエスプレッソを“シャクッ”と食べるよろこびもありました。
すっきり&ほの甘い「フルーツティー」
コーヒーが苦手な方のために「フルーツティー」もご用意。人気のティーメーカー「amsu tea(アムシュティー)」のセイロンティーをベースに、アップルジュースとたっぷりのフローズンフルーツをトッピングします。
晴れた日にぴったりの爽やかな飲み心地で、コーヒーとはまた違った癒やしがもらえるドリンクです。飲み終わった後カップに残ったフルーツを頬張れば、爽やかな紅茶の風味と甘酸っぱさが口いっぱいに広がってうっとり。
クラフトマンシップが息づくコーヒースタンド
通常のコーヒーメニューのほかにも、季節限定のシーズナルメニューもお目見え。9・10月は「マロンラテ」、11・12月は「キャラメルラテ」が登場予定です。こちらはシロップをたっぷり加え、甘〜くしていただくのもおいしそうですね。
毎日飲みたいコーヒーと多彩なデザート。日々の癒やしに、「THE GUT’S COFFEE」でのひと時はいかがですか。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉・密集・密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。