未来を変えるべく若者たちが声を上げ高揚していた1969~71年の仙台を舞台に、多感な恋に揺れ動く男女の姿を繊細かつ大胆に描いた『無伴奏』が3/26(土)、公開となった。
公開翌日、主演の成海璃子をはじめ、池松壮亮、斎藤 工、メガホンをとった矢崎仁司監督が来阪。
『大阪ステーションシティシネマ』で舞台挨拶を敢行した。
舞台は1969~71年。
親友とともに“学園闘争の真似事”をするも、「革命」以上に刺激的な恋の魔力に囚われていく女子高校生・響子を演じたのは、弱冠23歳にして数多くの映画で主演を務める実力派・成海璃子。
初の官能シーンをまさに体当たりで大胆に演じた彼女について、池松は「素晴らしい方。これほど、この役が似合う人はいなかった。あの時代の溜め込んだエネルギーとか、純度の高い危うさが素敵で、女優としても人としても豊かな方です」と絶賛。斎藤も、「太陽のような方ですね。彼女の世界観に皆が誘われた。彼女にしかできない何かを持っている人です。成海さんも池松さんも、日本映画界の宝です。お二人と一番近い距離で一緒に化学反応を起こさせていただきました」と撮影を振り返った。
一方、2人について成海は、「池松さんは常に落ち着いていて、トーンが同じ。いつ会っても、変わらないですね。たくさん頼って、たくさん助けてくれました」、「斎藤さんは優しくて穏やかな方。あ、あと、ジャンケンがすごく弱い(笑)。食後の片付け担当をジャンケンで決めてたんですが、斎藤さん率がすごく高かった!!」と、撮影現場の和やかなエピソードも披露し、会場を笑わせた。
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【STORY】
1969年、反戦運動や全共闘運動が起きていた激動の時代。
高校3年生の野間響子(成海璃子)は、親友と制服廃止闘争委員会を結成し、革命を訴えシュプレヒコールをあげる日々を送りながらも、実はベトナムにも安保にも沖縄にも強い想いがあるわけではなく、学園闘争を真似しているだけの自分に嫌気が差していた。
そんなある日、響子は親友に連れられて入ったバロック喫茶『無伴奏』で、フランクだがどこか捉えどころのない大学生・渉(池松壮亮)と、渉の親友・祐之介(斎藤 工)、祐之介の恋人・エマ(遠藤新菜)に出会う。
『無伴奏』で会って話をするうちに、いつしか響子は渉に惹かれていく。
初めてのキス、初めてのセックス。
“革命”以上に刺激的な恋の魔力に響子が囚われていたある日、思いもよらない衝撃的な事件が起こる……。
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【公式HP】 http://mubanso.com/
【原作】 小池真理子『無伴奏』(新潮文庫刊・集英社文庫刊)
【監督】 矢崎仁司
【出演】 成海璃子、池松壮亮、斎藤 工、
遠藤新菜、松本若菜、酒井波湖、仁村紗和、斉藤とも子、藤田朋子、光石 研 ほか
2015年/日本/2時間12分/R15+
【配給】 アークエンタテインメント
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3/26(土)公開
【大阪】大阪ステーションシティシネマ
【京都】京都シネマ
【和歌山】イオンシネマ和歌山
4/9(土)公開
【兵庫】OSシネマズ神戸ハーバーランド、アースシネマズ姫路
【奈良】イオンシネマ西大和
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