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「猿とモルターレ」は築70年の古民家をリノベーションした岸和田市にあるカフェ。泉州野菜を使った人気創作料理店「旬彩食堂 三粒に種」の姉妹店として2018年にオープンした同店では、自家焙煎珈琲に合うトーストなどのフードメニューやデザートがいただけます。
こだわりのアレンジトーストはセットがオススメ
シンプルなバタートーストの他に、甘い系からおかず系まで具だくさんのアレンジトーストメニューが常時6種類スタンバイ。姉妹店「三粒に種」と力を合わせて、ソースなども手作りでオリジナルの具材やレシピにこだわっています。
使用する食パンは、午前中に完売してしまうほど人気の和泉市のパン屋さん「フルニエ」のものです。小麦の風味豊かで、もっちりとした食感のパンはどの具材ともよく合います。
特に人気のある「てりマヨ角煮カレー」(600円)は、2日間煮込んだ自家製カレー、角煮、ほうれん草、ゆで卵をトーストに乗せて高温のトースターで焼いた、これでもかと盛りだくさんなひと品です。ピリ辛カレーと、てりマヨソースの甘味が絶妙にマッチし、ゴロッと乗ったトロトロの角煮からは旨味が溢れ……、口の中は嬉しいパニックです。
トーストメニューは単品オーダーも可能ですが、ドリンク、サラダ、しば漬けポテサラ、ブラウニーがセットになった、11時~14時提供のランチセット(900円~)がオススメ! 丸太のプレートも可愛いですよね♪
一見シンプルなサラダの底には、「三粒に種」で提供される前菜で人気のキッシュの他、なますやひじきなどのその日の具材が入っています。
朝は、好きなハーフトーストにドリンクと、サラダがセットになったモーニングセット(500円~)もいただけますよ。単品トーストやドリンクはテイクアウトも可能です。
「アップルカスタード」(500円)はカスタードクリームを塗り広げたトーストに、食感豊かな甘酸っぱい煮リンゴがこぼれ落ちそうなほどたっぷり。トーストの香ばしさとシナモンの香りで、アップルパイのようなデザートトーストです。単品でおやつにいただくのも◎。
おやつにもピッタリなトーストでは、泉州名物のくるみあんと黒蜜の粒あんの「究極の小倉トースト」(500円)や、甘じょっぱさがクセになる「チーズはちみつクルミ」(500円)もオススメ。特に「チーズはちみつクルミ」は女性にとても人気があるそう!
「クロックムッシュ」も同店1、2を争う人気のおかずトーストです。パンが沈み込むほど熱々で濃厚な特製ホワイトソースと、チーズたっぷりのビジュアルからも、そのボリュームは一目瞭然。ぜひ、とろとろチーズのできたて熱々を頬張ってください!
自家製スイーツと旬のフルーツの美味しいところをたっぷり詰め込んだパフェ
こだわりの農家さんから仕入れる旬のフルーツの「季節のパフェ」も、名物メニューのひとつ。特に、地元特産“包近の桃”を使った、桃づくしの夏季限定「桃のパフェ」は毎年大人気です。ラスクやブラウニー、チーズケーキ、わらび餅等、自家製スイーツを詰め込んで、最後まで美味しい驚きで楽しませてくれるスペシャルなパフェです。
もっちり自家製わらび餅が主役の、定番「わらび餅パフェ」(600円)も人気ですよ!
泉州野菜の副菜が彩りを飾る本格的スパイスカレー
2日間かけてスパイスから仕込む「スパイスカレー」は、辛さよりも深いスパイスの余韻が残る本格派。ドレッシングや副菜の調理にもこだわり、完成度の高さを物語る彩り豊かなワンプレートです。スパイスで温まった食後のドリンクには、アイスコーヒーがよく合いますよ。
11時~14時の提供ですが、数量限定の為、お目当ての方は早めのご来店を!
パンやおやつのお供に特別な一杯を。こだわりの自家焙煎珈琲
同店の自慢はなんといっても自家焙煎珈琲。店内の焙煎機で、世界中から取り寄せたスペシャルティコーヒーをローストしています。
時季によって焙煎度合いを加減し、一杯ずつ美味しく仕上がるよう、ハンドドリップやエスプレッソマシンで丁寧に抽出します。ドリンクには、その名の通りサクサクでほろっと溶ける食感がやみつきの「やみつきバターラスク」がお茶請けとして添えられています。
店頭では「オリジナルブレンド」(100g・700円)など自家焙煎の珈琲豆も販売されています。焼き菓子と温かい珈琲が恋しいこれからの季節、レジ前のラスクやマフィンと一緒に、おうち時間もほっこり楽しみたいですね。
“決死のジャンプ”から誕生した、人々が親しみ集う憩いの古民家カフェ
店内は、靴を脱いでくつろげるお座敷のテーブル席で、実家や親戚の家に遊びにきたような親しみやすい雰囲気。特に週末には、小さなお子さんから、お年寄りまで様々な客層のお客さんが訪れ、憩いの場を楽しむ様子が印象的です。また、周辺はサイクリングコースになっていて、お店にはサイクルラックや空気入れなどを設置し、サイクリストの応援にも取り組んでいます。土間のカウンターは靴を脱がずに気軽に利用できるので、多くのサイクリストの方の、憩いとコミュニケーションの場としても親しまれています。
“決死のジャンプ”を意味するイタリア語の“salto mortale(サルトモルターレ)”という言葉に、キャッチーな“猿”をかけた、インパクトのあるお店の名前。新店舗を失敗させるわけにいかない、という意気込みから名づけられたそう。「老若男女、誰もが通えるお洒落なカフェを目指している」という店主さん。人と人とを、珈琲と人とをもっと身近に繋げられるよう、失敗を恐れない前向きなパフォーマンスで、愛されるコミュニティ空間を提供しています。
遥か遠い世界各地の農園の生産者から、お客さんが口にする一杯に届くまでのプロセスの価値を大切に思う店主さんこだわりの珈琲。のんびり古民家の空間で、じっくりと味わってみてください。
- スペシャルティーコーヒーを堪能したい
- 個性的なパンメニューを楽しみたい
- 小旅行のようなカフェ時間を過ごしたい
そんな方にオススメです!
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉・密集・密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。