【STORY】
19世紀初頭、フランス皇帝ナポレオンがエルバ島に流された頃。港町マルセイユで育った航海士エドモン・ダンテスは瀕死の船長を救うためエルバ島へ上陸する。だが、それは宿命的な上陸だった。
マルセイユでは、今まさにエドモンと婚約者のメルセデスが婚約披露宴を行っていた。メルセデスの従兄であるフェルナン・モンデゴは、エドモンの友だったが 彼を憎んでいた。モンデゴはメルセデスを手に入れるため、会計士のダングラールと共謀し、エドモンを罠にはめる。検事のヴィルフォールは、ナポレオンの手 紙の相手が自らの父と知り、謀反罪をでっち上げ、エドモンを獄に幽閉する。
牢獄でエドモンは、無実の罪で投獄されていたファリア神父に出会い、脱獄の機会を共に狙う。そして、財宝を手に入れたエドモンはモンテ・クリスト伯と名乗り、復讐を開始するが……。
◆『半沢直樹』で“復讐される側”から、今度は『モンテ・クリスト伯』で“復讐する側”へ。お気持ちはいかがですか?
この時期に偶然、復讐ものに連続して出演する事になったんですが、モンテ・クリストは復讐だけじゃなくて、最後には人を許すとか、人を思いやる気持ちというものにも気づいていくので、人間の成長物語でもあると思うんですよね。そんな風に僕は捉えています。とはいえ、3人の男性に対してはきっちりと復讐していきますから、最後はクールに決めたいと思います。『半沢直樹』で復讐の仕方を盗み取ってきましたので……、まあ「倍返し」ですね(笑)
◆ドラマをきっかけに20代、30代の女性ファンも増えたかと思います。石丸さんのミュージカルに興味を持った“ミュージカル初心者”の為の楽しみ方や見どころを教えてください。
登場するキャラクターに気持ちを寄り添わせてみるという楽しみ方がこのミュージカルではできると思います。女性だったら特に、花總まりさんが演じるメルセデスの心の揺れ動きには共感できるものが多いんじゃないでしょうか。また、音楽がとてもキレイなので、シートに座って音楽を聞いているだけでも幸せな気分になれますよ。ミュージカル入門にはうってつけの作品だと思います。
僕自身は17~18歳から役を演じるんですよね。今40代後半なんですけど(笑)。登場するメンバーのうち半分くらいはミュージカルの中で10年以上の時を経て成長・変化していくので、そういった部分も楽しんでいただけると思います。
◆花總まりさんが演じるメルセデスはどんな女性になると思いますか?
彼女の女優としての魅力をふんだんに活かした役になるでしょうね。芯が強く、ミュージカル『エリザベート』で見せた高貴なイメージもしっかりメルセデスに吹き込んでくれると思います。また、強さだけでなく、「可憐な女心」みたいなものも歌の中できっちりと表現されていましたし、とても楽しみですよ。
◆今年はドラマで注目されて、この作品で年をまたぐと思うのですが、この1年で変わったことは?
ドラマ出演でいろいろな人に注目してもらえたのは有難い変化でした。これを機に演劇やミュージカルの世界にも、皆さん足を運んでいただきたいですし、僕は歌手としても活動していますので「浅野支店長は歌も歌っているよ」と、沢山の方に知ってもらえると嬉しいです。
◆最後にメッセージをお願いします。
魅力満載の『モンテ・クリスト伯』、キャリアを重ねた実力派キャストが集結していて、観て唸るような作品になりますので、その姿を是非皆さんの目に焼き付けて、そして「私の倍返し」も楽しみに観に来てください。
ヨーロッパや韓国で称賛を集め、満を持して日本に初上陸する大注目の作品で、彼がどのような復讐劇を見せてくれるのか。2014年は『モンテ・クリスト伯』で、すがすがしい1年のスタートをきってみては?
【石丸幹二Profile】
1965年、愛媛県生まれ。1990年、劇団四季『オペラ座の怪人』ラウル役で舞台デビュー、その後、数々の作品に主演し、2007年末に退団。1年の充電期間を経て、2009年より俳優活動を再開し、舞台のみならず映像分野にも幅を広げる。最近はTBS日曜劇場『半沢直樹』に出演、浅野支店長役で話題を呼んだ。2010年には初のソロアルバム発売、ソロコンサート開催と、本格的な音楽活動も行っている。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
ミュージカル『モンテ・クリスト伯』
【公演日】2014.1/3(金)~5(日) 全5回公演
※1/3(金)18時~、1/4(土)17時30分~の公演後、アフタートークイベントあり
【会場】梅田芸術劇場メインホール
【出演】石丸幹二、花總まり、岡本健一、石川 禅、坂元健児、濱田めぐみ/彩吹真央(Wキャスト)、村井國夫ほか
【原作】アレクサンドル・デュマ
【脚本・歌詞】ジャック・マーフィ
【音楽】フランク・ワイルドホーン
【演出】山田和也
【料金】S席12,600円、A席8400円、B席4200円 ※全席指定
【チケット】発売中
【問合せ】梅田芸術劇場 TEL.06-6377-3800
【公式サイト】http://www.umegei.com/schedule/294/
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●