【2022】奈良の紅葉穴場スポット＆名所まとめ！見頃やライトアップ情報も

歴史的文化財が点在していて、古都のロマンに触れられるまちである奈良。高原や山などの自然が豊かな点も魅力です。
そんな奈良で楽しめる紅葉スポットを厳選しました！

という方はぜひ参考にしてみてくださいね。穴場スポットと名所に分けて、例年の見頃順に紹介します。

【奈良・紅葉穴場】山間のお寺や公園など、おすすめの穴場スポット

人混みをなるべく避けて紅葉を鑑賞したいときにおすすめのスポットをご紹介！　山のふもとや山間にあるお寺や、公園をのんびり散策しながら秋の風物詩を楽しみましょう。

1.【奈良市】浮見堂（例年の見頃：10月下旬～）

「奈良公園」の端に位置する鷺池（さぎいけ）に浮かぶ、六角形のお堂「浮見堂」（奈良県奈良市高畑町）。周辺に紅葉が立ち並んでいて、観光がてらアクセスしやすい紅葉スポットです。

池に映り込む、趣ある「浮見堂」と色鮮やかな紅葉がフォトジェニック！　鹿が立ち寄るタイミングに合えば、より奈良らしい光景が見られるでしょう。日没～22:00にはライトアップされた幻想的な姿が見られます。

【例年の見頃】
10月下旬～12月上旬

【料金】
入園無料

【スポット情報】
■住所：奈良県奈良市高畑町 （MAP）
■アクセス：JR「奈良駅」・近鉄「奈良駅」から市内循環バス「春日大社表参道」下車徒歩5分
■営業時間：24時間散策可能
■駐車場：県営駐車場（有料）など
■https://narashikanko.or.jp/spot/structure/ukimido/

2.【吉野郡】龍泉寺（例年の見頃：10月下旬～）

大峯山の登山口洞川（どろがわ）にある大峯山「龍泉寺」（奈良県吉野郡天川村洞川）。境内の背に控える山は県指定の天然記念物となっていて、広大な原生林が紅葉をはじめ、四季折々の美しい風景を見せてくれます。

境内には「龍王の滝」や「龍王橋」のほか、なでると軽く持ち上がり、叩いて持ち上げると重くなるという不思議な「なで石」といった見どころも。紅葉と一緒にぜひチェックしてみては？

【例年の見頃】
10月下旬～11月上旬

【拝観料】
無料

【スポット情報】
■住所：奈良県吉野郡天川村洞川494 （MAP）
■アクセス：近鉄「下市口駅」下車、奈良交通バス「洞川温泉」行終点下車
■営業時間：8:00～17:00
■駐車場：あり（約20台）
■http://www.oominesan-ryusenji.jp/

3.【生駒郡】信貴山 朝護孫子寺（例年の見頃：11月中旬～）

大きな「張り子の寅」がある“寅のお寺”として親しまれている「朝護孫子寺（ちょうごそんしじ）」（奈良県生駒郡平群町信貴山）。毘沙門天王の総本山で、紅葉シーズンには境内を中心に約1,000本ものもみじが山を彩ります。

境内は広々としていて、さまざまなルートを散策しながら紅葉が楽しめます。豊かな自然とキレイな空気の中、リフレッシュしながら紅葉を楽しみたい人におすすめのスポット！　近隣に食事どころや天然温泉が有名なホテルがあるので、1泊してのんびり過ごすのもいいですね。

【例年の見頃】
11月中旬～12月上旬

【拝観料】
無料

【スポット情報】
■住所：奈良県生駒郡平群町信貴山2280-1 （MAP）
■アクセス：近鉄「信貴山下駅」から奈良交通バス「信貴大橋」下車徒歩約5分
■営業時間：9:00～17:00
■駐車場：信貴山 駐車場（有料）
■http://www.sigisan.or.jp

4.【宇陀市】大願寺（例年の見頃：11月中旬～）

聖徳太子の命により建立したと伝えられている薩垂山「大願寺」（奈良県宇陀市大宇陀拾生）。紅葉の時期になると、本堂へ続く石段いっぱいに鮮やかな落ち葉が敷き詰められた、風情ある光景が楽しめます。

また「大願寺」でぜひ味わっておきたいのが、珍しい薬草料理。ヨモギやドクダミ、ユキノシタなどの野草をはじめ、ヤブカンゾウの花や紅花など、さまざまな薬草を使った料理がランチ限定で堪能できます（要予約）。

※「薩垂山」の“垂”は「土へんに垂」

【例年の見頃】
11月中旬～下旬

【拝観料】
無料

【スポット情報】
■住所：奈良県宇陀市大宇陀拾生736 （MAP）
■アクセス：近鉄「榛原駅」より「大宇陀」行バス終点「大宇陀」下車徒歩3分
■時間：24時間散策可能
■駐車場：あり（15台）
■http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/01shaji/02tera/03east_area/daiganji/

5.【生駒郡】奈良県立竜田公園（例年の見頃：11月中旬～）

南北約2kmにわたる総面積14haの都市公園「奈良県立竜田公園」（奈良県生駒郡斑鳩町稲葉車瀬）。平安歌人・在原業平の歌に登場するなど、古くからもみじの名所として親しまれてきた場所です。

河辺は遊歩道として整備されているので、散策しながらゆっくり紅葉が楽しめます。特に「堂山橋」東側が見どころスポット！　川面に映る紅葉や川に浮かぶ落ち葉など、川沿いならではの風景も見ものです。9:00～17:00（通常期・季節により異なる）に利用可能な駐車場がありますが、台数が限られているのと紅葉シーズンは混雑するため、公共交通機関の利用がおすすめ。

【例年の見頃】
11月中旬～12月上旬

【料金】
入園無料

【スポット情報】
■住所：奈良県生駒郡斑鳩町稲葉車瀬2-553 （MAP）
■アクセス：JR「王寺駅」より奈良交通バス「法隆寺前」行約5分、バス停「竜田大橋」から徒歩5分
■時間：24時間散策可能
■駐車場：あり（普通車22台）　※利用時間9:00～17:00（季節により異なる）、桜と紅葉シーズンは混雑が予想されます。
■https://www.pref.nara.jp/49861.htm

【奈良・紅葉名所】「吉野山」や「奈良公園」など定番人気スポット

奈良の紅葉スポットとして定番人気の名所をご紹介！　初めて奈良へ紅葉を見に訪れる人にもおすすめです。

6.【奈良市】奈良公園（例年の見頃：10月下旬～）

約660haの広大な敷地に「春日大社」や「興福寺」、「東大寺」、「正倉院」など、歴史的文化遺産や社寺が点在している「奈良公園」（奈良県奈良市春日野町）。野生の鹿が生息していることでも有名です。秋はサクラやイチョウが紅葉し、公園内を彩ります。

「猿沢池園地」や「浮雲園地」、「吉城園」など見どころもたくさん！　各スポットで鮮やかな紅葉が鑑賞できます。鹿の可愛らしい姿と美しい光景が重なる“ならでは”の光景にも注目を。ただし、秋はオスの鹿が発情期に入るため要注意。いたずらをしたり、鹿せんべい以外の食べ物を与えるなどの行為は厳に慎みましょう。

【例年の見頃】
10月下旬～12月上旬

【拝観料】
入園無料

【スポット情報】
■住所：奈良県奈良市春日野町 ほか （MAP）
■アクセス：近鉄「奈良駅」から徒歩約8分、JR「奈良駅」から奈良交通バス（市内循環・外回り）で「県庁前」下車、もしくは目的の社寺や施設名のバス停で下車
■営業時間：終日開放（吉城園は9:00〜17:00 ※最終入園16:30）
■定休日：なし（吉城園は2月24日〜28日）
■駐車場：県営駐車場（有料）　※詳細は公式HPの「アクセス」ページ参照
■https://www3.pref.nara.jp/park/

7.【吉野郡】吉野山（例年の見頃：10月下旬～）

“日本一の桜の名所”とも言われる「吉野山」。秋にはその桜やもみじが紅葉し、山々が紅く染まります。「吉野駅」に近い山のふもとから順に下千本・中千本・上千本・奥千本と続き、それぞれ周辺には寺社仏閣が点在。歴史・文化的価値の高い建造物と紅葉の共演が楽しめます。

なかでも上千本にある「花矢倉展望台」が絶景スポットとして人気！　山頂に近いことから比較的穴場な奥千本エリアには、写真のように真っ赤な“紅葉の絨毯”が続くフォトスポットが待っています。11月中は下千本周辺や中千本などでライトアップを開催予定。昼間とは違った表情も楽しんでみては？　ご当地グルメも楽しめるので、1日かけて巡るのがおすすめです。

【例年の見頃】
10月下旬～12月上旬

【スポット情報】
■住所：奈良県吉野郡吉野町吉野山 （MAP）
■アクセス：近鉄「吉野駅」から吉野山ロープウェイ「吉野山駅」下車すぐ
■営業時間：終日開放、夜間ライトアップは17:00～21:00
■駐車場：吉野山観光駐車場（乗用車約400台）※紅葉期有料、如意輪寺駐車場（乗用車約200台）
■http://www.yoshinoyama-sakura.jp

8.【桜井市】長谷寺（例年の見頃：10月下旬～）

梅や桜、牡丹、アジサイ、金木犀など、四季折々の花を見ることができる“花の御寺”として有名な「長谷寺」（奈良県桜井市初瀬）。秋には美しく染まったグラデーションの紅葉を目当てに、多くの人が訪れます。

紅葉シーズンの「秋季特別拝観」（別途料金要）では、普段立ち入り禁止となっている国宝本堂へ入ることができ、観音さまのお御足（おみあし）に直接触れてお参りができます。紅葉が反射して夕焼けのように染まる本堂の礼堂も、一見の価値ありです。

【例年の見頃】
10月下旬～12月上旬

【拝観料】
大人・中高生500円、小学生250円

【スポット情報】
■住所：奈良県桜井市初瀬731-1 （MAP）
■アクセス：近鉄「長谷寺駅」から徒歩15分
■営業時間：9:00〜17:00、12月は16:30まで
■駐車場：あり（二輪：200円／普通車まで：500円）
■https://www.hasedera.or.jp

9.【奈良市】正暦寺（例年の見頃：11月中旬～）

3,000本超のかえでが彩る光景が錦のように見えることから、古来より“錦の里”と呼ばれてきた「正暦寺」（奈良県奈良市菩提山町）。国の重要文化財「福寿院」の庭園で見る光景も見事！　

秋から冬にかけては1,000株以上の「南天」が真っ赤な実を実らせ、山道を彩ります。紅葉と南天を一緒に楽しめるのも同スポットの魅力です。紅葉シーズンはJR・近鉄「奈良駅」から臨時の直通バスが出るのでぜひ利用を。

【例年の見頃】
11月中旬〜12月初旬

【拝観料】
大人500円、小学生200円
※春季（4月18日～5月8日）、秋季（11月3日～12月第一日曜日、12月22日）は、大人800円、小学生300円

【スポット情報】
■住所：奈良県奈良市菩提山町157 （MAP）
■アクセス：JR・近鉄「天理駅」からタクシーで約20分
■営業時間：9:00〜16:00、11月3日〜12月第一日曜日は17:00まで
■駐車場：あり（約70台）※11月3日～12月初旬のみ駐車料金500円
■http://shoryakuji.jp/

10.【天理市】長岳寺（例年の見頃：11月中旬～）

「全国紅葉百選」にも選ばれた紅葉の名所「長岳寺」（奈良県天理市柳本町）。1万2千坪もの広大な敷地で、もみじやかえでなどの木々が色づきます。おすすめの見どころは本堂からの眺望！

国指定重要文化財にもなっている仏像5体と建造物4棟から奈良の歴史も感じつつ、美しい紅葉を鑑賞しましょう。

【例年の見頃】
11月中旬～下旬

【拝観料】
大人400円、大学生・高校生350円、中学生300円、小学生250円、小学生未満無料

【スポット情報】
■住所：奈良県天理市柳本町508 （MAP）
■アクセス：JR「柳本駅」から徒歩20分、近鉄「天理駅」「桜井駅」からバスに乗り「上長岡」下車、徒歩10分
■営業時間：9:00～17:00
■駐車場：あり
■https://www.chogakuji.or.jp

11.【宇陀市】室生寺（例年の見頃：11月中旬～）

別名“女人高野”とも呼ばれている「室生寺」（奈良県宇陀市室生）。高野山に参拝できなかった女性の参拝を受け入れ、女性の信仰を集めたお寺です。大和路屈指の紅葉の名所として人気のスポットで、モミジやイチョウが境内を鮮やかに染め上げます。

赤い太鼓橋から仁王門にかけての参道がフォトジェニック！　国宝の金堂へ向かう鎧坂や、本堂付近の紅葉もおすすめの見どころです。国宝や重要文化財に指定されている仏像などを展示する「寳物殿（ほうもつでん）」（別途拝観料要）も要チェックポイントですよ。

【例年の見頃】
11月中旬～12月上旬

【拝観料】
大人600円、子供400円

【スポット情報】
■住所：奈良県宇陀市室生78 （MAP）
■アクセス：近鉄「室生口大野駅」からバス「室生寺」下車徒歩5分
■営業時間：8:30～17:00　※12/1～3/31の間は9:00～16:00
■駐車場：あり（普通車100台・有料）
■http://www.murouji.or.jp

奈良の紅葉を思いっきり楽しむなら、1日コースがおすすめ

奈良のおすすめ紅葉スポットは、山のふもとや山間であることが多いため、移動して紅葉巡りを楽しむなら早めのスタートがおすすめです。1カ所で紅葉のさまざまな表情が楽しめる人気スポット「奈良公園」や「吉野山」も、1日かけて満喫したいところ。

奈良市内にある「奈良公園」は周辺におしゃれカフェも多いので、カフェと一緒に巡るコースで楽しんでみては？

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