目次
- コーヒー豆の成り立ちと主な産地について
- アフリカ・中南米・アジアが主な産地
- コーヒーの味を左右する「焙煎度合い」とは
- コーヒー豆を選ぶときは産地と焙煎度合いに注目
- 【入門道具セット】コーヒー初心者におすすめ5選
- (1)ドリッパー
- (2)フィルター
- (3)コーヒーサーバー
- (4)細口ケトル
- (5)コーヒーミル
- (6)コーヒー用スケール
- おいしいコーヒーの入れ方【注意点2つ】
- (1)お湯の温度調節
- (2)コーヒー粉の粒度を揃える
- おいしく楽しむための【コーヒー豆の保存方法】
- 【常温】1~2週間で飲み切る場合
- 【冷凍】1~2カ月を目安に長期保存
- 豆から挽くワンランク上のコーヒーを楽しもう
- おうちでもアウトドアでも!コーヒーの楽しみ方いろいろ
近頃、リモートワークなどでおうち時間が増えて、自宅で飲むコーヒーにこだわりたいと思い始めた人も多いのではないでしょうか?
とはいえ、どんな道具が必要なのか、豆は何を選んだらいいのか、どうやったらおいしいコーヒーが入れられるのかといった疑問や不安がいっぱいで、なかなか踏み出せずにいる人も多いでしょう。そこで今回は、そんなコーヒー初心者さんに向けた入門ガイドとなる内容をまとめました!
記事を参考に、コーヒーのある暮らしを始めてみてはいかがでしょうか?
コーヒー豆の成り立ちと主な産地について
まずはコーヒーに関する基礎知識から理解を深めていきましょう。コーヒーといえば、茶色の豆から抽出する飲み物ですが、そのコーヒー豆の正体は「アカネ科コフィア属コーヒーノキ」という植物から誕生する「生豆」です。
コーヒーノキには赤色や黄色の「コーヒーチェリー」が実ります。その実の果肉や粘液をはがすと、薄い緑色をした「生豆」が出てきます。この生豆を乾燥させて焙煎すると、私たちが日常目にする茶色のコーヒー豆ができあがるのです。
アフリカ・中南米・アジアが主な産地
では、コーヒー豆はどこで生産されているのでしょうか? 主な産地は北緯25度~南緯25度の赤道を挟む「コーヒーベルト」と呼ばれる地域で、特に「アフリカ」、「中南米」、「アジア」がコーヒーの三大生産地と呼ばれています。
産地によってコーヒーの味わいも変わってくるので、いろいろな産地のコーヒーを飲み比べて、好みの味を探してみるといいでしょう。
コーヒーの味を左右する「焙煎度合い」とは
産地に加えて「焙煎度合い」もコーヒーの味わいに関係する要素の一つです。焙煎とは、コーヒーの生豆を炒る加熱作業のこと。大きく「浅煎り」、「中煎り」、「深煎り」に分けられ、浅煎りになるほど酸味が、深煎りになるほど苦味が引き立つようになります。
コーヒー豆を選ぶときは産地と焙煎度合いに注目
コーヒー豆を購入するときは、産地と焙煎度合いに注目してみるといいでしょう。なかでも初心者さんはいろいろな産地の豆を混ぜて作られたブレンドコーヒーから試してみるのがおすすめ。苦味や酸味がバランスよく配合されているので、飲みやすいものが多いようです。迷ったときはお店の方に相談してみましょう。
【入門道具セット】コーヒー初心者におすすめ5選
ここからは、ハンドドリップでコーヒーを抽出するのに必要な、基本となる道具とその使い方を紹介します。コーヒーを入れる時間も楽しめるように、長く大切に使いたくなるおしゃれで良いものをピックアップしたので、参考にしてみてくださいね。
(1)ドリッパー
主に台形や円錐形の形をしているドリッパーは、フィルターとコーヒーの粉をセットして固定するための道具。コーヒーが滴り落ちる穴の数は1つ~3つで、材質もプラスチックや陶器などさまざまなタイプがあり、選ぶドリッパーによって味わいに違いが出てくるのもおもしろいポイントです。
初心者の方におすすめなのは「メリタ」の「アロマフィルター」。台形で穴は一つ。一般的なドリッパーより穴が少し高い位置についている点が特徴です。ゆっくりお湯が通過するため十分蒸らすことができて、しっかりとした味わいになります。
抽出に安定感があり、初心者の方も味のブレを心配せずに使えるドリッパーです。
(2)フィルター
コーヒーを抽出する際の濾過紙の役割を持つフィルター。紙を使ったペーパーフィルターが一般的です。ほかにも金属や布製のフィルターがありますが、ペーパーフィルターはややすっきりとした味わいになるのが特徴です。基本的には「台形タイプ」か「円錐形タイプ」のどちらかを、ドリッパーの形に合わせて選びましょう。
(3)コーヒーサーバー
抽出したコーヒーを溜めるためのコーヒーサーバー。選ぶ際に注意する点は、上に設置するドリッパーとのサイズ感です。また、材質によって使い勝手が異なるのでその点にも注目を。
ガラス製は目盛りが付いているものが多く、抽出量を調節できるところが便利なポイント。電子レンジ対応のものも多く実用的なので初心者の方にもおすすめです。ステンレス製は保温性が高くて丈夫。陶器は見た目の高級感や美しさが魅力です。使いやすさや好みに合わせて選ぶといいでしょう。
(4)細口ケトル
ハンドドリップのポイントとなるコーヒーの抽出を細かく調整するのに便利な細口ケトル。見た目もスタイリッシュで、コーヒーライフを豊かにしてくれるアイテムです。おすすめは「カリタ」のステンレス製細口ケトル。シンプルなデザインでどんなインテリアにも馴染むでしょう。IHにも対応しています。
(5)コーヒーミル
コーヒー豆を挽くための器具が「コーヒーミル」。「コーヒーグラインダー」とも呼びます。手動と電動がありますが、手動はゴリゴリと豆を挽く感触や時間も楽しめるのがポイント! コーヒー初心者の方は、ぜひ豆を手動で挽くところから始めてみてはいかがでしょうか?
おすすめは「コマンダンテ」の「コーヒーグラインダー」。耐久性のある素材を使用したドイツ製の手挽きミルです。コーヒーのえぐみの原因となる微粉が発生しにくいのが特徴です。
(6)コーヒー用スケール
抽出に欠かせないコーヒー豆の量や抽出量、抽出時間の計測まで行ってくれる「コーヒー用スケール」。いつでも安定した抽出が可能になる、ドリップコーヒー初心者にとってあると便利な道具の一つです。スタイリッシュな見た目でかっこいい、「ハリオ」の「ドリップスケール」がおすすめです。
おいしいコーヒーの入れ方【注意点2つ】
道具が揃ったらいよいよコーヒーの抽出です! おいしいコーヒーを入れるために気をつけたいポイントを2つご紹介します。
(1)お湯の温度調節
コーヒーは注ぐお湯の温度によって成分が変わり、味わいにも影響します。理想的なお湯の温度は一般的に80〜95度と言われています。温度が高いとコーヒーの抽出が早く、苦味が効いたワイルドな味わいに。温度が低めだとコーヒーの抽出が遅く、酸味の効いたフルーティーな味わいに仕上がります。
好みの味わいを探りつつ、色々な温度を試してみるといいでしょう。
(2)コーヒー粉の粒度を揃える
コーヒーのえぐみの原因の一つとなるのが、豆を挽いたときに出る微粉です。そのため、豆を挽いたあとの粉をふるいにかけて粉の粒度を揃えることで、えぐみ防止になります。淹れてみたコーヒーの苦味やえぐみが気になったときは、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
おいしく楽しむための【コーヒー豆の保存方法】
コーヒー豆をおいしく楽しむためには保存方法も重要になります。コーヒー豆が苦手とする環境は酸素・光・高温・湿気です。焙煎されたコーヒー豆の劣化を防ぐことはできないため、これらを避けて保管するようにしましょう。また、保存する期間によって常温・冷凍と保存方法を変えることで、コーヒーの魅力をより満喫することができます。
【常温】1~2週間で飲み切る場合
1~2週間で飲み切れる量の場合は、常温保存が望ましいでしょう。
アルミ箔が内側に施されたジッパー付きクラフト袋や、ホーロー・金属の密閉容器がおすすめです。
【冷凍】1~2カ月を目安に長期保存
長期で保存したい場合は、劣化を遅らせることのできる冷凍保存がおすすめ。コーヒー豆は小分けして、フリーザーバッグに入れると◎。コーヒー豆は冷凍しても完全に凍るわけではないので、そのままコーヒーミルで挽くことが可能です。ただし、解凍の必要性については諸説あるので、もし解凍したいという方は冷蔵庫でゆっくりと解凍するといいでしょう。
▼あわせて読みたい!おすすめの保存容器
豆から挽くワンランク上のコーヒーを楽しもう
コーヒー初心者さんに向けたコーヒーの豆知識、おすすめの道具、入れ方の注意点などをご紹介しました。豆の種類はもちろん、道具ひとつやお湯の温度によっても味わいが変わるドリップコーヒー。その奥深さを楽しみながら色々と試してみて、自分好みの味を見つけてみてくださいね。
おうちでもアウトドアでも!コーヒーの楽しみ方いろいろ
コーヒーはおうちカフェでまったり味わうのはもちろん、キャンプや登山などの大自然を前に楽しむのも醍醐味のひとつ。「プリティオンライン」では、おうちカフェタイムにおすすめのコーヒーのアレンジレシピやコーヒーに合うお菓子の組み合わせ、アウトドアでのコーヒーの楽しみ方も紹介しています。
コーヒーライフをより満喫するためにも、ぜひ一緒にチェックしてみてくださいね。
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