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冷凍保存容器の選び方は?5つのポイントを解説
使いきれない食材や余ったおかずの冷凍保存には、“冷凍保存容器”を活用するのがおすすめです。
冷凍保存容器を活用することで、冷凍保存で食品の鮮度をキープしながら、食べたいときには手軽に解凍できるというメリットがありますよ。
しかし、冷凍保存容器と一口に言ってもさまざまな種類があるので「どれを選べば良いのか分からない……」という人も多いでしょう。
そこで、冷凍保存容器の選び方のポイントを5つ解説します。冷凍保存容器を選ぶ際の参考にしてくださいね。
(1)耐冷温度
冷凍保存容器を選ぶときは、容器の耐冷温度をチェックしましょう。
「冷凍保存対応」という表記がある容器の場合、耐冷温度もクリアしていることがほとんどですが、念のために確認しておくことをおすすめします。
一般的な冷凍庫の温度である「-18°C以下」に耐えられる容器を選ぶようにしましょう。-20°C以下のものであれば、冷凍保存に問題なく対応できますよ。
(2)電子レンジに対応しているか
冷凍保存容器は、電子レンジに対応しているかどうかも重要なポイントです。電子レンジが使えるかどうかで解凍のしやすさが変わってきますよ。
耐熱温度が「140°C以上」、もしくは「電子レンジ対応」という表記のあるものを選ぶと良いでしょう。
また、容器本体は電子レンジに対応していても、フタは電子レンジ不可という場合もあります。
そのため「フタを付けたまま電子レンジで加熱したい」という人は、フタが電子レンジに対応しているかどうかもチェックしておきましょう。
(3)密閉性
冷凍保存容器は、フタにパッキンやバルブが付いているものがおすすめです。
パッキンやバルブが付いていることで密閉性が高くなり、食品の液漏れやニオイ移りなどを防ぎ、鮮度も保ちやすくなりますよ。
「より密閉性の高い保存容器を選びたい」という人は、「4点ロック式」や「スクリュー式」のような、フタがしっかりと閉まるタイプを選ぶと良いでしょう。
(4)素材・種類
冷凍保存容器には、主に次の4種類の素材があります。
- プラスチック
- 耐熱ガラス
- ホーロー
- 保存袋
素材ごとに特徴や保存に適した食品が異なるので、用途に合わせた素材を選ぶことが大切ですよ。
(5)サイズやデザイン
冷凍保存容器を選ぶときは、用途に合ったサイズかどうかを確認しましょう。
例)
- 一度にたくさんの食品を冷凍保存することが多い場合……大きめのサイズがおすすめ
- 冷凍庫内のスペースが狭い場合……小さめのサイズがおすすめ
幅広い用途で活用したい場合は、色々なサイズを揃えておくと良いでしょう。
また、冷凍保存容器にはさまざまなデザインがあります。
耐熱ガラスやホーローの冷凍保存容器は見た目がオシャレですし、保存袋にはカラフルなイラストがプリントされているものも多くあります。
自分の好きなデザインの容器を選ぶことで、料理が楽しくなりますよ。
冷凍保存容器の素材別の特徴と適した食品・料理
ここからは、それぞれの素材の特徴や保存に適した食品・料理を紹介します。
(1)プラスチック
プラスチックの冷凍保存容器は、軽量で扱いやすいのが特徴です。電子レンジに対応しているものも多いため、解凍する際にも便利ですよ。
値段も手頃で100均などでも多く売られているので、数をたくさん揃えたい人にもおすすめです。重ねて収納できるものも多いので、収納場所を取らないというメリットもありますよ。
ただしプラスチックはニオイや色が移りやすいので、カレーやトマトソースなどのニオイや色が強い食品の保管にはあまり向いていません。
〜保存におすすめの食品・料理〜
- ニオイや色が強くない食品全般
- カット野菜
- ご飯
(2)耐熱ガラス
耐熱ガラスの冷凍保存容器は、食品のニオイや色が移りにくいのが特徴です。また、電子レンジだけでなくオーブンにも対応しているので、幅広い用途で活用できますよ。
透明なので、冷凍庫内でも中身が確認しやすいというメリットもあります。
ただし水分が多い食品やご飯を冷凍保存すると、水分が膨張してガラスが割れてしまう恐れがあるので注意が必要です。
水分が多い食品は水気を切ってから冷凍したり、入れすぎないようにしたりするなどの対策をしてから冷凍保存すると良いでしょう。
〜保存におすすめの食品・料理〜
- 水分が多くない食品全般
- ニオイや色が強い食品(カレーやトマトソースなど)
(3)ホーロー
ホーローの冷凍保存容器は熱伝導率が高いので、短時間で冷凍・解凍できるのが特徴です。また、直火にかけられるというメリットもありますよ。
さらに酸や塩分に強く、食品のニオイや色が移りにくいため、幅広い食品の保存に適しています。
ただし、ホーローの冷凍保存容器は電子レンジには対応していないので気を付けましょう。また、衝撃に弱く割れやすいので取り扱いには注意が必要です。
〜保存におすすめの食品・料理〜
- 酸や塩分が多い食品(味噌、漬物、マリネなど)
- ニオイや色が強い食品(カレーやトマトソースなど)
(4)保存袋
冷凍保存容器の中でも、もっとも手軽に利用できるのが保存袋です。
特に水分の多い食品や下味を付けた食品の冷凍保存に適しており、冷凍庫の中でも場所を取りにくいというメリットがあります。
ジッパータイプやスライド式、マチありのものなど、さまざまなタイプの保存袋があるので、保存したいものに合わせて選べるのが嬉しいポイントです。
ただし、保存袋には冷凍保存や電子レンジに対応していないものもあるので、購入するときは「冷凍可能」や「電子レンジ対応」の表記があるかを確認しましょう。
〜保存におすすめの食品・料理〜
- カット野菜
- 下味を付けた食品
- 水分や汁気が多い食品(カレー、トマトソース、スープなど)
冷凍保存容器を選ぶときの注意点
冷凍保存容器を選ぶときは、「そもそも冷凍に対応しているかどうか」を最初に確認しましょう。
冷凍保存に対応している場合は「冷凍可能」という表記があることがほとんどですが、もし分からなければ耐冷温度や素材を確認すると良いでしょう。
〜冷凍保存に対応している耐冷温度・素材〜
- 耐冷温度……-18°C以下のもの
- 素材……プラスチック・耐熱ガラス・ホーロー・保存袋のもの
また、電子レンジでも使いたい場合は「電子レンジ使用可能」の表記があるもの、もしくは「耐熱温度が140°C以上」のものを選びましょう。
中にはホーローのように、そもそも電子レンジで使えない素材もあるので注意が必要です。
冷凍保存容器のおすすめ5選【100均・iwakiなど】
ここでは、おすすめの冷凍保存容器を5つ紹介します。100均で買える冷凍保存容器も紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。
(1)旭化成「ジップロックコンテナ」
プラスチックの冷凍保存容器の中でも、使い勝手が良くサイズが豊富なのが「旭化成」の「ジップロックコンテナ」シリーズです。
冷凍保存はもちろん、フタごと電子レンジで加熱できるのが特徴です。重ねて収納できるので、使わないときでも収納場所を取らないというメリットもありますよ。
また、「ジップロックコンテナ」はサイズや形状のバリエーションが豊富なので、用途に合ったものを見つけやすいのも嬉しいポイントです。
(2)iwaki「パック&レンジ」
耐熱ガラスの冷凍保存容器の中でも、特におすすめしたいのが「iwaki」の「パック&レンジ」シリーズです。
「パック&レンジ」という名前の通り、フタを付けたままでも電子レンジで加熱できるのが特徴。さらにフタを外せばオーブン調理も可能なので、幅広く活用できますよ。
また、ガラスならではの見た目もオシャレさも嬉しいポイントです。食卓に並べても違和感がないので、そのまま食器としても使えますよ。
(3)セリア「しっかりパック」
「冷凍庫内のスペースをできるだけ節約したい」という人におすすめなのが、100均「セリア」の「しっかりパック」シリーズです。
「しっかりパック」はシンプルなプラスチックの冷凍保存容器で、サイズのバリエーションも豊富。
中でも薄型タイプのものは「冷凍庫内の場所を取らない」という理由で人気があります。ラベリングして立てて並べておけば、中に何が入っているか一目瞭然ですよ。
冷凍庫内を見やすくスッキリ収納したい人に、ぜひおすすめしたい保存容器です。
(4)セリア「とにかく洗いやすい保存容器」
100均「セリア」の「とにかく洗いやすい保存容器」は、その名前の通り洗いやすさが特徴の冷凍保存容器です。
一般的な保存容器にはフタに溝がありますが、「とにかく洗いやすい保存容器」にはフタに溝がないため、非常に洗いやすくなっています。
また、洗いやすいだけでなく使い勝手の良さも特徴です。冷凍保存はもちろん電子レンジにも対応しており、スタッキング収納も可能ですよ。
100均ならではのお手頃価格なので、数を揃えたい人にもおすすめです。
(5)マーナ「極 冷凍ごはん容器」
ご飯の冷凍保存におすすめなのが、「マーナ」の「極 冷凍ごはん容器」です。
容器の下に“すのこパーツ”が付いており、余分な水分が下に落ちるため、ご飯を解凍した時のベタつきを防いでくれます。
そのためラップで包んで冷凍するよりも、冷凍ご飯を美味しく解凍できますよ。
薄型の形状なので、冷凍庫内の場所を取らずにスッキリ収納できるのも嬉しいポイントです。「冷凍ご飯を美味しく食べたい」という人は、ぜひ取り入れてみてくださいね。
冷凍保存容器で料理や食材を美味しく保存しよう
冷凍保存容器の選び方や、おすすめの冷凍保存容器を紹介しました。
冷凍保存容器を活用することで、使いきれない食材や余ったおかずを手軽に冷凍保存・解凍できます。
料理の時短や冷凍庫内の収納に役立つというメリットもありますよ。
今回紹介した内容を参考に、自分に合った冷凍保存容器を選んで、料理の冷凍保存や調理に役立ててくださいね。
※通販サイトにより価格は変動する場合があります