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今回、取材にうかがったのは、靭公園近くにある大阪・肥後橋の『京町堀 莉玖(りきゅう)』。地下鉄「肥後橋駅」から徒歩5分で到着!
店主の山口 吏(つかさ)さんの名前とお父様の名前を組み合わせ、漢字を変えて名付けられた店名の『莉玖』は、“土地に根付いて、綺麗な身が実る”という意味があるのだそう。“もっと地域に密着したお店にしていきたい”という思いも込められている。
明るく清潔感溢れる店内
暖簾をくぐると、木を基調とした温かみのあるシンプルな店内が広がる。
オープンキッチンのカウンター席は全部で10席。
内装のデザインは、店主の山口さんが全て考えたのだそう。
「父が建築業をしているので、理想を形にしてくれました。自分のわがままが全部詰まったお店です。」(山口さん)
“肩ひじはらずに気軽に来てもらえるようなお店”をコンセプトに、テーブルや棚の高さ、壁の質感や色合いなど細部にまでこだわって作られている。
個室は、2人席と4人席。こじんまりと落ち着ける空間で、友人との集まりや記念日の利用にオススメ。
香りに包まれる空間
入口や店内には、茶香炉(ちゃこうろ)という小さな香炉が置いてある。
「普通のお香だと香りがきつすぎるので、お茶の葉のお香を焚いています」と話す山口さん。
香ばしいお茶の香りには、リラックス効果もあるのだとか。
料理を彩る器へのこだわり
店内のディスプレイには、器が好きという山口さんが集めた品が飾られている。
『京町堀 莉玖』では、大量に生産するような業務用の器は一切使用していないのだそう。
「しっかり人の手で作った日本の良いものを、少しでも身近に手に取って感じてもらいたい」と話す山口さん。
来店した際には、料理をより引き立てる器にも注目してみてほしい。
旬を大事にした季節感あふれる料理を提供
2014年5月にオープンした『京町堀 莉玖』。
“食材がもっとも美味しい時季に提供すること”を心掛けて、毎日、店主が自らの目で食材を吟味して仕入れている。コース料理や約80種類の一品料理は、その日によって食材が変わるので、いつも新しい美味しさに出会える♪
夜のコース料理は、「朱」(5,400円)、「緑」(8,100円)、「藍」(10,800円)の3コース。ランチには「お昼のミニコース」(3,240円・前日までの要予約)を提供している。
今回は、一品メニューからオススメの料理を紹介!
※取材時の料理内容となります。
優しい酸味がGood! 「桜ますとアスパラガス 黄味酢がけ」
「桜ますとアスパラガス 黄味酢がけ」(1,400円)。
柚子の果汁を使ってきずしにした桜ますの優しい酸味と、卵黄と酢を合わせた黄味酢の甘味がちょうど良いバランスで味わえる。
ほっと落ち着く一品「白甘鯛の若竹蒸し」
棒状に切った竹の子を白甘鯛に挟んで蒸し、刻みワカメと出汁を加えた「白甘鯛の若竹蒸し」(2,800円)。蓋を開けた瞬間に広がる香りに心がほっこりする♪
少しとろみの付いた出汁に、刻んだワカメや食材が絡み最後まで味がしっかり楽しめる♪
柔らかな白甘鯛に竹の子のシャキッとした歯ごたえがアクセントになって◎。
「金目鯛塩焼 菜の花あん」
「金目鯛塩焼 菜の花あん」(2,160円)。
香ばしく焼き上げた金目鯛の塩焼きは、美味しいの一言!
菜の花と白みそを合わせた緑のあんは、白みその甘みに菜の花のほろ苦さが加わり上品な甘さに仕上がっている。
最後に
料理はもちろん、お茶の葉のお香や食器など店内の作りからも、日本の良さを身近に感じられる『京町堀 莉玖』。
週末は特に混み合うことが多いので、行く前に予約するのがベター!
●肥後橋で割烹・日本料理を楽しみたい!
●気軽に行ける和食のお店を探している!
●接待や記念日に使えるお店を探している!
そんなあなたは、ぜひ足を運んでみてね。
お店情報
- 店舗エリア
- 肥後橋
- 店舗種類
- 割烹