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冬はホタテが美味しい季節
カルパッチョやお寿司などに使用され、日本人にとって馴染みのある貝類の1つであるホタテは、冬の時季が1番大きく、身が締まっていて美味しいと言われています。ホタテは低脂肪でありながらも、良質なたんぱく質が多く含まれています。その他にも、新陳代謝を高めてくれる「亜鉛」や、コレステロールの代謝を促す「タウリン」も豊富なため、ダイエット中の方や生活習慣病が気になる方にピッタリな食材です。
豊富なうま味成分がキレイを作る!
ホタテの魅力として忘れてはならないのが、豊富な「うま味成分」です。うま味成分とは、甘味・塩味・酸味・苦味と並ぶ基本味の1つで、料理の「おいしさ」を生む大切な役割を果たすとともに、身体にも嬉しい働きをしてくれます。ホタテに含まれるうま味成分と、その働きをいくつかご紹介します。
【1】睡眠の質の向上をサポートする「グルタミン酸」
アミノ酸の一種であるグルタミン酸は、「GABA(ギャバ)」と呼ばれる神経伝達物質の材料となります。GABAには、興奮した神経を落ち着かせ、睡眠の質を高めたり、ストレスを緩和する働きがあります。
【2】二日酔いを防ぐ「アラニン」
爽やかな甘みを持つうま味成分の1つ。二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドの分解を促します。また、アラニンはグルコース(エネルギー)を作り出すのに必要で、アラニンが不足すると、筋肉を分解してアラニンを作り出そうとします。アラニンを十分に摂取しておくと、長時間の運動の際に、筋肉量が減少してしまうのを防いでくれますよ。
【3】新陳代謝を活発にする「アスパラギン酸」
アミノ酸の一種であるアスパラギン酸は、疲労物質である乳酸の分解を促すため、疲労の蓄積を防ぎます。また、新陳代謝を活発にし、たんぱく質の合成を促すため、肌や髪の健康にも繋がります。
300kcal以下でラクうま♪ホタテレシピ3選
うま味成分たっぷりのホタテは、和食にも洋食にも合う優れた食材です。刺身やボイル済みのもの、缶詰などを使えば、調理も簡単で手軽にホタテ料理を楽しめますよ。
【1】ホタテと枝豆の塩昆布ご販
ホタテと塩昆布のうま味だけで、美味しい炊き込みご飯ができちゃいます!
枝豆の食感がよいアクセントに。
◆材料(4~5人前)
- 米……2合
- ホタテ貝柱(刺身用)……200g
- 塩昆布……20g
- 冷凍枝豆……120g(むき枝豆の場合60g)
◆作り方