目次
7つのテーマで紹介します。猫と人間の関係がわかれば、もっと猫と深い絆で結ばれるかも!
【1】猫はどのくらい人間の言葉がわかる?
猫は1歳半〜2歳半の子どもと同じくらいの知能があるといわれていて、80ほどの単語数を聞き分けることができるそうです。
確かに名前を呼べば振り向いたり返事をしたりするし、日常でよく使う“おいで”や“ご飯”、“ダメ!”などの言葉に反応する子は多いのではないでしょうか。
なかには飼い主さんの真似をして、人間の言葉を喋る子も! 「YouTube」でもお喋りするかわいらしい猫の動画がたくさん公開されていますよね。
ちなみにいつも話しかけている言葉でもイントネーションやアクセントが違うと理解するのは難しく、似たような言葉も違いがわからないようです。
【2】猫は飼い主のことをどのように思っている?
多くの飼い主さんは自分のことを“愛猫のパパやママ”と思ってお世話をしている人が多いのではないでしょうか。
イギリスの動物学者、ジョン・ブラッドジョー博士によると、猫は飼い主のことを“自分よりも大きな猫”や“敵意のない猫”だと思っているとのことです。
確かに猫は、猫同士でも猫と人間でも態度に変化がないように感じられますね。
飼い主のことを下僕と思っていないようで安心しました(笑)。
【3】猫の年齢を人間に換算すると?
猫の年齢を人間に換算する場合、諸説ありますが、生まれて1年で人間の15〜17歳程度に成長します。2年で24歳、6年で40歳、11年で60歳、16年で80歳、20歳で96歳程度になります。
個体差はありますが、猫の7歳(人間でいうと44歳程度)から徐々に老化が始まります。
また平均寿命は室内飼いで15年前後といわれていますが、最近では20年以上生きる長生きの子も! ギネス世界記録には38歳の猫(人間に換算すると約170歳!)が最長寿の猫として登録されているそうです。
猫の体の成長は12カ月前後でほぼ止まりますが、2歳になるまでは活発な時期が続きます。
猫のライフステージ
・子猫期 0〜6カ月
・青年期 7カ月〜2歳
・成猫期 3歳〜6歳
・壮年期 7歳〜10歳
・中年期 11歳〜14歳
・老猫期 15歳〜20歳
【4】猫と人間の歴史
イエネコは祖先である“リビアヤマネコ”が家畜化されたものです。
2004年にキプロス島の遺跡から、人間と一緒に埋葬された猫の骨が発見されました。この遺骨は9,500年前のもので、このころから人によってかわいがられていたことが確認されています。
古代エジプトでは神様として崇拝されたり、中世のヨーロッパでは迫害されたりと、猫は長い歴史のなかで人間に翻弄されてきました。
ちなみに日本最古のイエネコの骨は弥生時代のものだそう。
平安時代は上流階級に飼われ、江戸時代には庶民にも猫の文化が広まりました。
ここ数年は“空前の猫ブーム”で、猫の飼育頭数が犬を上回っています。
【5】猫が懐く人はどんな人?
猫はご飯をあげたりトイレをキレイにしたりと、一番世話をしてくれる人によく懐くといわれています。自分の身の回りの世話をしてくれると人間もうれしいですよね。
また猫は飼い主のことを“自分よりも大きな猫”と思っていますが、背の高い人よりも低い人の方が安心するので、猫と接するときは猫の目線に合わせるように体を低くして近づくのが◎。
猫は子猫のような高い声の方が聞き取りやすいといわれているので、猫に声をかけるときは高めの声を出してみてください。
猫がしっぽをピンと立ててすり寄ってきたら、猫に好かれている証です。これは猫同士でも見られる動作で、友好のしるしとされています。
【6】猫が嫌がる人間の行動
猫は大声を出したり走り回ったりと予測不可能な動きをする子供や、大人でも騒々しく落ち着きのない人が苦手です。
距離感を保たずにグイグイ迫る、必要以上に構いたがる、ウトウトしている時に邪魔をするなどの行為もNGです。
また香水やアロマ、芳香剤などの香りがあるものを猫がいる場所で使用するのは避けた方がいいでしょう。
ちなみに猫は記憶力が良く、自分がされたことは憶えているのだそうです。
【7】猫との愛の確かめ方
モミモミ&フミフミや猫の頭突き、目を見つめてゆっくりとまばたきをする、お腹を見せる、体をこすりつける、ストーカーのようについてくるなどの行為は、猫からの“愛してる”のサインです。
猫の行動をじっくりと観察して、猫からの愛を確かめてください。
まとめ
猫は人間のことを“大きな猫と思っている”というのは、なんとなく感じていました。これからも一緒にいると安心できるかけがえのない存在になれるようにしていきたいですね。
※猫ちゃんお写真、ご協力いただきありがとうございました!