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一人暮らしの自炊に欠かせない“鍋”はサイズ選びに悩みがち
煮たり茹でたりといった調理に必要な“鍋”は、一人暮らしの自炊に欠かせない調理器具の一つ。
しかし鍋のサイズや種類などは実にさまざまなので、
「どんな鍋を選べばいいのか分からない……」
「一人暮らしにちょうど良い鍋サイズってどのくらい?」
このように鍋のサイズや選び方で悩んでいる人も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、一人暮らし向けの鍋の選び方とおすすめの鍋ブランドを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
一人暮らし向けの鍋サイズや種類・素材の選び方を解説
一人暮らし向けの鍋の選び方について、鍋の種類やサイズ、素材などの項目別に詳しく解説していきます。
(1)鍋の種類・おすすめサイズ
まずは鍋にはどのような種類があるのか見ていきましょう。
ここでは代表的な鍋の種類4つと、一人暮らしにおすすめの鍋サイズを解説していきます。
(1)片手鍋
片手鍋とは、長めの持ち手が一つ付いている鍋のことです。その名の通り片手で持つことができ、コンパクトなものも多いため扱いやすいのが特徴です。
煮物や汁物を作ったり、インスタントラーメンやレトルト食品を調理したりと幅広く活用できるため、一人暮らしには非常に重宝しますよ。
一人暮らしにおすすめの片手鍋のサイズは、直径14~16cm程度のものです。
「片手鍋一つで色々と作りたい」という人は、もう少し大きめの直径16~18cmのものを選んでも良いでしょう。
(2)両手鍋
両手鍋とは、両側に取っ手が付いている鍋のことです。
片手鍋よりも安定感があるため、多めの分量の料理を作りたいときに活躍します。深さがあるものが多いため、パスタなどの麺類を茹でるときにも重宝するでしょう。
一人暮らしにおすすめの両手鍋のサイズは、直径16~18cm程度のものです。片手鍋と合わせて揃える場合は、片手鍋よりも少し大きめのものを選ぶのがポイントです。
(3)土鍋
必要な鍋を買い揃えたら、ぜひ購入しておきたいのが土鍋です。
土でできている土鍋には優れた保温性と遠赤外線効果があるので、鍋料理や煮込み料理などが美味しく仕上がります。お米を炊くこともできるので、意外と一人暮らしに重宝する鍋の一つですよ。
一人暮らしには、1〜2人分の調理ができる6号サイズ(=口径18cm前後)の土鍋がおすすめです。
(4)グリル鍋
グリル鍋とは、卓上で調理ができる電気鍋のことです。
グリル鍋によっては色々なプレートが付属されているので、鍋として使う以外にもホットプレートとして活用したり、たこ焼き器として使うことも可能です。
そのためグリル鍋1つあれば色々な料理を楽しめますし、友人たちとのホームパーティーにも◎。コンロが不要なので、キッチンが狭い人にもおすすめですよ。
1人分の調理をするのであれば、容量1L程度のものがおすすめです。
複数人で使うことを想定しているのであれば、それよりも少し大きめの2L前後のものを選ぶと良いでしょう。
(2)鍋の素材
鍋にはさまざまな種類の素材が使われており、表面加工が施されているものも多くあります。
ここでは、多くの鍋に使われている素材や表面加工を4つ紹介していきます。
(1)アルミ
アルミ製の鍋は熱伝導率が高いため、短時間でお湯を沸かすことができるのが特徴です。そのためデイリー使いにぴったりで、やかんの代わりとして使う人にもおすすめですよ。
また、アルミは他の素材と比べて非常に軽いため扱いやすく、価格もそれほど高くないのが嬉しいポイントです。
(2)ステンレス
ステンレス製の鍋は、耐久性が高く保温性に優れているのが特徴です。そのため煮込み料理など、じっくり熱を通したい料理に適した素材と言えるでしょう。
一方で保温性に優れているということはその分熱伝導率が低く、温まるまでに時間がかかるというデメリットも。
しかしアルミとの多重構造になっている鍋であれば、ステンレスの熱伝導率の悪さをカバーすることが可能ですよ。
(3)ホーロー
ホーロー製の鍋は、熱伝導率が高く保温性にも優れているのが特徴です。そのため煮込み料理や揚げ物の調理に適しています。
また、見た目がおしゃれなものが多いため、キッチンや食卓に出しっぱなしにしていても様になりますよ。
ただしホーロー製の鍋は、他の素材に比べて重くて傷付きやすいため、扱いには十分気を付ける必要があります。
(4)フッ素樹脂加工
フッ素樹脂コーティングとは鍋の表面加工の一つで、いわゆる「テフロン加工」と呼ばれるものにあたります。
アルミ素材の鍋にコーティングが施されているものが多く、焦げ付きを防いだり火の通りを早くしたりする効果があります。さらに軽くて手入れが簡単というメリットも。
ただし、フッ素樹脂コーティングは経年劣化で剥がれてきてしまうため、数年ごとに買い換える必要があります。
(3)鍋の対応熱源【ガス・IH】
自宅のコンロの種類によって、使える鍋と使えない鍋があるので注意が必要です。
そのため鍋を購入する際は「ガスコンロ専用」か「IH専用」どちらであるかを確認し、自宅のコンロに対応したものを選びましょう。
ガスコンロとIH両方に対応している「兼用タイプ」の鍋であれば、引っ越ししてコンロのタイプが変わっても長く使うことができますよ。
一人暮らしにおすすめの鍋ブランド【5選】
ここからは、一人暮らしにおすすめの鍋ブランドを5つ紹介します。ブランドによって特徴はさまざまなので、ぜひお気に入りの鍋ブランドを見つけてみてくださいね。
(1)ティファール
取っ手が取れるシリーズで有名な「ティファール」の鍋は、収納しやすく実用性に優れているのが特徴です。
同じ取っ手を同シリーズのフライパンなどに使い回せるので、収納スペースを取りにくいのが嬉しいポイント。取っ手を外せばスタッキング収納も可能ですよ。
また、フッ素加工によって焦げ付きにくく、お手入れもしやすくなっています。
さらに比較的軽量なので扱いやすく、一人暮らしや自炊初心者の方におすすめの鍋ブランドと言えるでしょう。
(2)ル・クルーゼ
鋳物ホーロー鍋で有名な「ル・クルーゼ」は、デザイン性や機能性の高さが特徴です。
おしゃれなビビッドカラーが印象的で、置いておくだけでキッチンや食卓が華やかな印象になります。
さらに実用性にも優れており、熱伝導率や保温性の高さによって温かく美味しい料理を作ることができますよ。
他のブランドの鍋よりも少々値が張りますが、「お気に入りの鍋をずっと使い続けたい」という人には、ぜひおすすめしたいブランドです。
(3)ニトリ
「ニトリ」では、家具やインテリア雑貨だけでなく鍋も豊富に揃っています。
ベーシックな片手鍋や両手鍋をはじめ、ホーロー鍋やスキレット、取っ手が取れるフライパンと鍋のセットなど、さまざまな鍋の取扱いがありますよ。
高品質でありながら値段はそれほど高くないのも、一人暮らしには嬉しいポイントです。
(4)IKEA
プチプラかつバリエーションが豊富な「IKEA」の鍋も、一人暮らしにおすすめしたいブランドの一つ。
中でも人気なのが、ホーロー加工のスチール製鍋「KASTRULL(カストルル)」シリーズです。
淡いグリーンとホワイトのカラーがかわいらしく、キッチンに置いておきたくなるデザインが特徴。ホーロー製なので、煮込み料理などが美味しく仕上がりますよ。
(5)fica(ピカ)
韓国の鍋・フライパンブランドである「fica(ピカ)」は、おしゃれな鍋を探している人にぴったりです。
淡いカラーとシームレスなデザインなのでインテリアにも馴染みやすく、そのまま食卓に出しても違和感がないほど。
焦げ付きにくいコーティングがされているのでお手入れがしやすく、料理の頻度が高い人にもおすすめですよ。
一人暮らし向けの鍋サイズを選んで快適な自炊ライフを送ろう
一人暮らし向けの鍋サイズや選び方、おすすめの鍋ブランドを紹介しました。
料理の頻度やキッチンの広さ、こだわりに合わせて鍋を選ぶことで、失敗を防ぐことができますよ。
今回紹介した内容を参考に、お気に入りの鍋を見つけて一人暮らしの自炊を楽しんでくださいね。
※通販サイトにより価格は変動する場合があります