目次
今回は、大阪府内でつつじが見られるスポット10選を厳選しました。自然の中で美しいつつじを眺めながら、癒しのひと時を過ごしてみませんか?
●つつじの見頃時期やスポットの詳細が知りたい
各スポットごとに入園料やつつじの見頃なども詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
大阪につつじを見に行こう!おすすめのスポット10選
1.【大阪市中央区】大阪城公園
歴史のロマンがあふれる「天守閣」を中核に据えた「大阪城公園」(大阪府大阪市中央区大阪城)。大阪市の中心部に位置するため、都心公園として国内外からたくさんの観光客が訪れる人気の観光スポットです。
広い園内には13棟の重要文化財や歴史を感じる建設物が点在しているので、訪れた際はぜひゆっくりと見学を楽しんでみてください。どの道順で散策しようか悩んでしまう方は、公式サイトで紹介しているモデルコースを参考にしてみてくださいね。園内は24時間営業しており入場無料ですが、「天守閣」「西の丸庭園」など別途入場料が必要なエリアもあるので要注意!
「大阪城公園」の園内には、四季折々の花や植物を楽しめるエリアが点在しています。自然に囲まれながら癒しのひと時を過ごすことができるので、“都会のオアシス”とも呼ばれているんですよ。また、天守閣前本丸広場に飲食店やお買い物が楽しめる「ミライザ大阪城」もあるので、ランチやカフェタイムの利用もお気軽に。
毎年4月下旬〜5月頃に見頃を迎える「ヒラドツツジ」は、園内の各地に咲いているので散策をしながら楽しんでみてくださいね。無料エリアなら「記念樹の森」や本丸の「日本庭園」、別途入場料が必要ですが「西の丸庭園」で見られるつつじも絶景ですよ。同時期には「ハナミズキ」「ノダフジ」なども咲いているので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
【入園料】
無料
(各施設は別途入場料あり)
【つつじの見頃】
4月下旬〜5月頃
2.【池田市】五月山公園
阪急宝塚線「池田駅」から徒歩約15分のところにある「五月山公園」(大阪府池田市綾羽)にはヒラドツツジ、サツキツツジが植えられています。「五月山公園」ではヒラドツツジの見頃が4月中旬〜5月初旬、サツキツツジの見頃が5月中旬〜6月下旬と約2カ月ものあいだ満開のつつじを見ることができます。
公園内のどこを歩いてもすぐにつつじが目に入るほどたくさん咲くので、時間が過ぎるのを忘れてしまいそうですね。五月山は池田市の中心部にあり標高315mで、晴れた日には秀望台と五月平の展望台から街を見渡せます。つつじだけでなく街を一望できるなんて素敵ですね。
五月山公園のすぐ隣には「五月山動物園」があり、無料でオーストラリアの珍獣であるウォンバットやワラビー、アルパカなどを見ることができます。ぜひ美しいつつじとかわいい動物たちに癒されてくださいね。
【入園料】
無料
【つつじの見頃】
4月中旬〜6月下旬
3.【豊中市】宮山つつじ園
毎年4月上旬頃につつじが満開になるため、どのスポットよりもいち早くつつじが楽しめることで話題の「宮山つつじ園」(大阪府豊中市宮山町)。「宮山公園」の一部にあり、普段は閉鎖されていますが、つつじが咲く時期限定で「宮山つつじ園」が開放されます。
今年の開催期間は、2023年4月5日(水)〜4月16日(日)で入園料は無料。公園周辺に駐車場がないため、電車やバスでの来園がおすすめです。また徒歩圏内にある「春日大社」でも美しいつつじが咲くことで知られており、“つつじの杜”とも呼ばれているのだそう。休日はたくさんの見物客で賑わうため、ゆったりとつつじを楽しみたい方は平日が狙い目!
「宮山つつじ園」で見られる「コバノミツバツツジ」は、数種類あるつつじの中でも早く咲くことで知られています。また漢字で表すと「小葉の三葉躑躅」と書き、名称の通り小さな葉が特徴的。葉が小さいため、一層花が美しく見られるのでぜひ近くで鑑賞してみてくださいね。
園内は遊歩道が設備されており、約15分ほどで園内をグルッと一周することができます。毎年開園を楽しみにされている方も多く、なかには県外から訪れる常連も多いのだそう。電車で来園される方は、大阪モノレール「柴原駅」から徒歩約15分が目安! 一足早い春の訪れを楽しみに「宮山つつじ園」へ訪れてみてください。
【入園料】
無料
【つつじの見頃】
4月上旬
4.【豊中市】服部緑地
日本の都市公園100選や日本の歴史公園100選に選定されている「服部緑地」(大阪府豊中市服部緑地)。約126ヘクタールの広い園内では、四季折々の花や植物が見られる円形花壇や都市緑化植物園をはじめ、バーベキュー広場や子ども用の遊具・スポーツ施設などが充実しています。1日中思い思いの時間を過ごすことができるので、ピクニックやおでかけスポットにぴったり!
隣接されている駐車場がありますが、春と秋の繁忙期は満車になることもしばしば……。周辺にはパーキングも完備されているので、クルマで来園される際は事前にチェックすることをおすすめします。
毎年4月下旬〜5月上旬頃に、「服部緑地」の各所で美しいつつじが見られます。園内では見られるスポットがいくつか点在していますが、おすすめは写真で紹介している陸上競技場南側。白、ピンク、薄紫色などさまざまな色合いのつつじを楽しむことができ、満開になった姿は思わず写真に収めたくなる絶景ではないでしょうか。
さらに、ここでは色鮮やかなつつじが斜面の広い範囲に咲いているため、遠くから見てもその美しさを堪能することができます。つつじを背景に写真撮影する方も多く、来園する際はカメラの用意もお忘れなく! 園内をのんびりと散策しながら、毎年この時期しか見ることができない絶景を楽しんでくださいね。
【入園料】
無料
【つつじの見頃】
4月下旬〜5月上旬頃
5.【東大阪市】なるかわ園地(大阪府民の森)
9つの園地からなる自然公園「大阪府民の森」。食べる、遊ぶ、くつろぐ、冒険するのすべてが叶えられるおでかけスポットとして人気で、それぞれ雰囲気や景色が異なるのもお楽しみポイント。今回ご紹介するのは、自然豊かな園内で思い思いの時間を過ごすことができる「なるかわ園地」(大阪府東大阪市上六万寺町)。
初心者でも気軽にハイキングが楽しめる登山道が設備されており、散歩、バードウォッチングなど自然を満喫できるおすすめのスポット。自然散策が楽しめるハイキングコースは、動きやすい格好・歩きやすい靴で訪れてくださいね。
「なるかわ園地」内にある「つつじ園」では絶景が見られ、2023年はGW前半頃が見頃となっています。ハイキング道の両側につつじが咲いており、ハイキングと春景色のどちらも楽しめるのは「なるかわ園地」ならでは。ハイキング道はゆとりを持った横幅になっているので、他の方と距離を保ちながらのんびりとつつじ鑑賞がしたいという方にもおすすめ。
約500mにもわたり、つづれ折りになった白、紅、ピンクなどの色鮮やかな「ヒラドツツジ」が咲いている絶景は1度は見ておきたいほどの絶景ぶり。詳しい開花情報などは、公式サイトで発信しているので、見頃のつつじを見たい方は訪れる前に要チェック! 入園は無料となっているので、ハイキング日和や晴れた日のおでかけに訪れてみてはいかがでしょうか。
【入園料】
無料
【つつじの見頃】
GW前半頃
6.【堺市】法雲禅寺
大阪には都市公園などでつつじが見られるスポットが多く、つつじが見頃の時期はとても賑わいます。ですが、ひとりでも気軽に訪れることができ、静かな空間でつつじを楽しみたいという方も多いのではないでしょうか。堺市にある「法雲禅寺(ほううんぜんじ)」(大阪府堺市美原区今井)では、静寂なお寺の境内でゆっくりとつつじを楽しむことができますよ。
なんと拝観料・駐車場代は無料! 2023年のつつじは4月下旬頃が見頃で、満開になるのを今か今かと待ち望んでいる方が多い人気スポットです。つつじが咲く規模が広いため、どこを見渡しても美しい絶景にうっとり。開花状況は公式インスタグラムで随時発信しているので、見頃を押さえておきたい方は事前にご確認を。
訪れた際は「大雄宝殿(本堂)」や「厄除け観音」をバックに、白やピンク色のつつじが見られる人気のフォトスポットでの写真撮影がおすすめ。「法雲禅寺」ならではの写真で、びっしりと咲いているつつじがより鮮やかさを演出してくれます。大人でも頭の位置より高い部分までつつじが咲いているので、つつじをバックにお気に入りの1枚を撮影してみてはいかがでしょうか。
満開の時期には県外からも観光客が訪れるので、時間にゆとりを持って訪れることをおすすめします。最寄り駅は近鉄南大阪線「河内松原駅」、南海高野線「初芝駅」となっており、交通の便もいいので初めて訪れる方も迷わず辿り着くことができますよ。ぜひ、つつじが見頃の時期に合わせて訪れてみてください。
【拝観料】
無料
【つつじの見頃】
4月下旬頃
7.【堺市】水賀池公園
泉北高速鉄道「深井駅」から徒歩約5分のところにある「水賀池公園」(大阪府堺市中区深井水池町)には約25,000株のヒラドツツジが植えられています。公園内のつつじは赤色が約10,000株、ピンク色が約10,000株、白色が約5,000株と色とりどりでとても見応えがあります。つつじは1周約800mの池を囲むように咲いているので、ゆったりと歩きながら見ることができます。
満開でカラフルなつつじの前で写真を撮ればSNSでも目を引くような写真になりそうですね。堺市の市の花木にも選ばれているつつじ。水賀池公園の見頃は4月下旬〜5月上旬です。
【入園料】
無料
【つつじの見頃】
4月下旬〜5月上旬
8.【堺市】浅香山浄水場
JR阪和線「浅香駅」、南海高野線「浅香山駅」から徒歩約10分のところにある「浅香山浄水場」(大阪府堺市堺区香ヶ丘町)には樹齢80年を超えるヒラドツツジが植えられています。長年浄水場を見守り続けているつつじは「大阪みどりの百選」に選ばれるほど美しく4月末頃に見頃を迎えます。
普段は「浅香山浄水場内」に入ることはできませんが、毎年見頃を迎える4月下旬〜5月上旬にかけて「浅香山つつじまつり」が行われ(2023年は中止が決定)特別に一般開放されます。イベント中は隣接する「浅香山緑道」と合わせると約600mにも渡る距離に植えられている約2,500株のつつじが楽しめます。浅香山緑道には大人の身長よりも遥かに高いところにまでつつじがひしめき合っており、その景色はまさに圧巻です。どこまでも続くつつじの壁をバックに写真を撮れば幻想的な写真になるかもしれませんね。
【入園料】
無料
【つつじの見頃】
4月下旬〜5月上旬
9.【富田林市】錦織公園
南海高野線「滝谷駅」、近鉄長野線「滝谷不動駅」から徒歩約20分のところにある「錦織公園」(大阪府富田林市錦織)の中にある「河内の里」には約18,600株、8種類ものつつじが植えられています。レンゲツツジやキリシマツツジ、ヤマツツジなどの品種があり、種類が多いので満開の時期が少しずつ違ってきます。一般的には2週間ほどの見頃ですが「錦織公園」のつつじは4月〜5月までの約1カ月ほどと長い間楽しめます。
つつじが咲いているエリアは「つつじの丘」と呼ばれており、くるっと1周できる形になっていて、ところどころにベンチが設けられています。お弁当や近くのカフェのフードなど食べ物を持ち込めば、目の前に満開のつつじが広がるなかピクニックが楽しめますね。
【入園料】
無料
【つつじの見頃】
4月〜5月
10.【岬町】あたご山
南海本線「淡輪駅」から徒歩約10分のところにある「あたご山」(大阪府泉南郡岬町淡輪)には約50,000本のヒラドツツジが植えられています。あたご山からは大阪湾を見渡すことができ、ピンク色や赤色の鮮やかなつつじと青色の海を同時に眺められる、府内でも珍しいスポットです。晴れた日には明石海峡大橋や関西国際空港まで一望でき眺望のよさが人気です。
あたご山では山肌に沿うようにつつじが開花するので、上から下っても下から登ってもどちらも楽しめます。上から下ると赤い橋がかかっていてピンク色や白色のつつじと赤い橋、青色の海を同時に写真に収められます。下から登っていくとあたご山の斜面一面に咲いているつつじを堪能できます。
つつじが山を覆う景色はまさに絶景で息をのむような美しさです。1つのスポットで違った楽しみ方ができるなんて一石二鳥ですね。つつじの見頃は4月下旬〜5月上旬です。
【入園料】
無料
【つつじの見頃】
4月下旬〜5月上旬
大阪観光と合わせてつつじを楽しもう
大阪観光はエリアごとに雰囲気も異なり、さまざまな過ごし方が叶う観光スポット。今回ご紹介したつつじが楽しめるスポット10選と合わせて、春景色を堪能してみてはいかがでしょうか?
Writer:MAYU、きじ