目次
ハイキング向きの服装
1.動きやすい服
ハイキングに行くとなると、山歩き用の服を新しく揃えることを考えるかもしれません。しかし初心者向けの日帰りルートであれば、手持ちの服装をベースに選ぶのでも十分。足りないものだけを買えばOKです。
季節にもよりますが、まずは上下ともに通気性とストレッチ性に優れた動きやすいものを用意しましょう。岩や枝、虫などから身を守るため、夏でも長袖長ズボンが基本です。コットン製品よりは化繊の方が汗を速く放出してくれます。また、Tシャツ・ボタンダウンシャツ・羽織ものなど、数枚を重ね着したり、持ち物にカーディガンなどを加えておくと、こまめに体温調節ができます。
2.歩きやすい靴と靴下
靴は安定感を最優先に。靴底がしっかりしていてグリップ力があり、頑丈なものを選びましょう。足首まわりの高さについては、初心者向けコースならローカットが軽くておすすめ。足元の悪い地形を行くのであればソールは固めが向いていますが、遊歩道が整備されているなら疲れにくい柔らかめのソールを。遊歩道が整備されていて、スニーカーでハイキングできる山もあります。
また靴下は、足を保護し温める意味でも厚手のものがあると良いでしょう。そのため、靴はややゆとりのあるサイズのものを選ぶのが◎。持ち物の容量に余裕があるなら予備の靴下を用意しましょう。靴ずれや水濡れの対策になります。
3.帽子
紫外線のダメージを軽減するには、季節を問わず帽子が必須です。日焼けだけでなく熱中症予防にもなります。また、上から小石や枝が降ってきたり、転んだりといったもしもの事態にも頭を怪我から守ってくれます。
キャップタイプか、ツバの広いトレッキングハットがおすすめ。通気性の良いものや、撥水性のあるものだとなお良いです。
ハイキングで必ず必要な持ち物
1.リュックサック
ハイキングには手持ち鞄や肩かけ鞄ではなく、必ずリュックサックを用意しましょう。両手を空けておかないと危険です。20~30リットルのものは日帰りハイキングに十分な容量があり、手頃です。外側にポケットが付いたもの、傷つきにくい化繊製のものがおすすめ。
2.飲み物
ハイキングでは予想以上に汗をかくので、持ち物には飲み物を入れておきましょう。冬であっても脱水予防・疲労回復に必要です。山の上では飲みたい時に飲み物が手に入るとは限りません。おすすめはお茶や塩分の入ったスポーツドリンク、はちみつレモンなど。
3.雨具
山は天候が不安定なので、晴れの予報であっても雨具は持っていきましょう。リュックサックに収納できるコンパクトなものが理想的です。折りたたみ傘は手がふさがるので基本的にハイキングには不向き。ポンチョやレインコートがおすすめです。また、リュックサック用の雨除けカバーがあると、持ち物を水濡れから守ってくれます。
4.ビニール袋
ハイキングにはビニール袋があると何かと便利です。濡れた持ち物を収納したり、持ち帰るゴミを小分けにしたり。また、ゴミ袋サイズの大きなビニール袋はポンチョやリュックカバーに応用できますよ。
5.ジップ付き保存袋
ビニール袋とは別に、ジップ付きの保存袋もハイキングにおすすめです。開閉がしやすく、小さな持ち物を収納するのに使えます。中に入れるのは小分けにしたお菓子や常備薬、絡まりやすいコード類など。リュックの中でも見失いません。
6.ティッシュ
ハイキングの持ち物に入れておくといざという時に何かと助かるのがティッシュです。鼻をかみたい時はもちろん、手が汚れた時、転んだ時にも活躍します。
7.タオル
雨や川などで身体が濡れた時に備えて、フェイスタオルやハンドタオルを持ち物に入れておきましょう。ハイキングでは予想以上に汗をかくことがあり、冷えの原因のひとつとなります。首に巻くなどすれば、夏は吸汗と日よけ、冬は防寒にも使えます。
8.おやつ
ハイキング中におやつを食べて栄養補給をすると、最後までバテにくくなります。エネルギー源となる糖質を多く含むものや、汗から失われる塩分を含んだものがおすすめです。おにぎりや菓子パン、梅干し、飴、チョコレートなどが定番。小分けにして他の持ち物と分けましょう。
9.お金
持ち物に入れる人がほとんどかと思いますが、お金も必要です。山で飲み物を補充したり、ご当地グルメやお土産を買いたくなるかもしれません。ハイキングの際には、コンパクトで軽い財布にお金を移しておくのが良いでしょう。
10.スマートフォン
スマートフォンはハイキングでも色々と活躍します。複雑な道を行くときも、手元ですぐに地図を確認できるのは安心ですね。しかし場所によっては電波が入りにくいこともあります。事前に山の周辺の地理データをダウンロードしておくと、オフラインでも確認できます。