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「ジャパンディ」というインテリアテイストをご存知でしょうか?
ジャパンディの魅力は、“洋と和の調和”です。シンプルで暮らしやすい空間に、和の凛としつつも穏やかな雰囲気が加わることで、高級感と落ち着きを演出します。
そんなジャパンディは、1人暮らしや賃貸、ワンルームや1LDKでも実現が可能です。
この記事では、これからジャパンディなお部屋作りを目指したい人向けに、ジャパンディの特徴と取り入れ方のコツについてご紹介します。
「ジャパンディ」とは?
ジャパンディとは、北欧と日本のスタイルを織り交ぜたテイストのこと。「ジャパン」と「スカンディナビア」の言葉が組み合わさってできた言葉です。
ジャパンディは今、世界中のインテリア業界・インテリア好きが注目をしているスタイルです。海外のインスタグラマーの中にも「japandi」のハッシュタグでインテリアを投稿する人が多くいます。
(1)「和モダン」との違い
北欧と日本の組み合わせなら、すでに「和モダン」と呼ばれるスタイルがあるはず。しかしジャパンディと和モダンの2つには違いがあります。
それは、和と洋の比率です。
和モダンのベースは和風テイスト、そこに北欧のデザインをプラスします。つまり、比率としては和の方が多くなるイメージです。
一方でジャパンディは、北欧テイストをベースに和の要素をプラスしたもの。海外の洗練された印象の中に日本のほっこりする優しさが加わり、「高級感があるけれど何となく落ち着く」というイメージを見る人に与えるのが特徴です。
(2)日本の住宅・賃貸とも相性が◎
ジャパンディインテリアは、日本の住宅や賃貸とも相性が良いスタイルと言えます。日本の住まいはフローリングや白い壁など、西洋のモチーフをベースにして作られている場合が多いためです。
つまり大掛かりな空間のリメイクは必要とせず、家具やオブジェに少し工夫を加えるだけで、ジャパンディインテリアが完成します。
ワンルームor賃貸でもできる!ジャパンディの作り方
ここからは、ワンルームや賃貸でジャパンディインテリアを実現したい人に向けて、「今の空間でできる」ジャパンディインテリアの作り方についてご紹介します。
お部屋の模様替えをしたい人、引越し先のインテリアを決めかねている人は、参考にしてみてください。
(1)「ミニマル」を意識
ジャパンディインテリアは、ごちゃごちゃとしたイメージを好みません。物は少なくして、空間にゆとりを作りましょう。
部屋に余白が生まれることで、家具の美しさが際立ちます。
ご自宅でジャパンディを実現するのであれば、不要な物は置かず、必要な物を必要な分だけ。さらに「必要」と判断された物は、こだわりを持って選ぶことで、自分らしいジャパンディインテリアが完成するでしょう。
(2)メイン家具は自然素材を選択
北欧インテリアは、メイン家具に自然素材を用いることが多いです。北欧をベースにするジャパンディにおいても、それは変わりません。
自然素材をメイン家具に取り入れることで、空間に北欧インテリアの優しい雰囲気が増します。また、自然素材の家具のゆるやかな曲線や豊かな木目は、ジャパンディらしい「嫌味のない高級感」にぴったり。
メイン家具は空間における存在感も強いです。手っ取り早く北欧風のテイストを掴みたい、ジャパンディらしさを取り入れたい人は、メイン家具に自然素材を選択してみましょう。
(3)和3:洋7の比率で
ジャパンディは北欧をベースに和を加えたテイストです。とは言え、どの程度和をプラスすれば良いのかわかりにくいですよね。
目安としては、和3:洋7くらいの割合です。ソファやダイニングテーブルといったメイン家具を北欧風にしたなら、クッションやダイニングチェアなどメイン家具に付随するアイテムに和を加えると、ジャパンディらしいバランスを作りやすいでしょう。
(4)小物類に和を加える
小物類は和テイストで統一をすると、ジャパンディの雰囲気がより濃くなります。たとえば壁に飾る絵のデザインや、棚に置くオブジェなどは、和テイストで揃えてみてはいかがでしょうか。
小物類は空間のアクセントとなる存在です。北欧風の家具の中に和の雰囲気がぽつりぽつりとあることでその魅力が引き立ち、和のイメージが自然に溶け込みます。
(5)植物は苔or枝物がおすすめ
インテリアとして植物を取り入れる場合、ジャパンディと相性が良いのは何といっても苔物か枝物! 生命力豊かで明るい印象のグリーンに比べて、苔物や枝物は控えめな存在感が魅力です。上品なイメージを空間に加えられます。
数もたくさんは置かず、小さな苔グリーンであれば1部屋に2~3個、枝物であれば1つくらいがバランスが良いでしょう。
落ち着く&洗練された空間を目指すなら「ジャパンディ」
ジャパンディは部屋の広さに限らず、実現が可能です。空間に配置する家具の数・デザインを考え、さらに和テイストを上手に加えて、洋と和のバランスを整えてみましょう。
落ち着いた空間作りを目指したい方は、本記事を参考に、ぜひジャパンディにチャレンジしてみてください。