目次
布製ソファの汚れの原因は?
そもそも、布製ソファはどうして汚れてしまうのでしょうか。ここでは布製ソファの汚れの原因を4つ紹介します。
(1)ハウスダストによる汚れ
一見綺麗に見えるソファであっても、実はハウスダストが溜まっていることも。特に布製ソファの場合、ハウスダストが繊維の隙間に溜まりやすいので注意が必要です。
ハウスダストはアレルギーや喘息を引き起こすこともあるので、定期的な掃除を心がけましょう。
(2)皮脂や汗による汚れ
座ったり寝転んだりと、肌が直接触れるソファには皮脂や汗が付着しやすいもの。
特に布製ソファは皮脂や汗が染み込みやすいので、放置しておくとシミや臭いの原因になってしまいます。
(3)食べ物や飲み物による汚れ
ソファの上でお菓子を食べたり飲み物を飲んだりしていると、うっかり汚してしまうこともあるでしょう。
特に布製ソファに飲み物をこぼしてしまった場合、早めに掃除しないとシミが取れにくくなってしまいます。
そのため、あらかじめ洗濯できるソファカバーを装着するなどの対策をしましょう。
(4)化粧品による汚れ
ソファの上でメイクをしたり、メイクをしたままソファで寝てしまったりすると、化粧品の汚れがソファに付着してしまうことも。
ファンデーションやリップなどの油性の汚れは落とすのが大変なので、ソファでくつろぐ際はなるべくメイクを落としてからにしましょう。
布製ソファの普段の掃除方法
汚れが付きやすい布製ソファは、普段からこまめに掃除することで汚れや臭いの蓄積を防ぐことができます。
週に1回を目安に、次の方法で掃除することをおすすめします。
・掃除機
・粘着クリーナー
・布用の除菌消臭スプレー
〜掃除の手順〜
- (1)掃除機でソファのホコリやゴミを吸い取る
- (2)粘着クリーナーで細かいゴミを取り除く
- (3)ソファカバーを洗濯する(※ソファカバーが取り外せない・洗濯できない場合は、布用の除菌消臭スプレーを吹きかけましょう。)
上記のような簡単な掃除であれば、負担なく取り入れることができます。ぜひ習慣化して、ソファを清潔に保ちましょう。
なお、ソファカバーの素材によっては洗濯することで色落ちしたり縮んだりしてしまうことも。そのため洗濯表示をしっかり確認してから、適切な方法で洗濯しましょう。
汚れが気になるときや大掃除に!重曹を使った布製ソファの掃除方法
重曹を使うことで、布製ソファの汚れや匂いを吸着させて落とすことができます。重曹は100均でも手に入るので、気軽に試せるのも嬉しいポイントです。
重曹を使った掃除は、数カ月~半年に1回を目安に行うと良いでしょう。ソファカバーが洗濯できない場合にもおすすめの方法ですよ。
重曹を使った布製ソファの掃除方法は次の通りです。
・掃除機
・重曹
・タオル
〜掃除方法〜
- (1)掃除機でソファのホコリやゴミを吸い取る
- (2)重曹を粉のまま、ソファ全体に振りかけて3時間ほど放置する
- (3)掃除機で重曹をしっかり吸い取る
- (4)水で濡らして絞ったタオルでソファを水拭きする
▼重曹を使った掃除に関してはこちらもチェック!
布製ソファの頑固なシミ・汚れの落とし方
布製ソファにうっかり飲み物などのシミや汚れを付けてしまうと、落とすのが大変ですよね。そこで、布製ソファのシミや汚れの落とし方を“汚れの種類別”に解説します。
なお、シミや汚れは時間が経つと落ちにくくなってしまうので、早めに落とすことを心がけましょう。
(1)飲み物のシミの落とし方
飲み物のシミは、中性洗剤を使って落とすと良いでしょう。必要なものと落とし方の手順は次の通りです。
・中性洗剤
・タオル(2枚)
〜落とし方〜
- (1)ぬるま湯に中性洗剤を溶かす(※ぬるま湯100mlに小さじ1程度の中性洗剤が目安)
- (2)中性洗剤を溶かしたぬるま湯をタオルに付ける
- (3)シミや汚れの箇所を、外側から内側に向かうようにタオルでポンポンと優しく叩く
- (4)水で濡らして絞ったタオルで洗剤を拭き取る
(2)血液のシミの落とし方
血液のシミを落とす場合も、飲み物のシミの落とし方と同様に中性洗剤を使用して落とします。
ただし、シミを落とし終わったあとにドライヤーを使用して乾かすことは避けましょう。ドライヤーの熱によって拭き取りきれなかった血液が固まり、残ってしまう恐れがあるからです。
また、時間が経った血液汚れは中性洗剤では落としきれないことも。その場合は重曹やアルカリ性洗剤を使うのがおすすめです。
ここでは、重曹を使った血液のシミの落とし方を紹介します。
・重曹
・水
・タオル
・歯ブラシ
〜落とし方〜
- (1)重曹と水を混ぜ合わせて重曹ペーストを作る(※「重曹:水=3:1」の割合が目安)
- (2)重曹ペーストを血液のシミの部分に塗って、30分ほど放置する
- (3)歯ブラシで優しくこする
- (4)水で濡らしたタオルを使って、シミの部分をポンポンと叩く
- (5)自然乾燥させる
(3)化粧品の汚れの落とし方
ファンデーションなどの化粧品の汚れを落とす場合も、飲み物のシミの落とし方と同様に中性洗剤を使用すると良いでしょう。
なお、クレンジングオイルを使って落とす方法もありますが、オイルのシミが残ってしまうこともあるので注意が必要です。
布製ソファはダニに要注意!退治方法を解説
布製ソファには、ダニが繁殖しやすいので注意が必要です。もし布製ソファに座ったり寝転んだりしていて
「何だかかゆい……」
「虫刺されのように赤く腫れてしまった……」
という場合、ダニが原因かもしれません。
ソファカバーが取り外せる場合は、50~60度のお湯を使った高温洗濯でダニを退治できますよ。
ただし、高温洗濯をする場合は、
- 洗濯機の耐熱温度
- ソファカバーの洗濯表示
これらを確認してから行いましょう。洗濯機やソファカバーによっては高温洗濯に対応していない可能性があるからです。
もし高温洗濯ができない場合は、次のようなダニ駆除・防止スプレーを使用するか、スチームアイロンを使用した方法がおすすめです。
参考までに、スチームアイロンを使用した布製ソファのダニの退治方法を解説します。
・スチームアイロン(※普通のアイロン+水で濡らして絞ったタオルでも可)
・掃除機
〜ダニの退治方法〜
- (1)スチームアイロンの温度を「高」に設定する
- (2)ソファから数センチ浮かせた状態でまんべんなく蒸気を当てていく(※水で濡らして絞ったタオルの上から普通のアイロンをかけてもOK)
- (3)ソファ全体に掃除機をかける
布製ソファの掃除に便利なアイテム
本章では、布製ソファの掃除に便利なアイテムを4つ紹介します。ぜひ布製ソファの掃除に役立ててくださいね。
(1)ソファブラシ
布製ソファの繊維の隙間に入り込んだゴミやホコリを取り除くのに便利なのが、ソファブラシです。
粘着クリーナーや掃除機では取りきれない細かいゴミを掻き出すことができますよ。ソファの布地を傷めない、柔らかめのブラシがおすすめです。
(2)シミ取り剤
飲み物などの頑固なシミを落とすには、シミ取り剤がおすすめです。
「ドクターベックマン」のシミ取り剤は先端がブラシになっているため、ブラシで掻き出しながらシミ取りができますよ。
うっかりシミを付けてしまったときのために、ぜひ常備しておきましょう。
(3)リンサークリーナー
“リンサークリーナー”は、布製ソファやカーペットを丸洗いできるクリーナーです。布製ソファにたまった汚れをすっきり落とすことができますよ。
ソファカバーが洗えない場合や、大掃除におすすめです。ただし使用時には大きな音が出るので、使用する時間帯には十分気を付けましょう。
(4)テキスタイルプロテクター
布製ソファの汚れやシミの予防には、「ニトリ」の「テキスタイルプロテクター」がおすすめです。
布製ソファにスプレーすることで、汚れやシミが付きにくくなりますよ。掃除の仕上げに使うのが良いでしょう。約6カ月間効果が持続するので、コスパが良いのも魅力です。
布製ソファを掃除して快適なリラックスタイムを過ごそう
布製ソファの汚れの原因や掃除方法、便利なアイテムを紹介しました。
定期的な掃除をすることで、布製ソファを清潔な状態に保つことができます。特にシミが付いてしまったら、早めに落とすことを心がけましょう。今回紹介した内容を参考に、布製ソファを綺麗に掃除して快適なリラックスタイムを過ごしてくださいね。
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