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【梅雨の湿気対策】ジメジメ不快な梅雨を快適に過ごすための簡単な方法

【梅雨の湿気対策】ジメジメ不快な梅雨を快適に過ごすための簡単な方法

梅雨の湿気対策についてご紹介。晩春から夏にかけて、曇りや雨の日が多くなる梅雨。気温も湿度も上がり、蒸し暑く不快な時期でもあります。本記事では、臭いやカビなど、湿気が原因で起こりがちな不快な現象とその対策を紹介。どれも簡単な方法なので、生活に取り入れてみて!

ガラスについた水滴

ジメジメと蒸し暑い梅雨。湿気対策に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、簡単にできる「梅雨の湿気対策」をご紹介します。できることからどんどん暮らしに取り入れて、今年の梅雨こそ快適に過ごしませんか。

梅雨の時期の湿度は80%を超えることも

窓の結露

人間が快適に感じる湿度は40%~60%と言われていますが、梅雨の時期だと、地域差はあるものの、湿度が70%、高い日には80%を超えることもあります。

人の体は、湿度が低すぎると肌や喉の乾燥の原因となりますが、高すぎると不快感や疲労感をもよおしてしまいます。

梅雨の湿気を放置すると、家はどうなる?

サッシの結露

梅雨になると、どうしても室内に湿気がこもりがちになります。
湿気対策をすることなく放置していると、カビや悪臭が発生したり、害虫が湧いてしまうことも……。

カビの発生により、健康に悪影響も

カビは見た目にも汚いだけでなく、食べ物や家具、壁紙や柱が傷んだり、悪臭の原因になったり、さらには空中に飛散したカビの胞子を吸いこんでアレルギー症状を発症してしまう恐れまであります。
単なる「不快」に留まらず、健康にも悪影響を及ぼしてしまうので、早めの対策がマストと言えるでしょう。

「湿気虫」とも呼ばれる「チャタテムシ」が発生

湿度の高い場所を好む「チャタテムシ」は、体長約1mmの、ダニよりも大きめの虫。
なぜチャタテムシは湿度の高い場所を好むかというと、湿気の多い場所に生える「カビ」などの菌類を主なエサとしているから。さらに「人間の垢」や「乾麺」なども餌にして大量発生することも……。

「チャタテムシ」は人間やペットに害を与える虫ではありませんが、フンを吸いこむなどで体内に入るとアレルギーを引き起こす可能性もあるので、やはり湿気対策が必要です。

梅雨時期に取り入れたい!「家全体」の湿気対策4つ

風に揺れる白いカーテン

家全体の湿度を下げて快適に過ごすには、様々な方法があります。
自宅で取り入れやすい方法からぜひ試してみてください。

【1】家具の配置を見直して空気を循環させる

家具の配置

・窓を塞ぐように棚を置いている
・部屋同士をつなぐドアを常に締め切っている
・家具を壁にぴったりとつけている

上記に心当たりのある人は、家具の配置が原因で空気がこもり、湿気が高くなってしまっている可能性があります。

空気の流れを意識して、家具の配置を見直してみましょう。
とくに家具は壁から5cmほど離して設置すると、空気の流れが生じるため、湿気対策におすすめです。

【2】窓や扉を開放して空気を入れ替える

リビングの換気

室内の湿気対策の基本は「こまめな換気」です。
換気は、窓や扉を一面だけ開けるのではなく、必ず2カ所を開け、部屋の対角線を意識して空気の通り道を作ると良いと言われています。

おしゃれな扇風機

その際はクローゼットや押し入れなども開放し、こもった空気の入れ替えも行いましょう。サーキュレーターや扇風機を使うと、さらに効果的です。

【3】エアコンのドライ機能や除湿機を使う

防犯や防虫、花粉対策のため、窓を開け放っての換気はあまりしたくないという方は、エアコンのドライ機能(除湿機能)や除湿機を使って効果的に湿度を下げるのもおすすめです。
機種によっては、設定湿度を上回ると運転を開始する「おまかせモード」があるものも。

【4】部屋干しや調理中に生じる湿気を逃がす

部屋干し

暮らしの中で生じる湿気を、部屋から逃がすのも大切です。
日常生活で湿度を上昇させる原因は、おもに「部屋干し」や「調理」が挙げられます。換気扇を回したり、家事が終わったら換気をするなど、湿気対策とセットで行うことを心がけましょう。もし窓に結露ができてしまったら、こまめにふき取るのも大切です。

また、部屋干しを行う際には、洗濯物の間隔が狭いと菌が増殖しやすい環境になってしまうので、一枚ずつの間隔を空けて干すようにしましょう。さらに洗濯物の下の方からサーキュレーターや扇風機で風をあてると、早く乾いて“部屋干し臭”の対策にもなるのでおすすめです。

湿気がたまりがちな場所ごとの湿気対策

続いて、部屋の中でもとくに湿気がたまりがちで、カビなどが発生しやすい場所別に、おすすめの湿気対策方法を紹介します。

(1)洗面所・風呂場

洗面所

家の中で湿度が上がりやすくカビの温床になりやすい場所の代表格が洗面所・風呂場などの水回りです。
この水回りエリアで発生した湿気はうまく逃がさないと、家全体の湿度を上げてしまうことに……。

窓があるなら、数時間窓を開け放って換気するのが効果的。窓がない場合は換気扇を活用しましょう。湿気がひどい場合は、なるべく換気扇を24時間回したままにするのをおすすめします。

お風呂上りにはお湯を抜くか、翌日使うのであれば湯船にフタを。壁や床に冷水シャワーを流すと、湯気を抑えることもできます。

(2)クローゼット

除湿剤

狭い場所に物を詰め込みがちなクローゼットは、どうしても湿気がこもってしまいます。
湿気対策をせずカビが発生してしまうと、中に入れた物にダメージがあるだけでなく、悪臭なども染みついてしまいます。

クローゼットの湿気対策は「湿気を持ち込まない」、「湿気を逃がす」を意識しましょう。

生乾きの衣類や雨の日に使用したカバンをそのまましまうのはNG。必ず乾かしてから収納するよう心がけて。

前章でもご紹介した方法で、こまめに換気するのも大切です。
外出時にクローゼットの扉を開け放ってから出かけるだけでも、湿気対策になりますよ。

また、市販のクローゼット用除湿剤を使うのも効果的。
もし手元に重曹があれば、それを使って簡易除湿剤を作ることもできますよ。空き瓶に重曹を入れ、こぼれないようにガーゼなどで蓋をして輪ゴムで留めるだけ。アロマオイルを数滴たらすと、香りづけにも。
サラサラだった重曹が固まってきたら、湿気を吸収してくれている証拠。固まった後の重曹も、掃除などに問題なく使えます。

(3)下駄箱

下駄箱

帰宅後すぐに靴を下駄箱に入れると、足から靴に移った湿気や雨の日の水滴などが蒸発して下駄箱内に湿気がたまります。

靴は、下駄箱に入れる前にきれいに拭いたり、少し乾かしてから片付けるようにしましょう。

100均などでも販売されている備長炭を使った除湿剤は、消臭効果も兼ねる優れモノ。悪臭がこもりがちな下駄箱にはうってつけです。
また、新聞紙の活用もおすすめ。下駄箱の各段に敷いたり、丸めて靴の中に詰めるなどすると、湿気対策になります。

(4)寝室

寝室の結露

人間は就寝中にコップ1杯ほどの汗をかくと言われており、寝室は想像以上に湿気がこもりやすい場所です。
室温を調節する、季節に合った寝具を使うなどで過剰に汗をかかないようにしましょう。

寝具

また、起床した後すぐにベッドメイキングをしたり、布団をたたんで収納するのは避けたほうが無難。掛け布団も敷き布団も汗を吸っているので、しばらくは掛け布団をめくったままにして、布団を空気に触れさせたままにしておきましょう。

もちろん、布団をこまめに干したり、布団乾燥機を使うのもおすすめです。
布団を外に干せない場合は、掛け布団の肌に触れる方を表にして、イスなどにふわりと掛けておくと良いでしょう。

湿気対策を徹底して梅雨も快適に

結露している窓

梅雨時に気になる湿気の簡単な対策方法をご紹介しました。
湿気がこもってカビが一度発生してしまうと、何度もしつこく生えてくるようになってしまいます。
カビは見た目が悪いだけでなく健康にも悪影響を及ぼすので、湿気対策は少しでも早く始めることがポイント。

カビが生えてしまう前に、湿気対策をしてみてくださいね。


ライター

PrettyOnline編集部

大阪・京都・神戸など関西を中心にグルメ情報やおでかけ情報を発信する関西情報メディア編集部です。

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