【兵庫】すすきの名所10選！幻想的な風景が見られる映えスポット

今回は、兵庫で“すすき”を楽しめる名所をご紹介します。黄金色に輝くすすきを眺めながら秋の絶景を楽しんでみてはいかがでしょうか。

●秋らしい風景を楽しみたい
●自然に囲まれてのんびり過ごしたい

そんな方はぜひチェックしてくださいね！

兵庫ですすきを楽しめるスポット10選

1.【神崎郡】砥峰高原

「砥峰（とのみね）高原」（兵庫県神崎郡神河町川上）は、県立自然公園に指定されている自然豊かな高原です。県内屈指のすすきの名所としても知られており、90ヘクタールの広大な草原一面にはえるすすきはとても幻想的で、SNS映え間違いなしです。

すすきの季節には砥峰高原に出店が出て、神河町のお土産・特産品も販売します。「神河町観光協会」公式インスタグラムから、砥峰高原に関する情報が随時発信されているので、チェックしてみましょう。

そして、標高930mの砥峰高原は絶好の天体観測スポットでもあります。防寒をしっかりして懐中電灯を持って、すすきと星空の競演を楽しんでみてはいかがでしょうか？

なお、すすきが見ごろの9月下旬から11月上旬は駐車場が有料になります。ペットは高原に入れません。ゴミ箱もないので持ってきたものは全て持ち帰りましょう。

【スポット情報】
■住所：兵庫県神崎郡神河町川上801（MAP）
■ https://www.kamikawa-navi.jp/guide/spot/795

2.【神崎郡】大野山（大野アルプスランド）

「大野山（大野アルプスランド）」（兵庫県川辺郡猪名川町柏原尾野ヶ嶽）は標高が753mあります。阪神地域では最高峰の山といわれていますが、駐車場から3～5分歩くだけで頂上に立てるので気軽にピクニックを楽しめる場所としてカップルから家族連れまで、幅広い世代に人気があります。大野山山頂からは六甲山や丹波の山並みが一望でき、空気が澄んでいれば瀬戸内海まで見えることも。

すすきの見ごろは9月下旬～11月上旬までです。時期が合えばすすき以外の秋の草花も見られますよ。
大野山はあじさいの名所として有名ですが、すすきの名所としては穴場。運が良ければ、秋風にそよぐ金色の波のような景色を独り占めできるかもしれませんよ。

また、大野山は「恋人の聖地」にも認定されており、素敵なモニュメントもあります。すすきが風にたなびくロマンチックな風景の中、気になる人に大切な告白をしてみるのはいかがでしょうか？　すぐ近くには「猪名川天文台」もあり、プラネタリウムを楽しむこともできます。

【スポット情報】
■住所:兵庫県川辺郡猪名川町柏原尾野ヶ嶽1-1（MAP）
■ https://www.town.inagawa.lg.jp/soshiki/kikakusomu/kankou/kanko/ooyasann2/1621303825148.html

3.【豊岡市】神鍋高原

「神鍋高原」（兵庫県豊岡市日高町栗栖野）は、兵庫北部を代表する高原リゾート地。1年を通してさまざまなレジャーが楽しめる場所として、関西一円からたくさんの方が遊びにやってきます。
すすきは「神鍋高原」一円に生えており、時期が合えば「UP MTB PARK IN KANNABE」で、すすきの中をマウンテンバイクで疾走できますよ。

もちろん、ゆっくり高原を散策しながらすすきを楽しむのもおすすめです。「神鍋高原」にはキャンプ場もあるので時期を合わせて宿泊すれば、「星空とすすき」「満月とすすき」の組み合わせも楽しめます。夜は冷え込むので防寒対策をしっかりとしていきましょう。
また、神鍋山の山頂にある火口跡付近にもすすきの群生地があるので、ピクニックがてら登ってみてはいかがでしょうか？　神鍋山の標高は469.5m。山頂までは30分程度でたどり着けます。すすきと一緒に素晴らしい景色も楽しめますよ。近隣には温泉もあるので、汗をかいたら日帰り入浴を利用するのもおすすめです。

【スポット情報】
■住所：兵庫県豊岡市日高町来栖野（MAP）
■ https://hidaka.kannabe.info/

4.【丹波市】山南であい公園

「山南であい公園」（兵庫県丹波市山南町井原）は、加古川と篠山川の合流域周辺にある公園です。石龕寺に祀られている仁王像の実物大レプリカが目印。近くには「さんなん仁王駅」という小さなパーキングがあり、24時間使用可能なトイレや自販機もあります。
加古川や篠山川の川縁にはたくさんの桜が植えられ、「桜の名所」としても知られています。すすきは加古川の河川敷一面に生えていて、9月下旬からは白く色づいた穂が風にゆれる様子が見えますよ。すすきの名所としては穴場なので、時間が合えば夕陽に輝くすすきなど幻想的な光景が独り占めできるかも。

公園から車で10分程度のところには、「丹波竜化石工房　ちーたんの館」という丹波竜の全身骨格標本のレプリカなどが展示された施設があります。恐竜好きな方は、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか？

【スポット情報】
■住所：兵庫県丹波市山南町井原（MAP）
■ https://www.tambacity-kankou.jp/spot/spot-3074/

5.【加古川市】加古川河川敷緑地公園

「加古川河川敷緑地公園」（兵庫県加古川市加古川町本町～加古川町中津地先）は、JR「加古川駅」から徒歩約15分ほどの場所にある、市街地からも近い公園です。

多目的グラウンド、子ども広場、テニスコートなどが整備されてスポーツや釣り、バーベキューなどが楽しめます。気候がよい季節には、手軽なアウトドアを楽しむ市民で賑わいます。トイレや遊具などもあるので、子どもを遊ばせがてらゆっくりすすき見物を楽しめます。

すすきは9月下旬頃から見ごろ迎え、11月上旬まで楽しめます。特に、夕暮れ時の風景は美しく、撮影スポットとしても大人気。鉄道と夕陽とすすきといったノスタルジックな写真も撮れるでしょう。

神戸や明石からJR一本で行くことができるので、少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか？

【スポット情報】
■住所：兵庫県加古川市加古川町本町～加古川町中津地先（MAP）
■ https://www.kkr.mlit.go.jp/himeji/torikumi/river/tsushinbo/kinki28.html

6.【美方郡】上山高原

「上山高原」（兵庫県美方郡新温泉町石橋）は兵庫県の北部、鳥取県境に位置する扇形の高原。標高946mの上山高原山頂には一面のすすきの草原が広がっていて、秋になると銀色の絨毯のような風景が出現します。

付近は「シワガラの滝」「布滝」「尾の谷滝」などの滝がたくさんあり、トレッキングコースも整備されています。すすきや紅葉を楽しみながら、雄大な滝を目指して歩いてみるのもおすすめです。

「上山高原エコミュージアム」では、トレッキングやオリエンテーションなどいろいろなイベントを開催しており、参加すれば手軽にアウトドアを楽しめます。専門家による植物や動物の解説もあるので、自然科学に興味がある方にもイチオシ。親子参加もできますよ。
また、「上山高原」がある新温泉町には湯村温泉があり、「荒湯」という温泉場では足湯を楽しんだり源泉で卵をゆでたりもできます。

【スポット情報】
■住所：兵庫県美方郡新温泉町海上（MAP）
■ https://www.ueyamakogen-eco.net/

7.【養父市】杉ヶ沢高原

「杉ヶ沢高原」（兵庫県養父市轟）は、氷ノ山から東方向に伸びる尾根に位置しています。標高は720m～850m、広さは約300ヘクタールと広大です。
昭和30年代にはスキー場があり、以前は但馬牛の共同放牧場としても使用されていたそうです。

現在は、湿地帯とそれを囲むように広がるすすきの草原が広がっており、自然の雄大さが感じられます。近くには棚田もあるので、時期が良ければ棚田とすすきのコントラストが楽しめるかもしれません。
日本の滝100選にも選ばれた、「天滝」へと続くハイキングコースも整備されているので、装備を調えて山歩きを楽しんでもいいでしょう。

道はきれいに整備されていますが、途中に売店などはないので、食べ物や飲み物はしっかりと準備してください。天滝付近では、紅葉も楽しめますよ。

【スポット情報】
■住所：兵庫県養父市轟（MAP）
■ https://www.city.yabu.hyogo.jp/soshiki/kyoikuiinkai/shakaikyoiku/1/1/2228.html

8.【養父市】氷ノ山

「氷ノ山」（兵庫県養父市大屋町）は鉢伏山と共に「氷ノ山後山那岐山国定公園」に指定されており、近畿地方有数の自然環境を保持している地域として有名です。イヌワシをはじめとする貴重な動物も生息しています。
「氷ノ山国際スキー場」付近が一面のすすきの草原になっていて、トレッキングを楽しみながら美しい景色を見ることができるでしょう。

「氷ノ山」は鉢伏山と共に登山道が整備されており、初心者でも気軽に楽しめます。
毎年10月には「紅葉登山フェスティバル」が開催され、集団登山とイベントが行われます。「家族や友人達だけで山登りはちょっと不安」という方は、参加してみてはいかがでしょうか？
付近にはキャンプ場やパラグライダーなど高原ならではのアウトドアスポーツ施設もあります。じっくりと時間をかけて自然を満喫したいという方にイチオシですよ。

【スポット情報】
■住所：兵庫県養父市大屋町横行（MAP）
■ https://www.yabu-kankou.jp/sightseeing/hyonosen/

9.【養父市】ハチ高原

「ハチ高原」（兵庫県養父市丹戸）は、氷ノ山とならんで西日本屈指のアウトドアリゾートが楽しめる高原。鉢伏山中腹の標高800～900mに位置しています。
キャンプ場からスキー場、宿泊施設までアウトドアを楽しむ設備が豊富にあり、さまざまな楽しみ方ができるのが人気です。登山コースも複数整備されていて、レベルに応じて選べます。

「ハチ高原オートキャンプ場」周辺にもすすきの群生地が広がっており、天候が良ければ「月に照らされるすすき」など、秋ならではの写真が撮影できるかも。夕陽とすすきの組み合わせも美しいですよ。
氷ノ山に比べるとハチ高原は起伏がなだらかな部分が多く、小さい子どもがいる家族連れにもおすすめです。

【スポット情報】
■住所：兵庫県養父市丹戸（MAP）
■ https://www.yabu-kankou.jp/specialinfomation/hachi

10.【芦屋市】東お多福山

「東お多福山」（兵庫県芦屋市奥山）は、兵庫県神戸市東灘区と芦屋市奥山にまたがる六甲山系に属する山です。標高は697m、草原の山としても知られています。

東お多福山は、戦前までかやぶき屋根の原料となるすすきの一大生産地で、山頂付近には80ヘクタール以上のすすきの草原が広がっていました。しかし、戦後はかやぶき屋根も減少し、すすきの草原はいつの間にか「ネザサ」という笹の一種に置き換わってしまったのです。しかし、現在は地元の有志の皆さんがネザサの刈り取りを行ってくれているので、少しずつ昔のようなすすきが一面に広がる風景がもどってきました。

毎年9月下旬頃になると、たくさんのすすきが風になびく様子が見られます。時期が合えば「りんどう」など秋の植物も出会えます。12月には地元の方がすすきの刈り取りを行ってしまうので、すすき見物は11月上旬までがおすすめ。2～3時間もあれば山頂から麓まで往復できますよ。

【スポット情報】
■住所：兵庫県芦屋市奥山（MAP）

兵庫ですすきの景色を楽しもう

兵庫県にあるすすきの名所10カ所を紹介しました。高原が多いので、訪れる際は防寒対策をしっかりとしていきましょう。また、登山やトレッキングを行う場合は、初心者向けのコースでも装備を調えて入山届を出してから出発しましょう。