目次
- 日本ワインとは?
- 山梨県から始まった「日本ワイン」の歴史
- 「日本ワイン」と「国産ワイン」は別もの
- 日本ワインの主な産地4つ
- 1.山梨県
- 2.長野県
- 3.北海道
- 4.山形県
- 【日本固有】ワイン用のぶどう品種もチェック
- 1.甲州
- 2.マスカット・ベーリーA
- 「日本酒店」スタッフさんに聞く!日本ワインのおすすめ13選
- (1)ペティアン・ド・マルス
- (2)MdV Oasis3スパークリング
- (3)高畠町産デラウェア スパークリング 2021(写真右)
- (4)高畠町産デラウェア 白[辛口] 2021(写真真ん中)
- (5)高畠町産デラウェア 白[甘口] 2021(写真左)
- (6)完熟ナイアガラ
- (7)牧丘 甲州
- (8)八幡・白根地区 甲州にごりわいん(写真左)
- (9)甲府・一宮地区 甲州にごりわいん(写真右)
- (10)有核デラウェア 氷結しぼり
- (11)甲州ドライ
- (12)甲州 オランジュ・グリ
- (13)御坂マスカット・ベーリーA
- 【番外編】女子会におすすめ「フルーツワイン」
- 【おまけ】日本ワインと一緒にチェック!おすすめホットプレート
- 美味しい日本ワインで優雅なひと時を
▼今回監修いただいたのは
日本ワインとは?
日本ワインとは、日本産のぶどうを100%使って、日本国内で製造されたワインのこと。
日本人の口に合うように造られているため日本食と相性がよく、繊細でスッキリした味わいが特徴です。
山梨県から始まった「日本ワイン」の歴史
日本ワインの歴史は今から約140年前の山梨県から始まったと言われています。世界に比べ歴史が浅く、物足りないと言われることもあった日本のワイン。
しかし、ここ数年の間に世界規模のコンクールで高く評価される日本ワインが誕生し、注目度が高まっています。
「日本ワイン」と「国産ワイン」は別もの
注意したいのが、日本で造られているワイン=日本ワインではないということ。冒頭でも触れましたが、日本産のぶどうを100%使用しているかがポイントです。
この定義は日本のワインを世界に誇れるブランドにしていくため、2018年10月に施行された「ワイン法」によるもの。
なお、海外から輸入したぶどうや濃縮果汁を使い、国内で製造されたワインは「国内製造ワイン(国産ワイン)」と位置づけられます。
日本ワインの主な産地4つ
現在日本では様々な地域で、各地の風土や気候による個性あるワインが生まれています。今回は主な4つの産地を紹介します。
1.山梨県
日本ワイン発祥の地で、日本のワイン造りを支える県。後に紹介する日本固有種のぶどう「甲州」、「マスカット・ベーリーA」の生産も盛んで、日本の気候に合ったぶどうを多く生産しています。
2.長野県
県をあげてワイン産業を盛り上げている地域。昼夜の温度差が大きく、ぶどう造りに適した土地です。品種も幅広く、バラエティ豊かなワインを楽しめます。
3.北海道
ワインで有名なフランス北部やドイツと気候や風土が似ているため、白ワインに使われるヨーロッパ系ぶどう品種の栽培が盛んです。
4.山形県
さくらんぼが有名ですが、ぶどうの栽培にも適している県。特に白ワイン用のデラウェアやシャルドネの生産が盛んな高畠町が有名です。
【日本固有】ワイン用のぶどう品種もチェック
日本ワインを語る上で欠かせないのが日本固有のぶどう品種。主な2種類の特徴を見ていきましょう。
1.甲州
日本が世界に誇る白ワイン用の伝統品種。栽培の歴史は1,000年近いとも言われています。
淡い香りとほどよい酸味が特徴で、みずみずしくスッキリしたワインを造り出すことができます。
2.マスカット・ベーリーA
アメリカ系品種の流れを引く、赤ワイン用の交雑品種。いちごキャンディのような甘い香りとおだやかな渋みが特徴。飲みやすい赤ワインに仕上がります。
「日本酒店」スタッフさんに聞く!日本ワインのおすすめ13選
今回は、「エディオンなんば本店」6階にあるお酒の専門店「日本酒店」で、おすすめの日本ワインをピックアップ!
国内市場における日本ワインの流通量は全体の4.6%(※)と、実はまだまだ市場に出回っていない日本ワイン。
しかし、「日本のお酒」をテーマにランイアップしている同店では日本ワインも豊富に揃っているので要チェックです!
※国税庁のデータ「国内市場におけるワインの流通量の構成比 (平成30年度推計値)」より
(1)ペティアン・ド・マルス
きめ細やかな泡立ちと爽快で風味豊かな味わいが気軽に楽しめる、山梨県産甲州ぶどうを原料とした発泡ワイン。フレッシュな果実味と酸味が広がります。
(2)MdV Oasis3スパークリング
長野県・信州産の欧州系白ぶどう3種(ソービニヨンブラン、シャルドネ、ゲヴュルツトラミナー)を使用した辛口白のスパークリングワイン。レモンのような柑橘系の爽やかな香りが特徴です。
(3)高畠町産デラウェア スパークリング 2021(写真右)
山形県高畠町産のデラウェアをゆっくり低温で醸した新酒ワイン3種をピックアップ! その年に収穫したぶどうを使って造る新酒ワインは際立つフレッシュさが特徴。
スパークリングは、デラウェアの爽やかな甘酸っぱさが気泡とともに華やかに広がる、やや辛口の味わいです。
(4)高畠町産デラウェア 白[辛口] 2021(写真真ん中)
デラウェアの甘酸っぱさをそのまま生かした爽やさが特徴の辛口ワインです。
(5)高畠町産デラウェア 白[甘口] 2021(写真左)
甘口は、デラウェア本来の果実味溢れる風味。
好みの1本で新酒ワインの美味しさを味わってみて。
(6)完熟ナイアガラ
2021年収穫の長野県・信州産完熟ナイアガラぶどうを100%使用した新酒ワインです。甘口のすっきりした味わいが特徴。旬のフルーティーさが楽しめます。
(7)牧丘 甲州
山梨県の牧丘地区産甲州ぶどうを適熟期に収穫し、フリーランジュース(自然に流出した果汁)のみを低温発酵。フレッシュな酸味が特徴のやや甘口のワインです。
(8)八幡・白根地区 甲州にごりわいん(写真左)
発酵したてのワインを濾過せずそのまま瓶詰めした、この時期にしか味わえない「にごり生ワイン」も要チェック! 山梨県産の甲州種を使用した2種を紹介します。
まず八幡・白根地区のワインは、香味豊かでボディのしっかりした男性的な味わい。ほんのり苦味が残ります。
(9)甲府・一宮地区 甲州にごりわいん(写真右)
こちらは甘みが多く苦味の少ない、バランスの良いフルーティーな風味。普段ワインを飲みなれていない人も飲みやすいでしょう。
(10)有核デラウェア 氷結しぼり
山形県高畠町の有核(種あり)デラウェアぶどうを使用。一度凍らせてからゆっくり時間をかけて絞ることで際立つ濃厚な凝縮感、溢れる香りと上品な甘さが贅沢なワインです。
(11)甲州ドライ
2016年の「伊勢志摩サミット」で提供され、様々なコンクールでの受賞歴も持つ人気ワイン。山梨県産甲州種を100%使用しており、シャープな酸味とほろ苦さが調和した辛口な味わいです。
(12)甲州 オランジュ・グリ
山梨県・甲州種の果皮にある濃厚な香りや旨み、色素成分を存分に引き出したオレンジ色のワイン。やや辛口で、ぶどうの個性際立つ果実味豊かな風味が楽しめます。
(13)御坂マスカット・ベーリーA
山梨県の御坂地区産マスカット・ベーリーAが主体の赤ワイン。果実味豊かな口当たりから、おだやかな酸味とほどよい渋みを感じるボディ感が特徴です。
【番外編】女子会におすすめ「フルーツワイン」
ぶどう以外のフルーツから造られる「フルーツワイン」はフルーティーな香りとやさしい甘さが特徴。
さくらんぼの甘酸っぱい美味しさを凝縮したワインと、ももを丸かじりしているかのような芳醇なアロマと甘さが楽しめる2種類がスタンバイしています。
【おまけ】日本ワインと一緒にチェック!おすすめホットプレート
テレビでも取り上げられ、注目を集めている厚さ3mmのホットプレート。
食材がくっつきにくく、水で丸洗いできるのでラクに片付けられる点が高ポイント! 収納も省スペースで済みます。
今回紹介した日本ワインのお供にお肉やチーズを焼くのにピッタリ! 「エディオンなんば本店」5階にあるので、日本ワインと一緒にチェックしてみてはいかが?
美味しい日本ワインで優雅なひと時を
今回は、近年世界からも注目を集めている「日本ワイン」の特徴とおすすめ銘柄を紹介しました。
クリスマスや年末年始、誕生日、女子会などのイベントにはもちろん、普段の家飲みでもぜひ味わってみてはいかがでしょうか?